【Hレベルで上位拮抗】
クリスマスパレードが
オークスに向け布石を一手打つ。母の兄ソルダットは米重賞2勝・BCジュヴェ
ナイルターフ2着。
母ミスエリカは札幌・芝1500mで1勝、地方で4勝。4歳の姉は
ミスヨコハマ(父は
カレンブラックヒル・現2勝)、
キタサンブラックを配した二番娘は466kgの贅肉の少ないスラリとした中距離型の青鹿毛。デビュー前の調教では阪神JF3着の
コラソンビートに稽古で互角に近い動きを披露していたが、新馬戦はスタンド前を2番手で通過。1000mを61秒0で通過し4角先頭、ギアが上がるにつれ一気に速力はアップ。直線入り口で外に膨らみかけたけれど、フォームを正し坂下2F標識過ぎエンジンが再点火。ラスト3Fを推定12秒0-12秒1-11秒8(35秒9)で、2分0秒7に仕上げた(前日の
葉牡丹賞と0秒3差)。1F延長と
オークスを睨み、2200m仕様に体力増強に努め乗り込みも万全だ。
ターコイズフリンジは、同じ中山10Fを3週目に2分1秒1で新馬勝ち。母は芝1400m2勝、母の姉
エスメラルディーナは関東オークス優勝、芝のGII・
フィリーズレビュー3着。近親の
アリーヴォは
小倉大賞典勝ち。芝・ダート、対応距離にも幅がある個性的な一族。初陣は前半1000mは61秒8のスロー。窮屈な位置に押し込められ接触したりしたが、532kgの肉体派。寄ってくる相手を押圧、3コーナー手前あたりから徐々に外に持ち出し、残り4Fすぎ一気に11秒9にペースアップ。上がり3Fは12秒0-11秒7-11秒7(35秒4)。発表は良だが芝の塊が飛ぶ水分の多い馬場で、自身の上がりは34秒9。息の長い脚を使い後続を1馬身余に力強く切って捨てた。馬体の造りや血統を思えば、
パワー馬場はドンとこい。逆転の単も期待していい。
リアレストは最終週の4週目に2分1秒5で未勝利を突破。510kgを超える体力派、1勝クラスならキャリアはひとつの武器になる。惑星は
ドンアレス。小倉9Fを鮮やかなマクりで1分48秒1という好タイムで勝ちあがってきた。
マイネルフランツは
葉牡丹賞2分0秒7・2着、
ゴールドシップ産駒は雨が大好き。