【スピード値断然】
リアンティサージュが一気逃げ。母は阪神JFを一気差し、1200mの
キーンランドCも勝った。母は見るからに敏感な切れ者だったが、娘の初勝利はなんと函館2600m--そういうタイプに出ることもあるのかと頭をひねっていたが、徐々に距離を短縮し、三走前の9Fが1分45秒7(2着)、二走前のマイルは1分32秒9。翌日の2勝クラスを0秒8上回る快時計で圧勝。距離を短縮するたびパフォーマンスが上がっていく。そうだよ、やっぱりマイラー--それも前進気勢をどうにもこうにも抑えられなかった前回の
小豆島特別を見ると、距離をさらに短縮したほうがいい。ちなみに
小豆島特別の1400m通過タイムは稍重で1分21秒1だった。前走は中一週というキツキツのローテもあったが、今回は中3週。坂路の動きも余裕がある。
対抗は
ミッキーバディーラの決め手。近二走は重に不良、
ディープインパクト産駒にとっては天敵ともいえる雨に泣かされているが、1分20秒後半の決着なら勝ち負け。当該7Fを走ったことはないが、阪神コースは[2-1-2-0]と、坂は苦にしない。
マテンロウディーバは、祖母は
ジョコンダII。母は
サトノクラウンや
ポンデザールと兄弟。まだひと化けある血統だが、兄姉たちと同様、距離形態は異なるもののディープ産駒でも瞬発力よりは
パワー型。少し時計がかかったほうがいい。終い一手だが、好調
ディアボレット。
ルーチェデラヴィタの前残り注。