【折り合えばガツン】
グランディアがダービー最終チケット奪取に
アタック。母は中距離重賞タイトルをいくつも保持する
ディアデラノビア、兄姉にも重賞・OP馬がわんさかいます。この一族らしい激しさも内包しているが、二走前の中京2000m戦はテンの2Fめは10秒9。先行3頭が雁行状態で競り合い、1000m通過は58秒6のHペースで展開。後方寄りのインでロス少なくじっと我慢し、直線も馬群がバラけるのを待ち、12秒8-11秒4-12秒6(3Fは36秒8)というタフな上りを、自身36秒1で二着馬をアタマ差競り落とす完勝劇を演じた。
若駒Sはスローペースに我慢が効かず、ついリキんでしまい伸びを欠いたが、この頭数で、平均ペースなら勝ち上がり十分。
当面の目標は
セレシオン。姉
クルミナルは
桜花賞2着、
オークスは3着。11月の阪神2000mを2分1秒9で、まず新馬勝ちを決めた。二戦目の梅花賞は除外などあり4頭立て、1000通過は64秒3の超スロー。早々に
トゥデイイズザデイとのマッチレースとなったが、最後の2Fは10.8-11.7。能力の在処は1F・10秒8というラップで示した。内にささったり、ゴール板過ぎて外に飛んで行ってみたり、
すみれSは現状の問題点が浮き彫りになったが、今回はブリンカーを装着。ほんの少しの矯正でOP特別なら勝ち負けになる。
単穴は
ドーブネ。
スプリングSは出遅れ、道中は大外。ロスの大きい競馬ではあったが、上りは34秒8。単なるスピード馬ではなく、成長度合いと操縦一つで、OPを張れることはわかった。
惑星は
ショウナンマグマ。鞍上に抵抗したり、折り合いを欠く場面が目に付くようになったが、ならば前走は馬の気に任せハナへ。単騎マイペースに持ち込み1000mを60秒2の平均ペースで通過。勝負どころの三分三厘でも余力は十分。上り3F・12秒4-11秒5-11秒8という脚を使われては後続はお手上げ。目立ったブラックタイプは不在だが、ブルードメアサイアーは
ステイゴールド×
メジロマックイーン。そうか
オルフェーヴルを想定した配合だったんだよなぁ。良馬場の時計勝負でも、イメージを超える大駆けがある。
まだ随所に弱さは抱えているが、
コリエンテスは前走の2分0秒7に前進の予兆。
セイウンハーデス、
キングズパレスが押さえ。