※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
今回で74回という長い歴史を誇るが、幾度も時期と条件変更が繰り返されてきたレース。12年に現在の時期へと変更され、
宝塚記念の前哨戦として位置づけられるようになった。今年は
金鯱賞や
中日新聞杯などと同じ中京芝2000mでの開催となる。
1.前有利
コース改修後に行われた中京芝2000mの古馬オープンクラスの成績を、4角位置取り別で見ると、4角3番手以内の馬は複勝率26.2%で複勝回収率100%、4角5番手以下の馬は複勝率17.7%で複勝回収率65%。中京芝2000mは直線の上り坂の途中がスタートになるため、前半のペースが落ち着きやすく、しばしば前残りになる。
2.凡走からの巻き返しが多い
過去10年の
鳴尾記念で、前走6着以下だった馬が8勝。前走5着以内だった馬は、昨年2番人気8着の
サトノルークス、17年2番人気7着の
バンドワゴン、16年1番人気6着の
ヤマカツエース、15年1番人気4着の
エアソミュール、13年1番人気6着の
パッションダンスなど人気を裏切るケースも多い。
3.前走GI・GII組が強い
過去10年の
鳴尾記念で、前走GI組は[3-3-3-8]で複勝率52.9%、前走GII組は[4-1-2-17]で複勝率29.2%。対して、前走オープン・リステッド組は[2-1-2-33]で複勝率13.2%。
ブラヴァスはここ2走の
金鯱賞と
大阪杯が案外だが、いずれもかなり時計がかかる重馬場の影響が大きかった。昨年の活躍からして高い能力があるのは確かで、まだ見限るには早いだろう。前走は後手に回ったが本来前々で立ち回れる馬。先行馬の少ないここで巻き返しを期待する。
サトノソルタスは前走タフな馬場で踏ん張っており、リフレッシュの効果を見せた形。中京替わりは問題なく、今回も好走を期待できるだろう。
アフリカンゴールドは気難しさがあるので外々を回ると力を発揮できない。立て直されてきているので、スムーズなら変わり身は可能。
ショウナンバルディは中京巧者で、前走同条件の
都大路Sでも3着。今回は相手が強いが、すんなり逃げることができれば好走は可能だろう。以下、久々どうかも実績断然の
ブラストワンピース、距離延長プラスの
クラージュゲリエ、叩き良化型なので休み明けがカギとなる
ヒンドゥタイムズ。