【上位拮抗】イースタンワールドは前走5着も道悪の影響が大きかった。ひと息入れ調整も伸びのある動きで状態の良さを示しており東京に戻るのも歓迎で勝ち負け見込む。アルビージャは初戦で◎に敗れるも一戦毎の良化度大きく少頭数なら差し切り十分。トゥーフェイスも力をつけており中間の気配も上向きで好勝負可能。ソウルラッシュも力強さ増しており引けを取らない。

【母の軌跡をなぞる】アルビージャは良でも伸びる。母アロマティコは、3歳夏を境に成長曲線が右肩に上り、クイーンS2着、秋華賞とエリザベス女王杯を3着に追い上げた、味のある牝馬だった。父はモーリス、しかし背腰の長い黒鹿毛。

　前々走2着で中山2200mと道悪の走りはわかっていたが、若腰が甘い。発馬はひと息ながら、道中ジョッキーの背中がピンと張り、きれいな三角形を描き道悪もすいすい。向正面でジワリと外へ。直線入り口は大外。レースの上がりが37秒3に対し、自身のソレは36秒1。距離やペースは異なるものの、メインのスプリングSの勝ち馬と上がりは同じだった。11月の東京2000mの新馬戦では上がり33秒5を計測。2300mあれば、多少前半ロスがあっても捕まえられる。

　対抗は新馬戦で先着を許したイースタンワールド。まだ腰に力がつき切っていないが、軽い東京の馬場、1勝クラスなら前残り十分。ソウルラッシュは、あすなろ賞は2秒近い時計短縮に戸惑ったか。中間皐月賞に出走したディープモンスターと調教で互角併入、ポテンシャルは高そうです。時計と堅実さならトゥーフェイスなど、少頭数ながら連下は横一列。

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【順当】3トゥーフェイスは昇級戦でも相手なりに走れそうで、距離延長も悪くなさそう。2アルビージャは差し脚堅実で、この頭数なら連勝の可能性が十分ある。6ソウルラッシュも決め手あるタイプで東京コースもプラスになりそう。4イースタンワールドはしぶとく差を詰めるタイプで連下にマークしておきたい。

【小波乱】アルビージャはコースが変わりさらによさが出る。ソウルラッシュは仕上がり良好。距離が延びてイースタンワールドが浮上する。

3歳1勝クラスの芝2300m戦。珍距離戦で例年どおりに少頭数となった。積極的にいく馬もいなそうだ。コース値98で◎トゥーフェイス軸抜擢。相手に○アルビージャと▲ナックイルシーブ。次点で☆イースタンワールド。

上り調子の2アルビージャが有力。展開に注文はつくが東京で切れ味が全開する。対抗は3トゥーフェイスで素質は高く互角。