【地力信頼】妙な二走ボケさえなえれば、ラホーヤノキセキでいける。現級の阪神1200ダートは、一年前・良馬場条件下1分11秒5で2着。能力の高さはわかっていたが、同じ阪神6Fダートを、12カ月のブランク明けでも1分11秒5で走破。時計差なしの3着に競り負けたが、前半3Fを12秒4-10秒6-11秒3(34秒3)で飛ばし、1000m通過・58秒3というHペースを、ゴール寸前まで先頭を走っていた。左回りの中京1200ダートにも勝ち鞍がある。稽古はいつも地味、中間小沢Jを背に、坂路で3本時計が出せた。

　対抗はトモジャドットの変わり身。角田浜特別は久々、1000m通過は57秒3というタフなHペースを二番手追走。ゴール前わずかにアゴが上がったが、叩けば変わる好内容。平坦ながら、新潟に1分10秒5という高速タイムの勝ち星があり、左回りを狙って番組を組んでいる。

　シンゼンマックスも、新潟などに良績多く、本質はサウスポー。54キロとハンデには恵まれたが、二走前のドンカスターSは2着。久々のほうが戦績はいい。

　メラナイトも高値安定。19年の記録だけに少し新鮮味に欠けるが、当該コースを1分10秒7で勝ったことがある。ヘルメットはブリンカーを装着し一変。さらに調子も上向き。カレンリズ、ショウナンアニメも連下なら。

　◎シンゼンマックスの前走はちょっと中途半端になったが、好位がとれれば57キロでも現級好走は可能。最内枠なのでスタート失敗するとそれまでだが、前向きに考えて本命で。

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【混戦模様】隣枠の15が前の方に一気に行く16グーテンモルゲン。自然と好位の外側につけられるイメージがある。8カレンリズは前走不利な最内枠を克服して3着。体調良好。10ショウナンアニメはこの距離では底を見せていない。

【地力上位】久々になるが、稽古でしっかり動けている04メラナイト。ムラ駆けタイプではあるが、地力はこのクラスでも上位だ。先行指向がけっこう強く、差し脚が生きる展開になりそうなのもプラスで、狙ってみる価値は十分ある。相手は、15ラホーヤノキセキと02トモジャドットの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ショウナンアニメは勢い上々。追い比べでコンクエストシチーが肉薄。グーテンモルゲンはしぶとい。

2勝クラスのダート1200m戦。かなり比較が厄介なメンバー。5歳以上が右肩上がり傾向でもすぐに信用できない感じはする。やはり4歳から◎カレンリズ抜擢。相手に○クリノクノイチと▲ラホーヤノキセキ。一発で☆コルニリア。

久々を叩いた効果は必至な15ラホーヤノキセキが主力。自在な脚があり3キロ減で期待できる。対抗は2トモジャドットで積極策から逆転は十分。