【開花間近】
パルティアーモが成長急。2歳8月の新馬戦は468キロでデビュー、直近の体重は496キロ。
グランアレグリアや
クロノジェネシスといったGI馬のみならず、牝馬は体重の増加とともにダイレクトに強くなる。本馬も476キロで初勝利をあげ、3勝目の二走前・
弥彦特別は494キロに増量。上り33秒4の最速の上りを繰り出し一気差しを決めた。
格上挑戦となった新潟牝馬Sは、さらに2キロ大きくなり、離されはしたが3着に追い上げてきた。東京2400mは
箱根特別2着歴があるが、地力のついた今なら加速も以前より一割増し。鞍上にルメールJを起用、54キロも恵まれたように思う。3か月半ぶりの実戦になるが、前回の休み明けと同等かそれ以上のメニューを消化している。
対抗は
サトノラディウス。
弥生賞、
青葉賞、
セントライト記念を経験してきた血統馬。昨年2月の
箱根特別では本命を退けている。前走の
西宮Sは関西への輸送で馬体がさみしくなり、フラフラとして伸び脚が鈍ったが、関東圏に戻り480キロ以上に戻れば本領発揮。
一角崩しがあれば
リリーピュアハート。2400mは2勝、長丁場に腰を据え、
オークスなど牝馬クラシックを意識してきた。二走前の自己条件・
本栖湖特別は上り33秒7で一閃。昇級戦の
西宮Sは、昇級の壁やスローに泣き伸びひと息の6着に終わったが、クラス二度目、東京コースにかわれば前進十分。
一発大駈けがあれば
バイマイサイド。体質の弱さに泣き、体重減やイレ込みに苦労しているが、1・2勝クラス連勝時のレース数値は、オープンを目指せる内容だった。
ゼーゲンは牡馬で430キロ台。当日変に
テンションが高くなったり、ゲッソリしていないことが条件になるが、ポテンシャルは同列。
キタサンバルカンは叩き二戦目、東京コースは伸び伸びとした走りで3勝を挙げている。