【条件最適】
ディナースタがオープン特別突破をはかる。適距離は2200-2600m。条件クラス時は坂コースで勝利も挙げたが、3勝クラス脱出は京都2400mの
比叡S。上がり33秒8で二番手から押し切ったように直線平坦コースがベター。オープン昇級後、近二走の大阪-ハンブルグC6着、
メトロポリタンSもメンバー中三番手の末脚を繰り出し0秒4差に追い上げた。2022年に札幌2600mで2戦2勝しており、函館Wで約一カ月、入念に調教本数を積み重ねてきた。
対抗にはフルールの充実度を指名。三走前の
安房特別は2着ながら勝ち時計は一週前のGII・
日経賞と0秒4差というHレベル決戦だった。続く
奥の細道特別を完勝し3勝クラスの
烏丸Sもしぶとく0秒4差に内から詰めてきた。格上挑戦になるが適度に
パワーを要する洋芝向き、調教過程もすこぶる順調。
三番手は
アドマイヤハレー。長丁場に路線を転換、3走前の
迎春Sを2分11秒8という好タイムで勝ち、GII・
日経賞もロングスパートを試み一旦首位に接近。札幌コースは経験済み、小回り向きの機動力も大きな武器となる。
ショウナンバシットも差はわずか。3歳春
若葉Sを勝ち
皐月賞5着。
日本ダービーや
菊花賞、
ジャパンCにも参戦したが、オープン特別に切り替え
メトロポリタンS4着、9Fの
巴賞も0秒6差と格好はつけた。瞬発力よりは持久力勝負型、札幌2600mは絶好の舞台になるだろう。
プラチナトレジャーは
福島民報杯をコンマ1秒差の3着に好走、GIII・
函館記念も馬群の内目からしぶとく5着に追い上げてきた。57kgに斤量は増えるが
タイムオブフライトは
松籟Sを2着、大阪-ハンブルグCは3着に押し上げ、スタミナ勝負になればチャンス。