【きっと体重は自己最高】5歳春、
レシステンシアの
スケールアップに注目。
阪神JFを従来の記録を0秒4塗り替える1分32秒7のレコードで駈け、重馬場の
桜花賞を手一杯に粘り2着に奮闘。昨年の
阪急杯は1000m通過・56秒6というよどみのない流れを自らが牽引。残り2Fめ一気に10秒8にペースアップ、最後の1Fを11秒8でまとめ1分19秒2のレコードを悠々叩き出した。7Fならきっと、あの
グランアレグリアと五分に近い能力を秘めている。ス
プリント路線転向初戦となった
セントウルSは1分7秒2で完勝。2着に敗れたが、
スプリンターズSの決着タイムは過去十年では2位タイだった。
香港スプリントは落馬のアク
シデントにも怯むことなく、パワー馬場でも踏ん張りが効いた。昨年の
高松宮記念は外枠、展開、重馬場など重なり2着に惜敗したが、木曜日発表の体重は528キロ(前走比30キロ増)。輸送で軽く10キロ減るタイプとはいえ、明らかに腰回りが大きくなり、短距離馬としての完成形がかなったことを、一週前の追い切りで横山武Jも感じ取っている。
対抗は
グレナディアガーズ。
朝日杯FSを1分32秒3で駈けた才能と速力、の持ち主。馬体造りやフォーム矯正に少し時間を要したが、前走の
阪神Cは出遅れを跳ね返し、馬群で揉まれても折り合いはOK。レースの上りを1秒上回る、次元の違う末脚で大外一気に突き抜けた。直前は坂路に入れたが、福永Jが中間二度調教で騎乗。CWで思う存分攻めに攻め、キャリア一番の状態にたどり着いた。
割って入れば
メイケイエール。新馬、
小倉2歳Sに続き
ファンタジーSはレコ勝ち、マイルの
チューリップ賞も勝った。しかし
桜花賞は18着に沈没、6-7Fの速い流れでも道中どこかで激しく頭を振り苦杯をなめてきたが、
スプリンターズS4着で1200m適性は確認。
シルクロードSはハミをかえホライゾネットを着用、折り返し手綱という特殊は装備を施し、頭を上げることなく折り合ってスパリ。GIス
プリンターへと弾ける用意はできた。
惑星は
ロータスランド。
京都牝馬Sは1200m通過は1分7秒6,ラスト2Fめ10秒7というレースラップを踏み1分19秒7。一週前の
阪急杯より時計もラップも精度は高く、距離短縮で新境地を開拓する可能性が高い。重馬場も大歓迎だ。
サリオスは本質はス
プリンター。木曜日発表の体重は自己最高の562キロ。6F仕様に今回は、男子100m走者のようなムキムキの体で挑む。追い切りの動き圧巻、左回りはモタれ癖も小さい。
ダイアトニックは一昨年の
高松宮記念3着馬。低迷期も経験したが、
阪急杯で復活の狼煙をあげた。