【血統の証明】
シュネルラウフェンの才能断然。
キングマン産駒の半兄
シュネルマイスターは
NHKマイルC優勝、GIマイルは
安田記念など2着・3着各2回。
ドゥラメンテ産駒の妹は426kgの細身、成長を待ちデビューは年明け2月まで待った。
経験馬相手に前半1000mは59秒9のスロー、道中は後方寄りの馬群の中に埋没。落馬なんかのアク
シデントも発生、直線馬群は終始団子状態。難しいコース選択を強いられたが、11秒6-11秒4-11秒5(3Fは34秒5)というレースラップを、狭い内からキリで穴を通すようにゴール寸前2着をクビ差競り落とした。勝利に対して「プロフェッショナルな走り」をすると、レース後に鞍上が評価。ナリは小さくても血統馬は何かしら光るものを感じさせるんだろうなぁ…。なんて、まだビッシリとは攻めきれないが、長めをソロソロ、ジワリと調教の精度をアップ。
オークス出走を一発勝負に託す。
対抗も
イゾラフェリーチェの血統と可能性。3代母はケイティーズ、
アドマイヤムーンなどが連なる超名族。半兄
エフフォーリアは
皐月賞・
天皇賞(秋)・
有馬記念優勝。半姉
ペリファーニア(父
モーリス)は、現役2勝・
桜花賞3着。10月の東京・芝2000mの新馬戦は見るからに急仕上げ、バタバタの5着に終わった。暮れは芝の番組数が少く、未勝利なら力押しでもいけると、二戦目は中山9Fダートを選択。
構想通りチカラで圧倒、デイジー賞からの芝再転向は想定内。父は重巧者で知られた
サトノクラウン、当日の稍重もうまくハマったが、立体的なフォームで前半1000mを62秒3でスイスイ。上がり3Fは12秒1-11秒8-12秒3(36秒2)を計測、稍重馬場でラスト2Fめの11秒8はちょっとしたもの。ちなみにペースの違いはあるものの、同日の
中山記念のレースの上がりは37秒6、こちらは36秒2。もしかしたら才能は兄同様A級に近い?
三番手は東京・中山10Fを安定して2分0秒台で好走してきた
ニシノティアモ。次いで
チューリップ賞3着の
ハワイアンティアレの実績。
コガネノソラは9Fを1分48秒台で連続して走ってきた。
ベストミーエヴァー、
モアニも連下圏。