【夏男】
ハイランドピークが本調子。夏は北海道シリーズを拠点とし、2018年は
マリーンS2着、GIII・
エルムS優勝。2019年も
エルムS2着と、平坦コースはほぼ崩れがない。2020年も、58キロの重量で
大沼Sが0秒2差の3着、
エルムSは4着。質の高いミドルペースを追いかけ見せ場を作り、夏男をアピール。今季三戦目になるが、美浦トレセンに帰厩して、南W・65秒台の速い追い切りをガッチリこなし、青鹿毛の馬体もピッカピカ、57キロも背負いなれている。若馬時代ながら東京1600ダートに好タイム2着歴があり、左回りも問題ない。
対抗は
ハヤヤッコの決め手。昨年の
レパードSは1分51秒3で直線一気。前崩れの展開が味方したとはいえ、ツボにはまった際の末脚はインパクト大。オープン特別も2着2回、乾燥ダートなら確実に終いを伸ばしてくる。春は関西遠征で結果を出せなかったが、馬体造りをもう一度見直し。7月末から負荷の高い調教メニューを課し丹念に乗り込んできた。
割って入れば
アポロテネシーの先行力。重賞戦線ではまだ結果が残せていないが、リステッドレースで55キロ、条件は大幅に好転している。新潟コースは[1010]、1800ダートの走りも覚えている?
ロードブレスも、ダート連勝記録は3で途絶えたものの、スレイプニルSの1800m通過は1分52秒0。9Fにも対応が利きそうな先行数値を残した。
ハヤブサレジェンドは目下2連勝、前回の
安達太良Sは一気に2秒以上持ち時計を更新。二着馬とは首差ながら、上りラップは12秒0-11秒9-12秒2と高速。54キロ、今のデキなら逃げが通用するかもしれない。
もつれて
メイプルブラザー。初コースになるが、
ジュライS4着、前走の
阿蘇Sは最速の上りで0秒1差の3着、コースを選ぶことなく終いは堅実だ。