百日草特別(2歳1勝クラス、東京芝2000メートル)は5年連続で勝ち馬が自身33秒台の上がりをマークしてきた。20年
エフフォーリア、23年
アーバンシックは後にGI馬に上り詰め、21年
オニャンコポンもGIII
京成杯を制覇。19年
ホウオウピースフル(GII
フローラS2着)、22年
キングスレイン(GI
ホープフルS3着)も重賞好走とまさに出世レース、登竜門と呼べる特別戦だ。その先達同様に上質の瞬発力を有しているが取捨の基準となろう。単純に数字だけに注目すれば
エンジェルマークが最右翼となる。新潟芝外1800メートルの新馬戦で計時した自身32秒9はもちろん今回のメンバーでトップの記録となる。しかし超高速トラック、かつ5ハロン通過66秒8の超スローだった点に留意が必要となる。33秒台をマークした2、3着馬も含めて現時点で芝での勝ち上がりはゼロだとレースレベルにはむしろ疑念が生じてくるのだ。
一方、◎
コンフォルツァは今回と同じ東京コース(1800メートル)で次位の記録となる自身33秒7の上がりをマークしている。前残りの展開となった新馬戦(小倉1800メートル)は差し届かず3着止まりだったが…。勝ち馬
ジュンライデンは次走・萩S(リステッド)を3着好走、2着
メイショウツヨキも次走Vを相手も揃っていた。末脚が生きる東京こそがベストの舞台であることは前走Vが証明。再度の東京遠征はもちろん勝負モードとあればアタマから狙う手だ。