11R

安田記念

15:40発走 / 芝1600m (左 C) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 東京 6日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:10000,4000,2500,1500,1000万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走で阪神または海外で出走していた馬をのぞく、前走6着以下馬の日本馬
※東京過去8年[0-0-0-26]
●2010年該当馬→アブソリュート(12着)、サンカルロ(13着)
○2011年該当馬→エーシンフォワードサンカルロリーチザクラウン

・前走が海外だった馬をのぞく、中央芝G1連対実績のない前走5着以下馬
※東京過去8年[0-0-0-24]
●2010年該当馬→アブソリュート(12着)、サンカルロ(13着)、ライブコンサート(15着)、マルカシェンク(17着)
○2011年該当馬→クレバートウショウライブコンサート

・前走3着以下の海外馬
※東京過去7年[0-0-1-8]
●2010年該当馬→サイトウィナー(5着)、ビューティーフラッシュ(11着)
○2011年該当馬→サムザップビューティーフラッシュ

・前走、京王杯SCで4着以下だった馬
※東京過去8年[0-0-0-20]
●2010年該当馬→エーシンフォワード(10着)、サンカルロ(13着)
○2011年該当馬→クレバートウショウサンカルロコスモセンサーエーシンフォワード

・前走馬体重が460キロ以下だった馬
※東京過去8年[0-1-0-15]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→リディル

・前走で条件戦に出走していた馬
※東京過去8年[0-0-0-2]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→シルクアーネスト

・3歳馬
※東京過去8年[0-0-0-1]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→リアルインパクト

・前走1200m戦出走馬
※東京過去8年[0-0-0-4]
●2010年該当馬→ファリダット(6着)
○2011年該当馬→ビービーガルダン

2010年残った馬→ショウワモダンスーパーホーネットスマイルジャックトライアンフマーチキャプテントゥーレマルカフェニックスフェローシップリーチザクラウングロリアスノアマイネルファルケ

【昨年結果】
1着:ショウワモダン(○)
1着:スーパーホーネット(○)
3着:スマイルジャック(○)

2011年残った馬→ストロングリターンシルポートスマイルジャックアパパネダノンヨーヨージョーカプチーノ

井崎:痛恨のウインバリアシオン抜け! ベルシャザールも残してたのにねえ。

須田:しかもウインバリアシオン、いちばん最後の消去ネタで消えてたんですよね。「外枠軽視作戦」もバッチリだっただけに、これは確かに痛恨ですなあ……。

井崎:そういえば昨年も、2着のローズキングダムが抜けてハズレだったんだよなあ。ダービーの2着馬とは縁がない星の下に生まれたのかもしれん。

須田:いやいや、話がインフレしすぎですって(笑)。とはいえ、最近の中ではかなりマシな部類の結果だったと思いますし、せめてその調子でお願いしたいところです。

井崎:それは受け取り方によっては「もう的中は諦めたから、せめて惜しいハズレくらいは……」って言われてるようにも思えるんだが?

須田:それ以外の意味に聞こえましたか?

井崎:……で、今週の安田記念なんだが、いいメンバーがそろったよな。馬券的な面白さという意味では、この春G1でも屈指なんじゃないか?

須田:ですねえ。香港から実績馬2頭が参戦したことで、さらに混沌としたというか、皆目わからんといいますか(笑)。ただ、穴党にはたまらないレースですよ。

井崎:オッズがものすごく割れそうだから、たぶん本命党は本命党で美味しいって思うぞ(笑)。ただ、一気に消せる消去ネタが見あたらなくて、かなり苦労はした!

須田:確かに、いちばん消せている消去ネタでも4頭ですもんね。その分を消去ネタの「数」で補った結果なんでしょうけど、それにしても多いですな(笑)。

井崎:でも、最終的には6頭にまで絞れたんだから、我ながらよく頑張ったよ。当初は香港馬を2頭とも残す方向で考えていたんだが、そこも削りにいっちゃったからな。

須田:でも、日本の芝マイル路線って、今はかなり手薄だと思うんですよ。アッサリ勝たれてもおかしくない気がしますけど、消しちゃって大丈夫ですかね?

井崎:う?ん、こればっかりは何とも言いかねるけどね。ただし、前走着順と安田記念の結果がある程度比例しているのは事実。「あえて消す」が正解な気がするけどなあ。

須田:なるほど。でも、残っている馬のラインナップは、今週も悪くない気がしますよ。組み合わせ次第では高配当も期待できそうですし、けっこう面白いんじゃないかと。

井崎:実際、けっこういいところを突いてるんじゃないかって手応えもあるしな。久々のG1的中へ向けて、今週はこの6頭に頑張ってもらうとしよう!

須田:というわけで、せめて「惜しいハズレ」でお願いしますね?
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予想印
2シルポート(5人気)
8アパパネ(1人気)
13ダノンヨーヨー(2人気)
14リアルインパクト(9人気)
16ジョーカプチーノ(6人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

8

13

6通り 各400円

馬単フォーメーション
1着

2

8

2着

2

8

13

14

16

相手
8通り 各500円
3連複軸2頭流し
軸1

8

軸2

2

相手

13

14

16

3通り 各400円

3連単フォーメーション
1着

2

8

2着

2

8

13

相手

2

8

13

14

16

12通り 各200円

東大ホースメンクラブの見解

本命はシルポート。逃げ馬のこの馬にとって内枠には入れたのはかなり好都合。前走は勝ちきませんでしたが、58kgを背負っていたこと、勝ち馬との差は大きくなかったことから、ここでも勝ち負けできる能力はあると考えます。

対抗はアパパネ。2走前で牡馬と走ったときは4着であることから若干評価は割り引きましたが、前走のGIはしっかりと勝ちきっていて、やはり高い能力を持っているでしょう。

3番手評価はダノンヨーヨー。2走前は7着でしたが、勝ち馬との差はそれほど大きくありませんでした。最近使い続けている得意のマイル戦なら大崩はないはずです。

4番手評価はジョーカプチーノ。外枠に入ってしまったのが少し不安ですが、GIを勝った時と同じ舞台に戻ってきたことに期待して狙ってみます。

5番手評価はリアルインパクト。3歳馬ではありますがポテンシャルに期待します。

東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

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予想印
8アパパネ(1人気)
10リディル(12人気)
2シルポート(5人気)
13ダノンヨーヨー(2人気)
6サムザップ(13人気)
17エーシンフォワード(10人気)
18リーチザクラウン(14人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

8

相手

2

10

13

3通り 各2000円

馬連流し

8

相手

6

17

18

3通り 各1000円

ワイド

8

-

10

1点 1000円

望田潤の見解

 アパパネは激闘の反動だけが気がかりだが、追い切りをみる限りは大丈夫だろう。1800m前後ならウオッカスイープトウショウ級の女傑だから、今年のメンバーならここも◎だ。

 ○▲は「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形で、前受けでちゃんと結果を出してきた臨戦過程に好感。

 シンボリクリスエス2騎は母系のミスプロ的なスピードが強く1400mがベストだろう。

 意外にHペースになって上がりがかかれば、エーシンとサムザップのジリ差しでも間に合うかもしれない。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

16

1点 1500円

馬連流し

16

相手

3

13

2通り 各700円

馬連流し

16

相手

10

12

15

18

4通り 各200円

3連複軸1頭流し

16

相手

3

8

10

12

13

15

18

21通り 各100円

3連単1着流し
1着

16

相手

3

8

10

12

13

15

18

42通り 各100円

井内利彰の見解

 標準少めトラックが1?3着を独占した2006年安田記念は調教タイプから予想すれば、どうやったって選ぶことができない3頭でしたが、2007年以降、特に近3年は調教タイプにも分かりやすい偏りが出ています。

2008年
1着ウオッカ(2)/標準多め坂路
2着アルマダ(5)/馬ナリ平均トラック
3着エイシンドーバー(9)/標準坂路

2009年
1着ウオッカ(1)/乗込坂路主体
2着ディープスカイ(2)/標準多め坂路
3着ファリダット(10)/標準多め併用

2010年
1着ショウワモダン(8)/馬ナリ平均トラック
2着スーパーホーネット(6)/標準多め坂路
3着スマイルジャック(5)/標準多め併用

 過去3年、のべ9頭の馬券圏内馬のうち、6頭が「乗込」「標準多め」といった調教本数の多い調教タイプです。

 実は安田記念、2006年は「Bコース」で行われていましたが、2007年以降は「Cコース」で行われています。

 仮柵移動が調教タイプと相関関係にあって、Cコースの芝1600mでは運動量が必要な調教タイプが好走するのかも知れません。

 とにかく事実として本数多い調教タイプが好走していることは見逃せませんから、今年の出走馬で言えば、ダノンヨーヨースマイルジャックは確実に上位争いしてくれそうです。

 ダノンヨーヨーは最終追い切りの坂路でテンの1Fを13.3秒で入っており、音無秀孝厩舎の鉄板調教に該当しているため、本命候補でした。

 ただ馬場が悪かったとはいえ、ラスト1F12.9秒は少し物足りない数字ですし、見た目にもヨレる場面があったりと、どうしても決め切ることができません。

 そこで中竹和也厩舎の鉄板調教に該当したジョーカプチーノを選択しました。

 新書に記していますが、中2週で日曜追いがない2本の調教は馬が絶好調な証。カプチーノの場合は1週前の木曜追い、そしてレース週の水曜追いと完璧な鉄板追い。

 これについて中竹調教師に聞いてみると「放牧明けだった前走とは状態は全然違う。うん、確かに状態がいいから日曜追いをやっていない」と追い切りの裏付けも取れました。

 動き自体は馬場が悪くても集中力が途切れることなく最後までしっかりした脚取り。

 単なるスピードで押し切ったNHKマイルCとはまた違ったジョーカプチーノが同じ舞台でGI獲りを果たしてくれるでしょう。

 アパパネは6月4日に坂路で前日追いを行っての乗込坂路。

 調教タイプは過去傾向にあてはまるので、一応3連系統の買い目には押さえましたが、最終追いが前走時よりも緩くなっており、調教内容から妙味はないと判断しています。

 山崎エリカの予想

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予想印
8アパパネ(1人気)
17エーシンフォワード(10人気)
18リーチザクラウン(14人気)
4クレバートウショウ(8人気)
5サンカルロ(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

8

相手

4

5

17

18

4通り 各2500円

山崎エリカの見解

 今年の安田記念の前哨戦でもっとも決着指数が高かったのは、マイラーズCで指数-24、次いでヴィクトリアマイルで-23、そして京王杯SCは-21、谷川岳Sも-21でした。

 そこで今回◎に推したいのは、始動戦となったマイラーズCは外枠から終始外々を回ったために力を出し切れませんでしたが、ロスを強いられなければ勝ち負けしていたと思われるアパパネです。アパパネは次走のヴィクトリアマイルでもブエナビスタをクビ差押さえて勝利しました。ヴィクトリアマイルアパパネブエナビスタが本調子にはなかったことと、オウケンサクラがオーバーペースで逃げたことが勝因ですが、それでも今回のメンバーでは能力上位の存在となります。

 ○には前走の京王杯SCは外枠から無理に先行したために一番ロスの多い競馬を強いられたエイシンフォワード。とにかく京王杯SCでは力を出し切れていないので、昨年のマイルCS(指数-22)の実績を考慮して巻き返しを狙います。

 ▲には短距離やマイル路線よりもレベルが高い中距離戦、中山記念ヴィクトワールピサの3着のリーチザクラウン。前々走のマイラーズCは直線の内で前が詰まる不利、前走の都大路Sは4コーナーでバランスを崩してレースを止めており、参考外と解釈できます。

 高橋学の予想

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予想印
13ダノンヨーヨー(2人気)
8アパパネ(1人気)
3スマイルジャック(3人気)
2シルポート(5人気)
4クレバートウショウ(8人気)
5サンカルロ(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 2000円

単勝

13

1点 2000円

複勝

4

1点 500円

複勝

5

1点 1000円

馬連BOX

2

3

4

5

8

13

15通り 各300円

高橋学の見解

 グレード制導入の1984(S59)年以降から「消える馬」・「残る馬」を検証してみる。馬名の前の数字は出走馬番です。グレードのGI・II・IIIは見やすさを考慮してG1・2・3表記しています。

1.ストロングリターン
 前2走内に3月以降の条件戦使用ある場合、そこで敗退、もしくは1着も2馬身差以上の快勝できなかった馬は[0-0-0-19]。同型で、H21年「条件戦1着→京王杯SC1着」のスズカコーズウェイは12着惨敗。

2.シルポート
 G2マイラーズC出走組は[5-4-8-78]。勝った5頭のうち直行除く4頭は安田記念の前走が京王杯SC1着だった。ハナ差2着の同馬、勢いに乗れるか。

3.スマイルジャック
A.1600mを3回以上走って2勝以上かつ3着内率5割以上
B.左回り芝3勝以上かつ3着内率5割以上

 このA・Bともにクリアした距離&コース適性◎の日本馬は[6-3-1-30]。このうち、

a.前走日本のG2以下戦使用の場合1着、敗退も0秒6差内
b.前2走とも1400m以上の重賞戦使用
c.前4走内に中央開催の1600-1800m芝重賞戦良・稍重で3着内好走歴
d.前3走内に日本のレースで10着以下大敗なし
e.東京芝コース経験済み
f.前2走とも体重減は×

以上のa-fをクリアしていた馬は[6-3-1-0]。

4.クレバートウショウ
 前4走内(前年11月以降)に日本のOP以上芝良・稍重1600m(マイラーズC1700m時含む)で連対が2回以上かつ前3走内にG1・G2戦連対ある馬のうち、

a.前走6着以下あるいは1秒以上敗退
b.前3走内に10着以下大敗
c.7歳以上
d.前3走内に海外遠征歴
e.当レース中に接触等の不利あった馬
f.当レース重・不良のS62・H10年

 以上のa-fに該当する馬を除くと[4-0-0-4]。前走着順掲示板を外したのは1頭だけでそれも0秒4差内。再度の激走に要警戒。

5.サンカルロ
 実施時期が繰り下がったH8年以降、1600mを6回以上走って0-2勝かつ東京芝0-2勝馬は[0-0-3-56]。高松宮記念が3月開催になったH12年以降、その連対馬は[2-0-1-6]で、このうち1600m2勝以上かつ年明け2-3戦馬は[2-0-1-0]。穴警戒。

6.サムザップ
 2か月以上休養馬や前走が2か月以上休養明けだった馬を除き、前3走内に日本のG1・G2戦あるいは国際Gで連対歴がなく前走10着以下大敗馬[0-0-0-25]。

7.シルクアーネスト
 前走条件戦使用馬は[0-0-0-16]。

8.アパパネ
 スマイルジャックの項目に該当。ただし、2か月以上休養馬を除き、前走ハナ・アタマ・クビ・同着の辛勝馬は[0-1-1-28]で、連対した1頭は前4走内に牡牝混合G1戦3着内好走歴があった。女傑にクビ差勝った前走の反動が気掛かり。

9.ビューティーフラッシュ
 マル地馬を除く6歳以上馬のうち、

a.1600mを6回以上走って3着内率5割未満
b.前4走内に日本の芝G1・G2(or国際G1・G2)戦で連対なし・G3(or国際G3)1着なし

 このa・bともに該当していた馬は[0-0-0-20]。また、安田記念出走の香港馬は[2-2-2-21]で、馬券対象6頭は前走香港重賞戦で3着以内だった。さらに、過去10年で馬券になった香港馬4頭の前走マイル走破時計はすべて1分34秒5以内。

10.リディル
 走破時計が1分34秒0を切るようになったH2年以降、前3走内に重賞戦5着内好走歴のない芝7勝未満の力量不足の牡馬は[0-0-0-36]。

11.コスモセンサー
 G3ダービー卿CTが1200→1600mになったH8年以降、前3走内にそのダービー卿CTで着外(4着以下)だった馬は[0-0-0-20]。

12.ライブコンサート
 サムザップの項目に該当。また、G2マイラーズCが4月開催になったH12年以降、そこで1・2番人気以外で0秒6以上敗退[0-0-0-21]。

13.ダノンヨーヨー
 1600m5勝以上の距離適性◎の日本馬は[4-1-1-21]。このうち、

a.前4走内に1400-1600mのG1・G2戦で3着内好走あり
b.前3走とも重賞戦使用
c.1800mを4回以上走って連対0-1回は×
d.前走1800m未満使用
e.前3走とも1600m未満を使用し着外(4着以下)があった馬は×、

 このa-eの5項目クリア馬は[4-1-0-0]。

14.リアルインパクト
 芝を5戦以上消化して芝0-1勝の牡馬は、前走重賞戦連対・OP戦1馬身差以上1着馬を除き[0-0-0-16]。

15.ビービーガルダン
 1600m戦を2回以上経験して連対のない左回り芝未勝利馬は、前走G1・G2戦3着内好走馬を除き[0-0-0-10]。10頭中9頭は10着以下だった。

16.ジョーカプチーノ
 前2走内に1600m以下芝のレースで10着以下かつ1秒以上惨敗があった馬は、前2走内にG1・G2戦連対歴ある馬を除き[0-0-0-46]。

17.エーシンフォワード
 前2走とも日本の1800m以下戦6着以下かつ0秒4以上敗退馬は、1600m戦4勝以上馬を除き[0-0-0-20]、18番馬も該当。また、前3走とも1200-1700m芝のレースを使用して3着内好走がなかった馬は[0-0-0-26]、15番馬も該当。

18.リーチザクラウン
 12・17番馬の項目に該当。また、前3走とも斤量58?以上を背負い前走4着以下だった馬は[0-0-0-9]。

 三田明太の予想

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予想印
7シルクアーネスト(15人気)
3スマイルジャック(3人気)
10リディル(12人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

7

1点 5400円

3連複フォーメーション
1着

7

10

2着

3

7

10

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

46通り 各100円

三田明太の見解

 スプリント路線でも指摘してきたが、マイル路線も同じく世代交代が進まない。昨年の安田記念が当時6歳のショウワモダン、7歳のスーパーホーネットのワンツーで、マイルCSもこの路線では常連組だったエーシンフォワードが制した。

 当時の指数を見ても、その時点で高指数を持っていた馬が少なく、指数を跳ね上げる魅力のある馬も少なかったのが実情。競馬総合チャンネルの連載でスーパーホーネットエーシンフォワードを運良く本命にできたのも、消去法的な観点から過去の指数を重視した側面が強い。しかし、今年は直近の指数動向から、今回の舞台で指数を跳ね上げそうな馬を狙いたい。

 本命はシルクアーネスト。前走が準OPと実績的には格下だが、その前走で叩き出した最高指数「115」は見逃せない。これまでは、洋芝の札幌・函館、上がりの掛かる小倉の中距離などで「105」前後の指数を安定してマークするキャラだったのだが、初の東京で、前後半の3Fが34.5秒-34.6秒の淀みない高速マイルに対応して、自己最高指数を大きく跳ね上げてきた。自身の適性が斬れよりスタミナに振れているのは確かだが、前走の指数から同じラップを刻み続けるスタミナが問われる展開がベストの可能性は高い。

 また、前半が緩まない傾向にある当レースだが、面白いのが主要ステップレースがスローの上がり勝負ばかりだったこと。前哨戦が前残り連発だったからこそ、本番はむしろ激流と読む。指数的に均衡しているメンバー構成だけに、前走で指数的な天井を打ち破った本馬のさらなる進化に賭けたい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

16

1点 2000円

馬連

8

-

18

1点 2000円

馬連

2

-

8

1点 1500円

馬連

1

-

8

1点 1000円

馬連

3

-

8

1点 1000円

馬連

16

-

18

1点 1500円

馬連

2

-

16

1点 1000円

古澤秀和の見解

3番:デキは最高。馬場だけ。
8番:ボリュームあって、良い体つき。勝ち負け。
16番:パワフルで馬場合いそう。勝ち負けできても良い。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

8

1点 500円

馬連

1

-

10

1点 1000円

馬連

10

-

13

1点 500円

馬連流し

8

相手

1

10

2通り 各2000円

馬連流し

8

相手

2

7

13

16

4通り 各1000円

netkeiba関東本紙の見解

 アパパネを本命に推す。前走ヴィクトリアマイルブエナビスタを凌ぎきって勝利を収めたことは高く評価できる。思いのほか調子の浮き沈みの大きなタイプではあるが、この中間の調整は順調そのもので、状態はキープできている。東京のマイルは負けなしで、牡馬を相手でも中心視できる。
 
 対抗にはリディル。一昨年のデイリー杯2歳Sを勝ち、クラシック候補に数えられた存在。骨折のため長期休養を余儀なくされたが、今年1月の復帰からしっかりと上昇。前走の谷川岳Sでは久々のOP勝ちを決めるなど、波に乗った印象だ。最終追い切りの動きも文句なく、好勝負を期待している。
 
 前走の京王杯SCで重賞初Vを決めたストロングリターンも勢いがある。休養を挟みながらのタイプがここに来て心身ともに成長した。G1まで一気に駆け上がる可能性も秘めている。
 
 昨年のマイルCS2着のダノンヨーヨーも侮れない存在。以下、シルクアーネストジョーカプチーノシルポートスマイルジャックにも警戒が必要だ。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

 ダノンヨーヨーは、今季緒戦の東京新聞杯を7着。続くマイラーズCも、じれったい3着に敗れたものの、春の最大目標は、あくまで安田記念
 
 心身がかみ合ったときの破壊力は、1分31秒8のレコードで決着した、昨年のマイルCSの上がり33秒6の豪脚が証明。ちなみに条件戦ではあるが、当該マイルで上がり32秒7も計時。叩き二戦、新陳代謝が活発になる夏場に、良績が集中する夏季稼動型でもある。
 
 鞍上は慎重かつ大胆なウィリアムズ。大一番の安田記念仕様に、同馬の特性やクセを、じっくり研究してくるハズだ。
 
 相手はアパパネ。現役最強馬ブエナビスタを、ヴィクトリアマイルで一蹴。1分31秒9という記録があれば、牡馬に混じっても一歩も引かない。
 
 ただし前走は、ブエナを相手の、全身全霊をかけての、乾坤一擲の走りと造り。体調維持と56kgが少し心配だ。
思わぬ疲労が残るようなら、スマイルジャックが一角崩し。前走のマイラーズCは、スローも重なり6着に終わったものの、上がりは最速。地力の片鱗は示している。
 
 ストロングリターンも、二走前の難波Sの1分45秒4、京王杯SC・1分20秒1で、GI圏内に追いついた。1kg増の58kgでも、少なくとも京王杯組のシルポートやジョーカプチチーノには、もう負けない馬になった。
 
 ビューティーフラッシュは、昨年の安田記念は11着に惨敗。個人的には、パドックでもピカ一の存在に思えたが、日本の馬の見方では合格点でも(線がきれいすぎて、華奢すぎる?おまけに鼻血)、香港の馬にしては厚みが足りなかったか。
 
 しかし、一年を経て、世界屈指の強豪ひしめく香港マイルシーンの一翼を担う馬にと成長。昨年と比べると、見違えるような筋肉を備えている可能性が高い。香港勢のもう一頭サムザップも、東京コースは脚質にピタリ。日本勢をまとめて負かすシーンも十分考えられる。
 
ダノンヨーヨー
アパパネ
スマイルジャック
ストロングリターン
ビューティーフラッシュ
サムザップ
リアルインパクト

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

13

1点 4000円

馬連流し

13

相手

3

9

14

16

17

18

6通り 各1000円

須田鷹雄の見解

 本来ならば、いちばん安心して買えるのは芝1800?2000mのGI・GIIに実績のある馬。ただし、今年は該当する馬でもそれが2?3歳時のものであるケースばかりで狙いづらい。

 となると香港勢か普通に日本のマイル路線で選ぶかだが、まず香港はサムザップが実績不足、ビューティフラッシュは昨年負けているうえに今回は展開が向かなさそう。2?3番手がベストの馬だが、今回は先行馬が多いため、昨年同様消極的な位置取りになってしまいそうだ。

 そこで、◎ダノンヨーヨー、○アパパネ、▲エイシンフォワードと古馬マイルGIの連対歴がある馬を中心に取る。ダノンヨーヨーは切れ味がありすぎて京都のほうがベターに見えるが、今回は単純に前が止まりそう。◎と○の比較では、これも単純に◎がマイラーズCで先着しているのに○のほうが人気、という点を意識した。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

1

3

12

13

6通り 各1000円

3連複BOX

1

3

12

13

4通り 各1000円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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 栗山求の予想

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予想印
13ダノンヨーヨー(2人気)
1ストロングリターン(4人気)
8アパパネ(1人気)
2シルポート(5人気)
3スマイルジャック(3人気)
6サムザップ(13人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

2

3

6

8

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

2

3

6

8

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ダノンヨーヨーは「ダンスインザダーク×フォーティナイナー」という組み合わせ。ナリタトップロード菊花賞)の甥、マツリダゴッホ有馬記念)の従兄弟にあたる。母フローラルグリーンは、ミスタープロスペクター系のフォーティナイナーを父に持ち、快速レイズアネイティヴ3×4というクロスを持つ。

 ダンスインザダーク産駒でありながらマイル戦を得意とするのは母方のスピードが強く影響しているから。ダンスインザダークレイズアネイティヴはニックスの関係にあるので配合水準も高い。前々走の東京新聞杯(7着)は上がり33秒2という鬼脚を繰り出したものの、出負けして大外を回すというロスが響いて届かなかった。前走のマイラーズC(3着)は道中の1、2番手がそのまま1、2着するというスローペースに泣いた。とはいえ、好スタートから好位につけるという積極性は近走になかったもので、負けたとはいえ収穫の多いレースだった。

 ひょっとしたら今回は中団よりも前につけるかもしれない。多頭数の後方一気策はリスクが大きいので、もし好位?中団で折り合うことができれば吉と出るだろう。前走よりも体調面がアップし、舞台も富士Sを勝った得意コースに替わる。スタートを決めればまず勝ち負けだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

3

8

12

13

2着

1

3

8

9

12

13

相手

1

2

3

8

9

12

13

100通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 直結コースとは、今回のレースと同じ適性が要求されるコースのこと。そこを激走した馬は、今回も適性あり!と判断できる。出走馬から、直結コースにて激走した馬を狙おう!! 安田記念が行なわれる東京芝1600mの直結コースは、京都芝1600m外、東京芝1400m、シャティン芝1600m、同コースの東京芝1600m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

人気サイドから見ると、○ダノンヨーヨーを評価する。同コースの富士Sで重賞を勝ち、直結コースは京都マイルのGI・マイルCSを連対している。立て直して休み明けとなった前走を3着に敗れたが、これを叩いての上昇を見込む。昨年の安田記念は、マイルCS・2着の実績を持つスーパーホーネットマイラーズCで敗れた次走に安田記念を連対、ダノンヨーヨーも巻き返せる。

 次に、▲アパパネは信頼度が高そう。同じ東京マイルの前走でブエナビスタに勝利したことを評価できるし、前走の勝利で東京マイルは3戦3勝となった。一昨年に東京巧者のウオッカが、ヴィクトリアマイル1着から安田記念を制したが、アパパネも東京では全勝しており、安田記念を勝ち負けできる。

 そして人気馬以外からは、以下の4頭に注目する。

 穴馬として注目するのは、同コースの富士Sでダノンヨーヨーの2着に激走した◎ライブコンサート。GIレースのマイルCSで5着に善戦して、得意のマイル戦は大駆けを期待できる。09年安田記念は15人気ながら5着で掲示板を確保したが、その後にマイル重賞で実績を積んでおり、当時より混戦模様の今年なら馬券圏内を争える。

 昨年の安田記念3着馬△スマイルジャックを推奨する。昨年は、前々走の六甲S・1着→マイラーズC・5着→安田記念3着のローテーションだが、今年は東京新聞杯・1着→マイラーズC・6着からの安田記念出走で、昨年と同様にマイラーズCからの巻き返しがある。また、前々走にて同コースの重賞を制したことも評価できる。

 上がり馬として、△ストロングリターンを推奨する。前走にて直結コース・東京芝1400mの京王杯SCを制した。京王杯SCは前残りの結果になったが、この馬だけが差して馬券になっている。東京芝を9戦して7戦で複勝圏内に走り、直線の長いコースを得意にしている。

 最後に、外国馬から△ビューティーフラッシュに注目する。08年安田記念は、香港馬のアルマダが連対。この馬は、香港マイル(G1)・2着とスチュワーズC・1着の実績があった。ビューティーフラッシュは同じ2つのレースを制し、特に香港マイルエーシンフォワードを相手に勝利を収めた。昨年の安田記念は敗れたが、能力を発揮できれば面白い存在で、遠征慣れを見込んで評価したい。

 の予想

の見解

 春のマイル王決定戦・安田記念が行われます。

 昨年の同レース勝ち馬・ショウワモダンは直前で引退してしまいましたが、「昨年の桜花賞&今年のヴィクトリアマイルを制したアパパネ」「昨年のマイルCSエーシンフォワード」「一昨年のNHKマイルCジョーカプチーノ」「昨年の香港マイルビューティーフラッシュ」と、いろいろな個性を持つマイルGI馬が集結しました。

 東京マイルGIを制するには「中距離を乗り切れる底力」が要求されるのは有名な話です。しかし中距離とはいっても、「スローを呑気に追走し、上がりの切れ味だけで差してくる」ようなタイプでは、対応できないのが安田記念のラップです。ポイントは「テン3F」の速さ。

安田記念(東京8F)
2006:34.8-23.3-34.5=1分32秒6(ブリッシュラック)
2007:34.1-23.4-34.8=1分32秒3(ダイワメジャー)
2008:34.6-23.3-34.8=1分32秒7(ウオッカ)
2009:33.4-24.0-36.1=1分33秒5(ウオッカ)
2010:33.6-22.7-35.4=1分31秒7(ショウワモダン)
※「テン3F‐中盤2F‐上がり3F」で表記、( )内は勝ち馬。

 上記の通り、このレースの「テン3F」は平均で「34.1」、過去2年は「33秒台」の激流となっています。同じ舞台の3歳GIのNHKマイルCも、牝馬限定GIのヴィクトリアマイルも、ここ2年は「テン33秒台」になっていますが、より開催の進んだ施行時期を考えれば、やはり安田記念の激流度合いは抜きん出ています。

 スタート直後、向こう正面の直線が長いので、どうしてもテンは加速してしまうコース設定。しかも「最初下り、少しだけ上ってまた下る」という起伏があり、なし崩しに脚を使うと消耗してしまう…というのが東京マイルの序盤なのです。これを追走するスピードが必要であると同時に、行き過ぎない折り合いやセンスも必要、さらにラストに待ち受ける長い直線&上り坂を乗り切る底力も要求される…という総合力勝負になっています。

 そう考えると、やはり昨年同レースの上位馬は要マーク、テン急流で1分31秒台に突入した今年のヴィクトリアマイルの勝ち馬も無視できない、ということになりそうです。そしてもう一つ注目すべきは、昨年の秋のマイル王決定戦、マイルCSでしょう。

マイルCS(京都外8F)
2006:34.0-23.5-35.2=1分32秒7(ダイワメジャー)
2007:34.4-23.6-34.7=1分32秒7(ダイワメジャー)
2008:34.4-23.5-34.7=1分32秒6(ブルーメンブラット)
2009:34.8-23.9-34.5=1分33秒2(カンパニー)
2010:33.7-23.0-35.1=1分31秒8(エーシンフォワード)
※「テン3F‐中盤2F‐上がり3F」で表記、( )内は勝ち馬。

 昨年のマイルCSは、「テン3F」も「中盤2F」も近年で最も速い激流でした。このレースで差し脚を伸ばした上位馬は、安田記念のラップへ対応する根拠があると言っていいでしょう。

 あとは香港馬との比較ですが、過去、チャンピオンズマイル組から安田記念で5着以内馬が出た場合、「テン2F」が24秒台だったという基準があります。今年は以下の通り、やや時計掛かる馬場だったとはいえ「25.3」掛かっており、やや物足りないと言っていいでしょう。

2011チャンピオンズマイル(沙田8F)
25.30-23.50‐23.64-22.27=1分34秒71(イクステンション)

2010香港マイル(沙田8F)
24.77-22.97-24.03-23.02=1分34秒79(ビューティーフラッシュ)

 しかし、併記した香港マイルでは、チャンピオンズマイルより僅かに時計が掛かる馬場で「24秒台」が出ており、これで好位から押し切った勝ち馬は、エーシンフォワード(同レース4着)との比較からもマークが必要と見ます。

●注目馬:スマイルジャック(昨年の3着馬)、アパパネ(ヴィクトリアM勝ち馬)、エーシンフォワードダノンヨーヨーライブコンサート(昨年マイルCS上位馬)、ビューティーフラッシュ(急流の香港マイル勝ち馬)

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