【クラス越え】
クライミングリリーが叩き合いを制す。適距離は9-10F、ただ左回りに課題を抱えている。レース選択数が限られるため難しい調整を余儀なくされ、目標番組と体調がチグハグになるケースもあったが、中山戦績は[2-2-1-1]。坂コースや水分を含んだ馬場にも問題はなく、休み明けの
サンタクロースSをひと叩き。1月に入り南Wで長め6F追いを4本消化、年越しも上手くいった。ハンデは前走比2kg減の54kg、動き出しの反応もアップする。
素質なら
ダノンザタイガー。東京スポーツ杯2着、
共同通信杯も上り33秒6の末脚を繰り出し3着に食い込んだ大器。腰回りが薄くクラシックは回避、慎重に成長期間を設けてきたが、復帰戦の六社Sは残り2F近くで急失速。肉体的な問題か精神的なものか。あるいは道悪の影響もあったのか。稽古も動きと才能は誰もが認める重賞級ではあるが、雨模様に加え初の右回り。今回の印は慎重に対抗にとどめた。
当日の
テンションの高さと中山の急坂がカギになるが、
フェアエールングの札幌シリーズの10Fの時計や内容はオープンも望める好内容だった。8着惨敗明けになるが稽古は動いた。53kg、10Fなら巻き返し十分。
気分屋だが
グランベルナデットは中山10Fにハイレベルの圧勝歴があり、3歳限定オープンとはいえ
忘れな草賞の勝者。6着に敗れたものの
サンタクロースSは遠征競馬でも6着に粘り、復調気配が調教からもうかがえる。
一瞬の脚をいかせば
ヘッズオアテールズも面白い。二走前の
元町Sは54kgで1分44秒4、0秒2差の4着に食い込んでいる。スタート次第になるが
ルドヴィクスは時に思い切った逃げを打つ。