【桁が違った】
クライミングリリーの全兄は
ギベオン。目下現役4勝、
金鯱賞、
中日新聞杯を勝ち
NHKマイルC2着。妹も無事育て上げれば重賞のひとつはいける大器。昨年2月の中山1800mの未勝利を勝ち上がったときの内容も良質だった。二走前は追い込み届かずの3着に終わったものの、中山の急坂を上がり33秒2という出色のラップで駆け上ってきた。前走もレースの上りが35秒4に対し、自身のソレは1秒1速い34秒3。末脚はちょっと桁が違った。ゲートの駐立やソワソワした面は残るが、調教時計等もさらに前進。まともなら2勝クラスもアッサリでいい。
対抗の
プレミアエンブレムは、阪神JF・
NHKマイルCを勝った
メジャーエンブレムの娘。母より距離ディスタンスに幅があり、東京2000mを勝ち函館の洋芝1800mを1分47秒8で楽勝。前回の
紫苑SはGIII、外目をブン回し大上段に構えたぶん11着に敗れたが、自己条件の牝馬限定戦なら単まで望める。
ヴィオリーナは、平坦巧者かと思いきや。ブリンカーを着用した二走前の洋芝の札幌1800mが1分47秒8(2着)。前走はタフな東京2000mを1分59秒4で2着。今なら中山の坂でも好勝負に持ち込める。
ナギサは北海道シリーズのかもめ島特別で、前記
ヴィオリーナに2着先着歴がある。短期放牧でリフレッシュ、マイペースならひょっとして。坂が微妙だが
マリノソフィアの堅実さ。
ガロシェのチョイ差しもお忘れなく。