【見違えた】日曜日の大阪の予報は雨、58kgでも中心は
ブローザホーン。幾度か踊り場はあったが、昨夏の
函館記念はGIIIへ
アタック。ペースやマークする相手を間違えイン強襲にこだわり、もったいない3着に終わったが、
札幌日経オープンは4角先頭――みるみる間に後続を6馬身差にチギり捨て、洋芝・稍重条件下を上がり3F・12秒0-11秒6-11秒8(35秒4)という好ラップで突き抜けた。
京都大賞典は心房細動で競争中止。見ている側も息が止まりそうになったが、
日経新春杯は1000m通過58秒3、2000m通過1分59秒4という底力勝負を、最速の上がり数値通り外からチカラでネジ伏せた。転厩緒戦になるが、菅原明Jの感触は前走通り。58kgは初めてでも、重馬場はプラス。3000mは新しい仕掛け方を試みてもいい。
対抗は
サヴォーナ。3歳春からステイヤーの資質を何気に漂わせていたが、レコード決着となった
神戸新聞杯を同タイム2着に奮闘。
菊花賞は最後方からラチ沿いを進みジックリと脚をため、3-4コーナーの下りは外めから馬なりで先頭。コースロスなくタイトにインを回った勝ち馬たちに残り1F地点で遅れはとったものの、交わされてなおゴール前もうひと脚使い5着に粘り込んだ。出遅れ癖は治らなかったが
日経新春杯は立ち回りとレース精度は向上。池添Jを背に調教も意識的に長めからCW追いを挟みスタミナ強化、操縦性と動き出しを磨いてきた。
ディープボンドは21-22年の
阪神大賞典の優勝馬。舞台はほぼGI戦、疲れとの戦いを余儀なくされたが、リフレッシュ放牧を挟み乗り込み期間は約1カ月。新パートナーの岩田望Jも闊達さと力量に手ごたえあり。
テーオーロイヤルは一年越しのダイヤモンドSで勝利を挙げた。
天皇賞(春)3着歴もあるメンバーきってのマラソンランナー。機動力、粘りや体調は好調だった一年前以上に映り、別定の57kgなら切れ負けもない。
ワープスピードは3000m以上の距離に延ばし1・4・3着。ダイヤモンドSは位置取り一つで際どい勝負になったろう。鞍上は川田J、金星も当然のように狙っている?
シルヴァーソニックは
武豊Jを背に復帰。ブランクは長かったが、調教過程や時計の変遷は充実期と遜色なく、いきなりでも上位争いに顔を出す用意がある。