【混戦】ブルベアイリーデは上位安定と充実顕著。近走は左回り中心もどちらも器用に手前を替えられないタイプで同様のパフォーマンスを見込む。アナザートゥルースは間隔詰まるも気配前走以上で地力にも期待。オメガレインボーは距離延長問題なく追走スムーズなら勝機まで。ダノンスプレンダーは条件得意で好勝負も。メイショウハリオも脚力見劣らず、ダノンファストやカデナなどにも注意が必要。

【ブリンカー効果てきめん】ヒストリーメイカーが初重賞制覇にアタック。JRA再転入、2020年の仁川SでOP勝ち。昨年のマーチSやアンタレスSなど、内田博Jとのコンビで2着にも食い込んだ。前年夏以降、少し停滞期もあったが、前走の仁川Sはブリンカーを着用。久々のぶん4着にアゴが上がったものの、1000m通過・60秒0-1800m通過・1分51秒6というHペースを一旦先頭、レースの中身は相当濃い。重賞は2着3回、先頭ゴールが目前だ。

　メイショウハリオとの差し比べが本線。GIIIのみやこSを1分50秒8でイン強襲。7着に終わったものの、GI・チャンピオンズCは最後までレースを投げ出さなかった。左回りより右回りのほうが加速はスムーズ、条件戦ではあるが57キロでも勝ち星がある。右回りが微妙だが、東海2着のブルベアイリーデの地力は、もちろん軽くは扱えない。

　アナザートゥルースは、みやこS3着、チャンピオンズCも3着に粘り込み。57.5キロを背負うが、このメンバーなら追い比べでもヒケはとらない。オメガレインボーは昨年の4着馬。手綱捌きと仕掛けのタイミングひとつで9Fでも勝負になる。カデナはダートでも57.5キロの重量でも、小倉大賞典と同じパフォーマンスを期待していい。

　荒れるときは荒れるレースだが、ハンデが作用するというよりは展開とコース適性が重要という印象。手を広げだしたらきりがないので、ハズレ覚悟でシンプルにいく。このコースと相性の良い◎ダノンスプレンダーと差しも届くレースという趣旨を代表して○メイショウハリオから馬単で。

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【波乱必至】混戦の顔ぶれなら、善戦が続く6ブルベアイリーデが今回も相手なりに走りそう。3エクレアスパークルはここにきての連勝の勢いを評価して2番手に据える。5アイオライトは安定感に欠けるが再度の単騎逃げなら残り目がありそう。4ダノンスプレンダーは中山コースでの実績を評価して連下の筆頭にマークする。1バレッティは安定感に欠けるが好位で流れに乗れれば一発も。先行してしぶとい9アナザートゥルースを連下の穴として挙げておく。

※3/21時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中山ダート1800mで行われるG3戦。この舞台で行われる唯一の重賞になっています。舞台となる中山ダート1800mは、4つのコーナーを回るコースで先行有利な条件のために先行争いが激しくなりがちです。小回りコース経験があり尚且つ実績のある子を中心に狙いたいです。本命視しているのは、ダノンスプレンダーです。立ち回りが上手な子で、前走のポルックスSでは、好位から3頭での追い比べをきっちり制する競馬。中山コースは得意のコースで終いの脚を生かす子が多いメンバー構成なら競馬もしやすいと思いますので期待します。

※3/21時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　3連勝中のホウオウルバンが重賞を手にする。中山ダート1800mで全4勝。勝つごとに時計も詰めており学習能力の高さを感じさせる。ブリンカー装着で序盤の位置取りも良くなった。オメガレインボーは昨年のこのレース4着。その後も崩れずに重賞で健闘している。ロードエクレールはオープンに上がったばかりだが、行き切った時の踏ん張りはなかなか。ここも主導権なら面白い。ブルベアイリーデは東海S3着でさすがの地力を披露。内枠を引くようなら楽しみに。

※3/21時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　直近のパフォーマンスを素直に評価したい一戦。「前走の条件が“JRA、かつ条件クラス”以外、かつ前走の着順が4着以内だった馬」は2018年以降[2-4-3-12]で、3着内率が42.9%に達しています。

　あとは比較的若い世代の馬が期待を裏切りがちである点も重要なポイント。「馬齢が5歳以下、かつ“同年、かつ中山ダ1800ｍ、かつオープンクラスのレース”において3着以内となった経験がない馬」は2018年以降[0-0-1-22]ですから、該当馬は強調できません。

　面白そうなのはカデナ・ダノンスプレンダー・ヒストリーメイカー・ブルベアイリーデあたり。オッズを踏まえたうえで柔軟に構えたいところです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　JRAのダート路線はフェブラリーSでひと区切り。それ以来最初のJRAダート重賞がこのマーチSとなる。過去の勝ち馬にはテスタマッタ、エスポワールシチーというチャンピオン級の名前も見られるが、たいていの年ではビッグネーム不在で混戦模様になる。

1.上がりがかかるタフなレース

　過去10回の平均上がり3ハロンタイムは38秒。非常に上がりが掛かることから、タフな条件に実績がある馬や、重いダートの地方で好走歴がある馬が台頭してきやすい。

2.ベテランに妙味

　過去10回で、4歳馬は複勝率15.2％だが複勝回収率は33％しかない。対して、5歳馬は複勝率20.6％で回収率97％、6歳馬は複勝率26.1％で回収率104％、7歳以上馬は複勝率こそ13.0％だが回収率は140％。

3.基本的に前残り

　タフなレースになるとはいえ小回りコースであるので、先行出来る馬を狙うのがセオリー。過去10回で、4角5番手以内だった馬は[6-7-4-42]で複勝率28.8％、複勝回収率132％なのに対し、4角7番手以下の馬は[4-2-5-85]で複勝率11.5％、複勝回収率45％。

　ヒストリーメイカーは前走の仁川Sで一旦は先頭に立つ走り。最後は脚が上がって4着に終わったが、久々だったことを考えれば上々だった。昨年の同レースで2着しているようにタフな中山に替わるのは歓迎であり、叩き2走目のここで巻き返しを期待できるだろう。

　アナザートゥルースは前走の名古屋大賞典でいかにも仕上がり途上という動きだったので、結果は参考外で良さそう。この馬も中山替わりに不安はなく、巻き返しの期待は十分。オメガレインボーは距離延長プラス。スタートで立ち遅れることがあるので軸では狙いにくいが、ある程度まともに出れば突き抜けても。

　タイガーインディは過去に同舞台で大穴を開けたことがあり、前走もスムーズさを欠きながらよく追い込んできているように、おそらく中山1800mという条件はベスト。地力も見劣らない。以下、近走復調気配のケンシンコウ、中山で安定しているダノンスプレンダー、相手関係が楽になるメイショウハリオ。

【小波乱】メイショウハリオは対応力十分。素軽さがアップしているヒストリーメイカー。デルマルーヴルは活気が出てきた。

GIIIマーチS。ダート1800m戦。ハンデ戦。57キロ以上が8頭もいるというハイレベル戦。平均値トップは△ブルベアイリーデだが、左回り専門の馬が初コースでどこまでやれるのか。△オメガレインボーも昨年4着109は54キロでのもの。どちらも絶対の存在ではない。狙うならば近走113連発の◎メイショウハリオ。相手に○ダノンスプレンダーと▲アナザートゥルース。一発☆ヒストリーメイカー。

中身が充実してきた4ダノンスプレンダーが主力。自在な脚があり実績ある中山なら信頼できる。次位は6ブルベアイリーデで決め脚は鋭く抜け出しは十分。▲は9アナザートゥルースで先行策からチャンスをつかむ。