【吉報届ける】3歳馬
アルーリングウェイで断然。祖
母アルーリングアクトは小倉3歳Sの覇者、母は4勝、母の姉は小倉2歳S優勝。祖母を起点に6-8Fで数多の勝ち馬を送り出し、社台グループの中興の祖ともいえる隠れた名族。血統図通り、本馬も阪神1200mを前後半の3F・34秒8-34秒7という好
バランスで、1分9秒5で新馬勝ち。続く1400mの万両賞は1分21秒9で2着に惜敗したが、前後半3Fのラップは35秒5-34秒6と後半に比重が高く、1F延長のマイル戦・
エルフィンSを1分34秒0で快勝は想定内。
桜花賞は残り1F標識手前馬体をぶつけられ、内に押し込められる不利がありながら0秒2差に踏ん張った。
NHKマイルCは心身ともに激闘の疲労もたまっていたか。上り3F重点の追い切りしかできず、出遅れを喫し万事休す。
3か月のリフレッシュ期間を設け造り直しをはかり、一週前の坂路は52秒2-37秒6-12秒0。8月3日の最終追い切りは藤岡康Jが跨りCW・81秒1をマーク。軽く合図を送ると、上り3F・35秒4-11秒2という高速ラップで一気に加速。ちなみに
エルフィンSで0秒2差に封印した
ママコチャは、先週2勝クラスながら新潟マイルをコースレコードに0秒2差の1分31秒7で快勝しましたね。一族は総じて夏は得意、52キロ、7Fなら折り合いを気にせず自分のリズムでレースを作れる。
大逆転があれば
ピーエムピンコ。3歳5月、396キロで東京マイルを1分32秒1で駆けた切れ者。4歳5月の昨年は、408キロで1分32秒7で3勝目をあげた。本年はまず体重増を念頭に置き、東京で結果は出せずじまいだったが、多摩川Sは上り32秒9を計測し上昇気配を漂わせている。新潟は3歳時
糸魚川特別で8着という戦績があるが、距離9Fとあれば参考外でいい。現地競馬・平坦7Fにまだ開拓の余地を残しており、中間南Wで6F追いをミッシリ4本重ねてきた。
一角崩しがあれば
エルカスティージョ。本格化一歩手前でも現級マイルを3・3着。まだ腰に力がつき切っておらず、水無月Sはスタートはモッサリ。その前のマイル戦より1秒以上速い1000m通過・56秒3というHペースに戸惑い5着に流れ込んだだけだったが、距離は前走と同じ、7Fで3勝をあげている。坂路で自己ベストに近いタイムを二週続けてマークし、最終追い切りはホーJが感触を確かめている。
シナモンスティックも目下二連勝中の3歳牝馬。
郡山特別の1分9秒6は、同日の2クラス上の
福島テレビオープンと0秒2差だった。上り33秒9は出色、新潟7Fは[1200]と相性も抜群。
ワンスカイの巻き返しも要警戒。TUF杯は出遅れに加え、典型的なスローの前残り。小回6Fでは大外一気は無理、消化不良のレースになってしまったが、新潟は2戦2勝。1F延長の7Fでも、ポジショニングなど工夫してくるだろう。
相模湖特別で鮮やかな直強襲を決めた
ペイシャフェスタの勢いにも注目。