※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
同レースが行われる中山芝2200mは、非根幹距離であることに加えて中山の中距離以上では唯一外回りを使用するクセのある条件。一線級の多くが
京都記念や
中山記念に流れ地力が拮抗したメンバー構成になりがちなことも相まって、他コースだともう一押しが足りないような馬やコース適性のある伏兵が台頭してきやすい。
1.大レースでの好走経験
GIやGIIで既に実績がある馬が強いレースで、過去10年の勝ち馬のうち、それまでGIかGIIで3着以内に入った経験がなかった馬は皆無。実績面のハードルは高めに見積もりたい。
2.前走着順に注目
過去10年で、前走1着馬との着差が0秒5以内だった馬は[6-3-7-35]で複勝率31.4%あるのに対し、前走0秒6から0秒9着差があった馬は[1-2-2-23]で複勝率17.9%、前走1秒以上敗れていた馬は[1-2-0-40]で複勝率7.0%。出走してくる馬の多くは前走敗れた馬だが、大敗してきた馬が変わり身を見せるケースは少ない。
3.最終コーナーで前にいるか
過去10年で4角10番手以下の馬は[0-0-0-41]。7番手以下でも[1-2-4-65]で複勝率9.7%しかない。流れによっては捲るような立ち回りが決まるときもあるが、4角では前にいる必要がある。
キングオブコージは長期休養明け2走目の前走
中日新聞杯で5着と前進したが、今回に向けた調教も順調でさらなる上積みがありそう。中山2200mは条件戦で完勝経験があるコースで適性面に不安はなく、鞍上の
横山典弘騎手は同レースを過去に6勝。巻き返すならここだろう。
ポタジェはこれまでの戦績を見るに、
ディープインパクト産駒にしてはキレ味より立ち回りの巧さやしぶとさが持ち味の馬で、中山2200mは問題なくこなしてきそう。
オーソクレースはこれまで中山をこなしてきたが、本質的には広いコース向きだろう。古馬との力量差も未知数で半信半疑。
ボッケリーニは去年の成績が案外に終わったが、ポテンシャルは上位で見限れない。血統的には今年ブレイクの可能性もありそう。以下、前走は脚を余した
ラストドラフト、中山得意の
アンティシペイト。