【理想に合致】6-8Fを舞台にして、グレナディアガーズは、これからいくつものGIを勝ちとる。父は無敵マイラー・フランケル、母は北米7勝(BCフィリー&メアスプリント勝ち)。勝ち上がりに3戦を要し、少し回り道もしたが、朝日杯FSを1分32秒3でレコ勝ち。理想像と結果ががっちりと噛み合った。

　改めて前走の内容を紐解くと、スタートして2・3Fに10秒4-10秒8というHピッチが登場。4F以降も11秒台のラップが続き、1000m通過は56秒9-1200m通過は1分8秒5というHペースで展開。ただ二走前の阪神1400mで57秒4-1分8秒8という流れを体感しており、ハードな急流にも好位の外目でバインドはガッチリ。上り3Fのレースラップは11秒6-11秒8-12秒0(35秒4)、対する自身の上りは34秒5。2F標識を過ぎ先頭に立ち、後続馬を4分の3馬身差封じて見せた。ちなみに前走の1400m通過は1分20秒3、距離短縮にも瑕疵はない。上り重点ながら、坂路の四肢の強烈な回転速度には舌を巻く。

　当面の目標はモントライゼ。重馬場の小倉2歳Sは小差の2着、京王杯2歳Sは前半3F・12秒1-10秒6-12秒0という緩急のあるラップにも安定したフォームで対応。1000m通過は58秒5、レースの上りは11秒4-11秒3-12秒0で先頭ゴールをはたした。残り1F標識でアゴが上がったものの、朝日杯FSのレコ勝ちをアシストしたのは間違いなく同馬。身体も一回り大きくなっており、距離は1400mに短縮。パワー馬場も得意だ。

　一角崩しがあればルークズネスト。シンザン記念は1000m通過・58秒1-1400m通過・1分21秒3というよどみのない流れの上に立ち、1分33秒5で2着は立派。7Fのほうが折り合いも付きやすい。アスコルターレは、マーガレットSを文字通りシンガリ一気。ラチを頼り、フォームが定まるまで操縦に苦労するが、上りラップと決め手の純度は一番だろう。

　完成度の高さとパワーなら、新潟2歳Sの覇者ショックアクション。ワンターンに近い距離1400mも似合う。終い勝負に徹すれば、ロードマックスは京成杯2歳S2着の再現があるかも。連穴は1分20秒7の時計を有するファルヴォーレ。

　かなり差しが届いているレースなので、○グレナディアガーズと△モントライゼの両方が入る馬券などは買いたくない。シンザン記念で差して2着の◎ルークズネストを軸にして賭式を馬連すれば前述2頭の組み合わせはなくなるのでその方針で。

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【混戦模様】距離短縮で前走のようなことにはならない13モントライゼ。2走前で接戦を経験していることも大きい。4グレナディアガーズは人気薄での勝利だったとはいえGIホース。実を取りに来た同レースの参戦だけに不様な競馬はできない。14アスコルターレは溜めれば距離克服の下地あり。

※3/14時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中京芝1400mで行われるGIII戦。舞台となる中京芝1400mコースは、最後の直線が長く急坂も存在するため、差し脚を持っている子から狙うのがベターだと思います。本命視しているのは、アスコルターレです。抜群の決め手を持っている子で、前走は最後方から終い最速の脚を見せての勝ち切り。1400m戦は2勝しているベストの距離。前走より追走が楽になるでしょうからこのメンバーなら十分期待できる1頭だと思います。

※3/14時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　グレナディアガーズで断然の一戦。ハイペースの中を好位で立ち回った朝日杯も素晴らしかったが、前々走の1400m戦未勝利勝ちも時計が速く、さすがというべきもの。よって距離は全く問題なし。敵は久々くらいか。モントライゼは朝日杯10着でトーンダウンも京王杯の覇者。ここはグレナディアガーズに何とか抵抗したい。ルークズネストはシンザン記念2着。伸びない場所を伸びてきた。復活を期すショックアクションはパワー馬場を希望。

※3/14時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　重賞を経由してきた馬か、前走を完勝している馬に注目したい一戦。「前走の条件がJRAの重賞・地方のダートグレード競走以外、かつ前走の着順が2着以下・競走中止、もしくは前走の2位入線馬とのタイム差が0.1秒以内だった馬」は2016年以降[0-0-0-49]でした。

　さらに「“JRA、かつ重賞のレース”において5着以内となった経験がない、かつ“JRA、かつGI以外のレース”における連対率が100.0%未満・出走なしだった馬」は2016年以降[0-0-2-45]。重賞で善戦してきた馬を除くと、GI以外のレースで大きく崩れたことのある馬は強調できません。

　これらの傾向から強調できるのはインフィナイト・グレナディアガーズ・ショックアクション・モントライゼ・ルークズネスト・ロードマックスなど。各馬の実績を素直に評価しつつ、オッズ次第で柔軟に構えたいと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　3歳短距離馬にとっての目標レース。また、優先出走権はないがNHKマイルCへのステップという位置付けでもあり、昨年は本レースで2着だったラウダシオンが本番を見事勝利した。今年はGI馬グレナディアガーズの登録があり、例年の混戦模様とは様相が異なっている。

1.マイル経験が活きる

　中京芝1400mで行われるようになった過去9年で、前走1600mを走っていた馬は[5-4-6-46]で複勝率24.6%と上々なのに対し、前走1400mだった馬は[4-4-2-43]で複勝率18.9%、前走1200mだった馬は[0-0-1-37]。過去9年の勝ち馬のうち8頭には、それ以前に1600mを走った経験があった。

2.逃げは苦戦

　スプリンターも多数出走するため、前半からペースは上がりやすい。それもあり、過去9年で4角1番手だった馬が3着以内に好走した例はない。対して、4角10番手以下から勝利した馬は5頭いる。

3.上がり馬より前走重賞経験馬

　過去9年で前走1勝クラスからの臨戦だった馬は[2-3-3-45]で連対率9.4%、複勝率15.1%。総数が多いので率が押し下げられている面はあるが、前走で重賞を使われていた馬の[5-5-5-29]で連対率22.7%、複勝率34.1%とは大きな開きがある。上がり馬の勢いが通用しにくいレース。

　ルークズネストは前走のシンザン記念で2着。前が残る展開の中、鋭く差し脚を伸ばした好内容だった。今回はペースが上がりしばしば差しが決まるレースなので、前走よりは展開が向きそう。1400mは守備範囲とみて重賞初制覇を期待したい。

　モントライゼは距離短縮プラス。展開と斤量57kgがカギとなるが、前走以上は期待できるだろう。グレナディアガーズは実績上位だが、今回は過剰人気だろう。左回りがこなせるかどうかの試金石の一戦となる。

　インフィナイトはデビュー2戦の内容からしてもっと走れてよいはず。タフな中京は合いそうで、距離短縮でもう一度期待したい。以下、平坦向きだが距離短縮なら坂をこなせてよいショックアクション、前走負け過ぎなのがどうかも末脚は際立っているロードマックス、距離短縮良さそうなヴィジュネル。

GIIIファルコンS。芝1400m戦。昨年は2着だったが1番人気がわりと凡走しているレース。平均値トップで並ぶのは2頭。ならば◎モントライゼ筆頭、相手○グレナディアガーズとする。同コースの前走値104で▲ルークズネスト。一発に☆ロードマックスと△ショックアクション。

朝日杯FSをレコードで快勝した4グレナディアガーズが主力。次位は13モントライゼで京王杯2歳Sの快勝劇から条件はベスト。スピードは上位で逃げ切りは十分。▲は1ルークズネストで末脚は強力で侮れない。