【名前も人気も】
ハヤブサナンデクンの資質重視。ネーミングでも売れるが、近親は
チャンピオンズCを制した女傑
サンビスタなどが名を連ねるダートの良族。戦績は[2-1-2-1]、3歳限定戦ながらオープンの鳳雛S3着、
レパードSも逃げて見せ場を作り、そして実力も人気通り。前走は18カ月振りの実戦、14キロ増で出走してきたが、センスあるなぁ。ポンと先手。良馬場条件下で1000m通過・1分3秒3というミドルペースをスイスイと牽引。ゴール寸前脚色が鈍ったものの、次走こそはと思わせる内容だった。挫石のため少し間隔があいたが、3月に入り坂路5本。どうやら二走ボケの心配もなさそうだ。好位で立ち回りも効く。
逆転があれば
ヴェルテックス。園田で2勝を挙げ中央再転入を果たしたが、未勝利時代2着7回が示す通り、どこかトボけたところがある馬だが、二走前の復帰戦は西村Jが最後まで気合をつけ叱咤激励、5馬身差の圧勝。1分44秒0は、同日の2勝クラスを0秒9上回っていた。
和布刈特別はクラスのペースについていけず、必死に外を回り追い上げたものの3着。癇癪もちで癖は強いが、能力の片鱗は示した。
三番手は
アジャストザルート。脚抜きのいい重馬場とはいえ、前走は1000m通過・1分1秒7-1800m通過・1分51秒2というタフな流れを、一旦先頭2着。先陣争いが激しくなっても耐えられるHラップだった。
ニュートンテソーロは
レパードS5着、自己条件なら前走3着は当然。やや窮屈な逃げになったことを考慮し、今回はブリンカーを外してきた。展開に恵まれた感はあるが、同レース2着の
モダスオペランディ。
同4着の
クリノホノオも、西谷凜Jが二週に渡って追い切りにまたがり前進に意欲。
テイエムホイッスルの上昇度もあなどれない。