※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
冬から春にかけての長距離重賞戦線は、
ステイヤーズS、
ダイヤモンドS、
阪神大賞典、
天皇賞(春)という流れ。
ダイヤモンドSはその中で唯一のGIII戦で、なおかつハンデ戦ということで特殊な位置にある。珍しい条件ながら、過去10年で1番人気が7勝と人気馬の信頼度が厚いのも一つの特徴だ。
1.上がり必須
過去10年、上がり3F1位の末脚を使った馬が[7-2-1-2]で勝率58.3%、複勝率83.3%と圧倒的。対して、上がり6位以下だった馬は[0-1-2-86]で複勝率3.4%。スタミナと合わせて、後半の脚も必須となるレースだ。
2.
万葉S組強し
前走が
万葉Sだった馬は、過去10年で3勝して2着2回。最近4年間は連続して連対馬を送り出しており、
万葉Sを経てきた馬の信頼性は増している。
3.間隔が空いている馬は割引
前走が前年の12月1日より前だったという馬の連対は、過去10年で16年2着の
フェイムゲームだけ。仕上げの難しい厳寒期で、かつ長距離戦であるから、間隔が空いている馬には相応の割引が必要になる。16年には
菊花賞4着以来の休養明けだった
タンタアレグリアが1番人気で4着に敗れている。
タガノディアマンテは前々走の
菊花賞では7着に敗れたが、外々から相当早めに動く厳しい競馬だったことを考えれば、0.6秒差はむしろ良く粘ったと言える内容。スムーズならどれだけやれるかというのを、前走
万葉Sの3馬身半差の圧勝で示した形だ。ステイヤーとしての素質は相当高そうで、ここでも勝ち負けを期待したい。
レノヴァールも
万葉S好走組として評価。しかし、本質的には中距離馬なのでスローになって欲しい。
オセアグレイトは距離延長自体はプラスだろう。東京コースにも実績があり、好勝負を期待したい。
バレリオは気難しい面があるので距離がどう出るかだが、F.ミナリク騎手とは手が合っていそう。人気ほど上位と差はない。以下、東京替わりプラスで距離も許容範囲の
ヴァントシルム、内枠が欲しい
タイセイトレイル、距離適性ありそうな
ホウオウドリーム。