【2頭でそのまま】成長度合いや反応はゆっくりだが、
セレシオンの血統図および未来図はOP。半姉は
オークスにも出走した
クルミナル。
父ハーツクライに、毛色や脚、そして背中の長さもよく似ている。基本は馬力型。眼光鋭く、性格も「俺様」系。「まだ上にしか飛べない」という川田Jのコメント通り、新馬戦は1000m通過61秒9のスローを、力が上へと抜ける。3コーナー過ぎ川田Jの拳が少し回り出したが、直線を向き馬体を正対させ、上り3Fは推定11秒9-11秒5-12秒2(35秒6)で、後続に3馬身半寄り切った。結果ではあるが2分1秒9というタイムは初戦とすればマズマズ。
パワー型とみて距離を2200mに延長、今回およびいずれどこかで10秒台のラップを出したい。
まともなら
トゥデイイズザデイとの一騎打ち。父は
ディープインパクト、調教はCW・坂路どこでも動く。パドックの周回も集中力抜群。新馬戦は1000m通過は65秒8、歩くようなスローとはいえ、2着馬が詰め寄ってくると、もう一段グリップ力が増し、上り3Fは11秒7-11秒1-11秒2でパンチアウト。
フィニッシュラインを体重移動や手応えを再確認しながら通過した。あのセンスのよさなら
京都2歳Sも勝ち負けだろうと思っていたが、パドックの騒乱にはびっくり。うーん、想像力が足りなかったのかな? 案の定ゲートを出て行かず、道中は後方まま。ただ、腹を括って追い込み型に脚質転換するのもいいかもしれない――なんて気楽に構えていたが、肝心の勝負どころで
パッチン。やるせない6着だったが、稽古の動きや馬体は、やっぱり重賞予備軍。二頭の一騎打ち。
3着は
メイショウゲキリン、
ハナキリ。印は打たなかったが
ナニハサテオキの3頭全員が候補。