良馬場福島ダート1150mの持ち時計トップは
ダテボレアスの1分07秒9。良馬場の記録、かつ今夏の現級戦・TUF杯2着時のものなら価値は高そうだが…。注意すべきは同レースがハンデ戦だったことだ。当時は実質トップハンデ(牝馬56キロ)よりも4キロ軽い54キロの軽量を生かした好走だった。
一方、今回と同じ定量58キロを背負った前走・上越S(新潟ダート1200メートル)は15着惨敗だと…。1200m・良で持ちタイムトップの
グリュースゴット=1分10秒8(中山)もやはりハンデ戦(54キロ)の記録で同馬も今回は58キロだと信頼は置けない。裏を返せば定量戦で好記録を有している組こそが信頼に足る軸馬になり得る。
◎
エランティスは前述の上越Sが3勝クラス初戦ながら正攻法から2着に好走し1分11秒4をマーク。やはり定量戦だった前々走・
出雲崎特別(新潟)では良馬場で1分10秒9を叩き出して0秒3差快勝だから、信用できる速力の持ち主と判断できる。小倉ダート1000mの好走歴から右回り、距離短縮にも不安はなく、引き続き上位争いが期待できる。