【上位拮抗】ブラックノワールは先週除外も仕上がりに抜かりなし。父を彷彿させる力強いフットワーク魅力でリズムよく運べれば勝ち負け。レッドヴェルティスもスライド組だが気配上々で芝の実戦で高パフォーマンス見込む。サニーバローズも軽快な動き目立ち力発揮の態勢。エターナルタイムも水準以上で上位の候補。メッセージソングも動き素軽く、ソニックバローズやコーラスラインなども侮れない。

【母の背中を知っている】成長度合いを見守り、エターナルタイムが480キロ前後の馬体で、東京・芝1800mから進発。母マジックタイムは6勝。ダービー卿CT、ターコイズSを一閃。ベストはマイルだが、背中も胴も長め。1800mのGII・府中牝馬S2着、中山牝馬Sもルメールを背に2着に追い上げた。父はロードカナロアだが、娘も体型や距離など共通項が多く、9F仕様に長め6Fからしっかり息と体を造ってきた。

　強敵はブラックノワール。母ブラックエンブレムは秋華賞優勝。ヴィクトワールピサ産駒の半姉ウィクトーリアのフローラSの快勝劇を覚えている。父にキタサンブラックを配した弟も、ひと夏を越え秋を迎えれば、中長距離重賞にアタックをかけているかもしれない。藤原英厩舎らしく、調教はハードかつ密。鞍上の内田博Jというのも、なんだかお似合いですね。ただ、パワーはあるが微妙に切れ負けの危険性も。

　一角崩しがあればサニーバローズ。M.デムーロJを背に、一週前はCWで好タイムを計測。直前はエルフィンS出走のトルナヴァに半馬身差にくいさがった。

　メッセージソングの母は京都牝馬S勝ち、重賞連対多数。遅れはしたが、長めから攻め息はできている。レッドヴェルティスは友道厩舎所属。併せ馬の相手ヒュッゲは、長期休養明けゆえ、先着したとはいえ過信は禁物だが、上位争いは十分可能。ソニックバローズ、サトノクラージュ以下、2-3着も丁寧に押さえておきたい。

　レベルの高い馬たちと併せ馬をたくさん消化してきた◎レッドヴェルティスに期待。関西馬が多くメンバーレベルの高い一戦だが、連対を前提にした3連単で。

【上位拮抗】混戦だが、初戦から動けそうな16ブラックノワールを条件面も含めて主軸に指名。12レッドヴェルティスも初戦向きの相があるとみて対抗に据える。14エターナルタイムは素質的に見どころがありそうで要注目の存在。7チュラーダは初戦微妙でも力量的に上位とみて連下に押さえる。9サトノクラージュは奥行きがありそうなタイプとみるが、一発の可能性があるとみて穴に一考。しぶとい脚がありそうな6サニーバローズも押さえておく。

3歳新馬。芝1800m戦。デキ良いと言い切れる方が少ないメンバーによる新馬戦。けっこう関西馬も多いが、中心は関東馬のロードカナロア産駒◎エターナルタイム。これは人気にもなる。相手この6頭で人気薄割り込み期待。

追うごとに動きが鋭くなってきた14エターナルタイムが有力。勝負根性があり実戦向き。次位は12レッドヴェルティスで潜在能力は高く好走は可能。