【予感】
ウェイビーの
パワーに注目。半兄
ハナブサは目下現役、金沢競馬で勝ち星を13勝に積み上げた。
サトノアラジンを配した妹はサイズは512キロ、妙に迫力がある黒鹿毛。新馬戦は6頭立て、3番手の内。人気二頭を前に見ながら1000m通過は62秒8のスロー。1番人気の
ライツオブキングスの逃げ切り濃厚かに思われたが、ゴール前みるみる間に差が縮まり、「襲い掛かる」という表現が
ドンピシャのゴール前強襲劇を演じた。上り3Fのレースラップは12秒2-11秒5-12秒0(35秒7)、本馬の上りは35秒4。ラスト1Fは推定11秒7、洋芝で2F連続11秒台は出色。ちなみに同日は芝2000mは他に、4Rに3歳未勝利、7Rに古馬1勝クラスがあったが、ペースは異なり全体時計も2秒近く遅いけれど、4Rの上りは37秒4-ラスト1Fは13秒0。7Rは36秒6-12秒6だった。
オークスまで展望できる大物牝馬の予感あり。
強敵は
モリアーナの瞬発力。母は芝1600m-1800mで2勝。勝ち星は少ないが2-3着が多く頑強な馬だった。初陣はスタートはマズマズ、ポジションは中団前目。少しフワフワした走りだが、1000m通過・63秒6のスローにも我慢が効いた。レースは典型的な上り勝負のヨーイドン。終い3Fのレースラップは11秒2-11秒0-11秒1(33秒3)。平坦の新潟かと見間違うような高速ラップが飛び出したが、2F標識までは馬なり。ひとムチ入れるとギュンと加速。まだ身体の動かし方は幼いけれど、上り33秒0で2着を3馬身差に封印。ただ、洋芝適性および雨は?
非力な面を見せるようなら代わって
ドゥアイズが浮上。母は芝マイル2勝、祖
母サミットヴィルは欧州3勝(英
オークス3着、ヨークシャー
オークス3着)。近親に
ルークズネスト(
ファルコンS)の名前が見える。追い切りはわずか3本、芝の本馬場で併せ馬でも遅れ。初戦はどんなものかと思っていたが、コースロスのないよう、慎重に好位のポケットに控え、上手いこと脚がたまった。上り3Fのレースラップは12秒1-11秒6-12秒3(36秒0)。数字が示す通り直線2Fからのヨーイドン。先行勢も余力があり、前に壁ができ進路に窮したが、終い1Fあたりで内に切れ込みゴール寸前勝ち馬をインからアタマ差強襲。自身の上り2Fは推定11秒6-11秒9。実は大物食いの、異能のダークホースだったりして…。
道営の
タイガーチャージ、
フォーカスオンミーは芝にも対応可能な配合、当然ここは目いっぱいの勝負。
アンテロースも小差。