ハッピーベリンダは全2勝と現役時の戦歴に特筆するものはない。ただし、未勝利=芝1600メートル、1勝クラス=ダート1600メートルで勝利と“二刀流”で結果を残した。
父アグネスデジタル、そして母の
父エルコンドルパサーはとも芝・ダート双方で重賞勝ちだから適性の広さは血統に裏打ちされたものといえよう。その産駒となる◎
ハッピーロンドンの父は
グレーターロンドン。現役時はGIII
中京記念を含む芝7勝なら適性は芝に振れても良さそうだが…。母系の影響が色濃く出たのが芝・ダートそれぞれ1勝とやはり汎用性の高い両刀使いとなっている。休み明けだった前走は“ダート替わり”が嫌われたのか、5番人気に甘んじたがクビ差2着に好走。2勝クラスのダート戦でも十分に通用することを証明した。水曜の美浦坂路の最終追い切りは多量の降雨で
パワーを要した馬場状態を苦にすることなく、同日の1ハロン最速となる12.1秒を馬なりでマーク。3か月ぶりを叩いての上積みも期待できるとあれば、今回は先頭ゴールインが濃厚だ。