【偉大な全兄の背中追って】ビッグリボンはキセキの全妹。デビュー戦はきれいに勝った。あちこち強化したり成長期間も必要かなと思ったりしたが、3歳春はHレベル決着となった忘れな草賞を1分58秒3で3着に踏ん張った。ひと夏を越え栄特別は506キロにビルドアップ。道中はスローの後方、3-4コーナーで行き脚がつくと、スルスルと先団へ。交わしてからももったまま、一度も追われることなく悠々ゴールを決めた。兄キセキも、ひと夏を越え一気に菊花賞馬へと飛躍したが、妹もやっぱ似ているんだなぁ。2分0秒9は翌週の3勝クラスと0秒3差、昇級不問。

　二の筆頭はダノンドリーマー。もどかしいながらも、夏の新潟・出雲崎特別を1分58秒4・2着で駆け、昇級の前走も出遅れながら3着急追。たくましさを増している。ノースザワールドはダート・芝兼用の二刀流、中京2000mの長久手・浜名湖特別は2着。菊花賞は17着に沈没したが自己条件なら好勝負に持ち込める。今季の中京は逃げ・先行馬の天下、ポールトゥウィン、サトノシャロームの前残り注。ダディーズトリップ、シーリアスラブは位置取りに工夫が必要。

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【順当】前走は上り最速も、いつもの切れ味が見れなかった5ダノンドリーマー。スローの展開が合わなかったのも事実だが、詰めて使って気持ちが入れば。6ノースザワールドは中京芝では4戦してすべて連対中。3ビッグリボンは太目残りの前走を力でねじ伏せた。クラス上がっても、まだまだ躍進。

【地力上位】詰めは甘いが安定感はある、04ダディーズトリップ。展開が向かない場合でも最後はキッチリと差を詰めてくるように、地力は確かなものがある。この中間の気配は上々で、少頭数のこの枠番ならば鞍上も乗りやすいはず。相手は、03ビッグリボンと05ダノンドリーマーの2頭を上位に評価した。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、チョイ荒れ狙い。

【小波乱】ダノンドリーマーは地力アップ。粘り強いピノクル。ノースザワールドは追われてしっかりしている。

2勝クラスの芝2000m戦。これも平均値トップにルメール乗り変わりで◎ダノンドリーマー軸抜擢。前走値も98でトップなのであとはコースとの勝負になる。相手は100台持つ4歳○ビッグリボン。同距離コース94▲ノースザワールド。コース値ではトップ102☆ダディーズトリップ。

久々を叩かれての効果は大きい3ビッグリボンが有力。展開に注文はつくが好機に仕掛ければ抜け出せる。○は5ダノンドリーマーでクラス2戦目で慣れが見込めるなら期待できる。