【兄ステルヴィオに倣い倣え】ウンブライルは7-8Fを舞台に堂々OPを張れる。全兄はステルヴィオ。兄は2歳6月、東京マイルの新馬戦を1分34秒8で勝ちあがり、スプリングS勝ち。古馬となりマイルCSでGIマイラーに到達した。兄のデビュー時のサイズは462キロ、5つ下の妹は464キロでデビュー。雰囲気などは似ているが、兄より若干トモと腰が高めの造り。幼さを慮り7Fの新馬から進発したが、スタートはまずまず。2F標識近くでスルスルと二番手にとりつき、直線入り口ではもう先頭。残り400mをすぎ200m手前でひと気合入れ、上り3Fを11秒3-11秒2-11秒7(34秒2)でパンチアウト。スタートの1Fを除き、道中のラップは11秒台をきれいに並べ、1分22秒1も6月期の新馬とすれば高水準。牝馬のぶん兄より前進気勢が強く、スピード値が勝っているが、来春の桜花賞まではマイルまでは問題なし。対抗は中京7Fを1分21秒3で駈け、好曲線を描くロードスパイラル。タガノタントはタフな平均ラップで展開したフェニックス賞2着、1F延長でも踏ん張りが利く。アスクドリームモアは自己条件なら差はない。

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【平穏】初戦は負担のかからない競馬で圧勝した5ウンブライル。大物感を維持するために、必勝ローテーション。ここは通過点。7タガノタントは前走勝ち馬に激走に屈したが、このメンバーでは能力上位。3タガノエヴリンは芝が鍵も適性はありそう。

【素質評価】デビュー前からの評判馬だった、05ウンブライルの素質を評価。春のデビュー戦でみせたパフォーマンスの高さから、オープンのここでも十分に通用するはずだ。久々になるが、入念に乗り込まれて好仕上がり。相手は、07タガノタントと02ロードスパイラルの2頭を上位に評価した。堅く決まるとみて、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】ロードスパイラルは良化一途。適鞍でアスクドリームモアが前進。ハクサンパイオニアはしぶとい。

2歳オープンの芝1400m戦。これは初戦同距離84勝ちの◎ウンブライル。相手にこれも同距離79○ロードスパイラル。次いで▲タガノタント、☆アスクドリームモアが続く。絞ればこの4頭だろう。

デビュー戦の快勝劇から潜在能力で勝る5ウンブライルを推す。マイルCSの覇者ステルヴィオの全妹で血統背景も魅力。○は7タガノタントで成長力が見込めるなら好走は可能。