※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
秋の天皇賞、あるいは
ジャパンCの前哨戦。以前は本命サイドで決着するレースの代名詞のように扱われた時期もあったが、ここ10年では1番人気が6回連対を外し、2桁人気馬が2回勝利。人気薄の台頭もしばしば見られるようになっている。
1.後半の脚が必要
過去10年で上がり3ハロンタイム1・2位の馬が8勝しており、複勝率は1位が60.0%で、2位は58.3%。京都外回りは3-4コーナーにかけて急こう配の下り坂があり、ここからゴールまでの約800mでどれだけ末脚を引き出せるかという点が重要になってくる。15年の
ラブリーデイに至っては、32秒3という究極とも言えるキレ味を発揮して勝利した。
2.若い馬が中心
過去10年、4歳馬が[3-5-2-17]で複勝率37.0%、5歳馬が[5-4-3-23]で複勝率34.3%と優秀なのに対し、6歳馬は[1-0-3-26]で複勝率13.3%、7歳以上馬は[1-1-2-22]で複勝率15.4%。基本的には4-5歳世代が中心となるレース。
3.京都実績に注目
昨年の覇者
ドレッドノータスは2歳時に
京都2歳Sを勝っており、2着の
ダンビュライトは同年の
京都記念を制していた。他にも、18年の覇者
サトノダイヤモンドは以前に京都で重賞を2勝、17年の覇者
スマートレイアーは
秋華賞2着の実績があり、16年の覇者
キタサンブラックは当時すでに京都でGIを2勝していた。
グローリーヴェイズは復帰戦の
宝塚記念で大敗を喫したが、雨の影響が残る特殊な馬場で出遅れてしまい全く力が出せなかった結果。度外視できる一戦だろう。昨年の本レースこそ6着に敗れているものの、それ以前に春の天皇賞でクビ差2着、
日経新春杯勝ちなど京都に適性があるのは確か。中間の動きも良く、巻き返しを期待したい。
キングオブコージは4連勝で
目黒記念をV。馬群を割って伸びており、昇級初戦とは思えない強い内容だった。休み明けがカギも、京都は問題ない。楽しみな復帰戦となる。
パフォーマプロミスは京都替わり、外回り替わりいずれもプラス。
福永祐一騎手継続も心強い。
ステイフーリッシュはもう一歩のレースが続いているが、重賞勝ちのある京都に替わってあと一押しがきいても驚けない。ただ、本質的には非根幹距離か小回り向きであり、展開待ちの面はある。以下、気性が難しい分テン乗りに不安が残る
キセキ、昨年2着の
ダンビュライト、前走は距離が長すぎて参考外の
シルヴァンシャー。