【ようこそ
ククナ】
ククナは
オークス7着。使える脚は一瞬、距離はマイルが天井かなと思っていたが、融通性を考え直した。なんて、昨年秋の
アルテミスSの上がりは33秒4。GIはともかく重賞タイトルの一つくらいは行けるかなと思った。ハマったかなというシーンもあったが、使える脚が短い。
桜花賞6着はともかく、
オークス好走は考えていなかったが、1000m通過・59秒9-2000m通過・2分0秒9というミドルペースを好位で立ち回り0秒5差に踏ん張った。
思えば
母クルミナルも、
桜花賞2着のみならず
オークスは3着。やっぱ府中の2000mはこなせますね。追い切りも距離を想定し、長め6Fから伸びやかに走らせた。
メイサウザンアワーとの差し比べが本線。祖母は
トゥザヴィクトリー、
母ディナシーは2006年のセレクトセールで6億3000万で落札(未出走)。
ノヴェリスト産駒の本馬は、四肢も首も頑丈な490キロを超える牝馬。
フローラS4着で
オークス出走権は逸したが、
カーネーションCは、推定11秒3-10秒9-11秒5(3Fは33秒7)という高速ラップで堂々のフィニッシュ。
前走の
紫苑Sは小回りの中山。上手く好位のポジションにおさまったものの、跳びが大きく、
トップギアに入らないまま6着に敗れた。しかし東京10Fなら、伸び脚とレース風景が違う。
モリノカンナチャンも、小柄な割にエンジン全開までにタイムラグがある。北海道シリーズ1、2、3着は、逆によく頑張ったなと思う。以前東京を走っていたころは蓄積疲労でデキもひと息。今なら輸送も坂も大丈夫。トップスピードに乗るまで工夫など必要だが、
ファユエンは東京1勝、二走前は1分58秒7・上がり33秒9で完勝。祖母は
サクラキャンドル、味わい深く成長力のある
エリザベス女王杯馬だったなぁ。
ソニックベガも長い休養を経て、二走前2着復活。前走の敗因は不良馬場に尽きる。ハナを切ると、想像以上に
ナギサは踏ん張る。