11R

宝塚記念

15:40発走 / 芝2200m (右 B) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 阪神 8日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走4着以下馬
※阪神過去5年[0-0-1-40]
●2011年該当馬→ローズキングダム(4着)、ダノンヨーヨー(7着)、トレイルブレイザー(8着)、ドリームジャーニー(10着)、ビートブラック(11着)、シンゲン(12着)、トゥザグローリー(13着)、フォゲッタブル(15着)、アサクサキングス(16着)
○2012年該当馬→スマイルジャックエイシンフラッシュアーネストリーナカヤマナイトオルフェーヴルモンテクリスエス

・前走6番人気以下馬
※阪神過去5年[0-0-0-19]
●2011年該当馬→ビートブラック(11着)、シンゲン(12着)、フォゲッタブル(15着)、アサクサキングス(16着)
○2012年該当馬→スマイルジャックビートブラックモンテクリスエスネコパンチ

・前走4番人気以下の6歳以上馬
※阪神過去5年[0-0-1-20]
●2011年該当馬→ドリームジャーニー(10着)、シンゲン(12着)、ナムラクレセント(14着)、アサクサキングス(16着)
○2012年該当馬→スマイルジャックネコパンチ

・3歳馬
※阪神過去5年[0-0-0-2]
●2011年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→マウントシャスタ

・G1馬複数勝利馬をのぞく、前走4角10番手以下馬
※阪神過去5年[0-0-0-16]
●2011年該当馬→ダノンヨーヨー(7着)、フォゲッタブル(15着)
○2012年該当馬→ウインバリアシオンスマイルジャックモンテクリスエス

2011年残った馬→アーネストリーブエナビスタエイシンフラッシュルーラーシップハートビートソングトーセンジョーダン

【昨年結果】
1着:アーネストリー(○)
2着:ブエナビスタ(○)
3着:エイシンフラッシュ(○)

2012年残った馬→ショウナンマイティヒットザターゲットルーラーシップフェデラリストホエールキャプチャトゥザグローリー

井崎:人気のグルヴェイグを、マーメイドSでもキッチリ持ってきちゃうとは……。もう、デットーリと同様に「ウィリアムズだから買い」って言ってもいいレベルだよな。

須田:条件戦でも上手いんですが、重賞になるとウデがさらに冴えわたりますからね。しかしまあ、クリスマスキャロルとメルヴェイルドールが残っているのにハズレとは!!

井崎:うん、コレはさすがに悔しいよ! グルヴェイグから入っても3連複が1万2930円もついてるんだから、素直に残しておくべきだったよなあ……。

須田:というわけで、まったく挽回できないまま、ついに上半期の総決算・宝塚記念ですよ。回避馬が2頭出て、今年は16頭立て。いろいろな意味で難解なレースとなりました。

井崎:オルフェーヴルの取捨とか、オルフェーヴルの取捨とかな(笑)。フツーに走ってくれれば当然勝ち負けなんだけど、こればっかりは読みようがないからね。

須田:ですねえ。でも地力が地力ですから、さすがにここで蹴飛ばすワケには……って、いちばん最初の消去ネタでバッサリ消しちゃってるし!

井崎:だって、実際に来てないパターンなんだから仕方がないじゃないか。天皇賞・春からのローテ自体も信頼度が高いとはいえないうえに、そこで11着だとねえ。

須田:まあ、近走好走馬が素直に来る傾向の強いレースだというのはわかりますが。それに、同じネタでエイシンフラッシュも消してますけど、この馬の前走ってドバイですよ?

井崎:それはつまり、例外視してもいいんじゃないかってこと?

須田:個人的には、そうしておいたほうがいいと思うんですけどねえ。それに、昨年の3着馬っていうのもありますし、ペースに柔軟に対応できる能力も高いでしょうし。

井崎:消しておいて言うのもアレだけど、そういう意味ではアーネストリーも怖いよな。このところチグハグなレースが続いてるけど、去年がものすごく強い勝ち方だったしさ。

須田:そう思うならなんで消すんですかっ! この2頭って今回は少し人気を落とすでしょうし、押さえておいたほうが配当妙味もあると思うんですけどねえ……。

井崎:でも、オルフェーヴルを「消し」でこの6頭だと、けっこういい配当が狙えると思うぞ。ヒットザターゲットが来てくれれば、相手次第で一気に挽回も!

須田:ソレってまるっきり、最終レースで一発逆転を狙ってる馬券オヤジの発想ですよ(笑)。そこまで言うなら止めませんが、あんまりアテにはならなさそうですねえ。

井崎:ま、今年の下半期を占う意味でも超重要な一戦だからな。宝塚記念らしいピリッとした流れの、いわゆる「G1らしいレース」を期待したいものだよ。楽しみだねえ!
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 500円

馬連フォーメーション
1着

6

7

11

2着

1

6

7

11

15

相手
9通り 各300円
馬単フォーメーション
1着

6

7

11

2着

1

6

7

11

15

相手
12通り 各300円
3連複BOX

1

6

7

11

15

10通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

6

11

2着

6

7

11

相手

1

6

7

11

15

12通り 各100円

東大ホースメンクラブの見解

 本命はオルフェーヴル。前走はかなりひどい競馬でしたが、この馬が高い実力を持っているという事実は変わりません。多少不安はありますが素直に本命に推します。 

 対抗はエイシンフラッシュ。前走はドバイでの競馬でそこからは少し間隔が空きます。去年のこのレースで3着に入ったように、このレースは得意なようです。一緒にダービーを制した騎手とのコンビでの活躍に期待します。 

 3番手評価はルーラーシップ。最近の走っているのが重い馬場ばかりで、さらに前走は海外での競馬ということで、疲れが溜まっているか少し心配です。 

 4番手評価はウインバリアシオン。クラシックではオルフェーヴルに負け続けていたものしっかりと2着を確保し続けており、十分高い能力はもっていえると言えるでしょう。内枠得意な岩田騎手とのコンビにも注目です。 

 5番手評価はトゥザグローリー中山記念で大敗を喫しましたが、前走はしっかりと勝ち切っており、怖い存在です。

東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

7

8

11

3通り 各2000円

馬連流し

15

相手

2

5

6

12

4通り 各1000円

望田潤の見解

 オルフェは陣営は筋肉が落ちたと言っているが、坂路の動きは絶好調時と比べると硬く小ぢんまり映るのが気になる。

 テレビをつけると宝塚記念のCMがよく流れているが、胴長脚長でストライドを伸ばして走るスペシャルウィークを、短足で硬肉で掻き込みの強いピッチ走法のグラスワンダーが捲りつぶす様はThis is Takarazukaという名シーンで、ピッチ走法がストライド走法を封じてきたのが宝塚の歴史。

 去年はトゥザグローリーに◎と春先から決めていたが、夏負けで陣営のトーンがダダ下がりだったので、となるとアーネストリーの先行かナムラクレセントの捲りかで迷って◎ナムラにしてしまった(笑)。

 あれから一年、大きなストライドで走るルーラーシップは今年もやっぱり▲で、ここを目標に調子を上げてきたトゥザグローリーに今年は◎が打てる。

 母譲りの重心が高く掻き込みが強い走りは急坂小回り向きで、実際内回り小回りで4角3番手内だと鳴尾記念1着、10年有馬記念3着、10年中日新聞杯1着、10年ラジオNIKKEI賞5着と、ガツンとかかったラジオNIKKEI賞以外はオール好走。後ろの動向なんて気にせずに、4角先頭ぐらいの積極策で、フェアリードールの濃密なハイペリオンを絞りきってほしい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 4800円

3連複軸1頭流し

2

相手

1

5

6

7

8

9

11

15

28通り 各100円

3連単フォーメーション
1着

2

2着

1

2

7

8

15

相手

1

2

7

8

15

12通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

1

7

8

15

2着

2

相手

1

2

7

8

15

12通り 各100円

井内利彰の見解

 宝塚記念の過去5年、馬券圏内に入った馬の調教タイプを分析すると、トラック単一調教馬は2008年インティライミ3着(11番人気)と2010年ブエナビスタ2着(1番人気)だけ。併用もしくは坂路単一調教に適性の高いレースであることは間違いありません。

 また調教本数は標準よりも多い方がやや優勢。特に今年の宝塚記念は開催最終日(2011年も実質最終日)に行われるので、荒れた馬場をこなす豊富な調教量が例年以上に適性を上げてくるでしょう。ただ、これだけでは本命対象となる馬が範囲が絞れません。

 そこで過去7年、阪神競馬場で行われた宝塚記念の1着馬の最終追い切り場所に注目しました。

2004年 タップダンスシチー/CW
2005年 スイープトウショウ/栗坂
2007年 アドマイヤムーン/DW※
2008年 エイシンデピュティ/栗坂
2009年 ドリームジャーニー/DW※
2010年 ナカヤマフェスタ/栗坂
2011年 アーネストリー/栗坂

 DWに※を記したのは現在は存在しない追い切り場所という意味。近2年を含めて、栗東坂路追い切りから勝ち馬を探すべき調教データが出ているわけです。ここに栗東坂路追い切り時の2F時計別の成績をフィルターとして加えます。

2F24.9秒以下[3-2-0-10]
2F25.0秒以上[1-1-3-30]

 6番人気以下で優勝した、スイープトウショウナカヤマフェスタアーネストリーはすべて2F24.9秒以下でした。また該当馬が出走した年は必ず馬券圏内に入っています。阪神競馬場の直線の長さは356.5m。4コーナー少し手前から持続して速い脚を使えることが、勝つための調教条件ということでしょう。

 今年の該当馬は2F24.8秒の◎ショウナンマイティしかいません。1週前追い切り、そして最終追い切りと絶品の動き。舌を越しているシーンを気にする方もいるかも知れませんが、これは馬自身に余裕ができたということ。生涯最高の状態。追い切りを見ていると、そう感じずにはいられません。

 最終追い切りで調教チャート(競馬予想TV!で使用)のスピードが5になった○ウインバリアシオン。それでいながら終い最速のラップが踏めたあたり、こちらも状態はかなり良いのでしょう。▲トゥザグローリー池江泰寿厩舎の勝負調教に該当していますし、調教内容は勝った前走とほぼ変わりません。

 帰厩当初はイマイチ迫力がなかった△ルーラーシップですが、ようやくらしさが戻ってきた印象。主観的に見れば、馬体にメリハリがあるなど強調材料はありますが、純粋に調教データを見ると、この評価が精一杯でした。

 △エイシンフラッシュは追い切りの動きが良く見えましたが、休み明け特有なのか、手前を何度も替えるシーンがありました。昨年の天皇賞秋時と非常によく似たシーンだけに、評価を下げています。

 調教タイプは昨年と同じ一杯平均坂路の△アーネストリー。ただ2F時計は昨年より遅くなっており、勝ち馬条件からは除外。よってこの評価としました。

 △オルフェーヴルは最終追い切りで手前を替えなかった点が気になり、無印にすることも考えましたが、池江泰寿厩舎の勝負調教に該当しましたし、最終追い切りを一杯に追った場合は2着以下がないという、この馬自身の好走調教である点を評価しました。

 最終追い切りの動きは舌を越したり、手前を替えてふらついたりと主観的に前走より評価できない△ビートブラックですが、客観的な調教データはマイナスがないので印を打ちました。

 最後は☆スマイルジャック。最終追い切りで速い時計を出し、過去のG1好走時と同じ調教パターンになりました。調教タイプからも侮れない意味での印です。

1.ウインバリアシオン
今回:標準併用
前回:標準多め併用

2.ショウナンマイティ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

3.ヒットザターゲット
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

4.マウントシャスタ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路

5.スマイルジャック
今回:標準多め併用
前回:標準トラック

6.エイシンフラッシュ
今回:標準併用
前回:海外

7.ルーラーシップ
今回:乗込併用
前回:海外

8.アーネストリー
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路

9.ビートブラック
今回:標準坂路
前回:一杯平均併用

10.ナカヤマナイト
今回:乗込トラック
前回:標準多めトラック

11.オルフェーヴル
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

12.フェデラリスト
今回:標準少めトラック
前回:馬ナリ平均トラック

13.モンテクリスエス
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

14.ホエールキャプチャ
今回:乗込坂路
前回:標準坂路

15.トゥザグローリー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

16.ネコパンチ
今回:標準併用
前回:一杯平均トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

7

1点 3000円

馬連

1

-

4

1点 1000円

馬連流し

1

相手

2

11

12

3通り 各2000円

山崎エリカの見解

 今年の最大の見所は「昨年のクラシック3冠馬オルフェーヴルの復活なるか?」ということでしょう。オルフェーヴル阪神大賞典で“怪走”し、能力の高さと気性の異常さを、これまで以上に表面化させました。池江調教師の要望で凱旋門賞を睨んで先行させたことが仇となってしまったのです。

 そして向かえた天皇賞(春)。今度は元通りの待機策を試みました。鞍上は後方11番手から、3コーナー6番手、4コーナーで勝利争奪圏内の4番手までポジションを押し上げた菊花賞同様の乗り方を試みたものの、3コーナー手前の追い出しでは全く反応せず、3コーナー過ぎたところで加速し、4コーナーで大外に膨らむ大失態。確かに無反応のままで終わるよりは良かったけれど、あの競馬を見せられると本命にするのは躊躇してしまいます。

 そこで今回は宝塚記念オルフェーヴルが完全復活を成し遂げられない前提で、日本ダービー菊花賞オルフェーヴルの2着に好走したウインバリアシオンを◎とします。前走の天皇賞(春)ではオルフェーヴルをマークで乗ったために3着に敗れましたが、馬場の内側が傷み、差しが決まり始めた今の阪神なら展開にも恵まれるでしょう。道中は馬場のよいギリギリの内を通り、4コーナーから大外一気の競馬を期待します。

 ○は昨年の金鯱賞や今年のAJCC杯で圧勝の実績があるように、ツボにハマると強いルーラシップ。前走のクイーンエリザベス2世Cはラチ沿いを走らせたことが3馬身4分の3差の好走要因ですが、勝ったり負けたりを繰り返しながらも地力を強化しているのは明らかです。

 ▲は昨秋から力を付け、今春の重賞で2勝のフェデラリスト。前走の大阪杯でも追い込み馬が台頭する流れの中で、先行策から勝ちに行く競馬で天皇賞(春)の2着馬トーセンジョーダンに先着しました。勢いではイチオシですが、中間の調整が軽く馬が仕上がりきれていないことから、当初から宝塚記念を目標にしていたというよりは、レースを使えない何らかの事情があったように感じられるので狙い下げました。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 4000円

馬連BOX

1

2

7

15

6通り 各1000円

高橋学の見解

グレード制開始のS59年以降の28年間から、■消える馬・□残る馬をチェックしてみよう。なお、S62年から3歳馬が出走可能となり、H18年は京都で開催された。

■大敗…年明け2戦以上消化馬のうち、前2走内に芝の良・稍重で10着以下の大敗があった馬は[0-0-4-59]。H16年、菊花賞2着→有馬2着→阪神大賞典1着→天皇賞1番人気13着の4歳リンカーン、巻き返しならず3着止まりだった。ほぼ同パターンのオルフェーヴルはどうか。他に、ネコ・ビート・モンテ該当。

■着外…3走前に芝のGIorGII戦、斤量57kg(牝馬56kg)以上で3着内の好走がなく、前2走とも着外(4着以下)かつ0秒4以上敗退馬は[0-0-3-54]。該当馬は、アーネストリースマイルジャックナカヤマナイトモンテクリスエス

■ムラ…キャリア10戦以上馬のうち、前3走内(前年秋10月以降に限る)に1800m以上のレースで着順掲示板外の6着以下(失格・降着除く)が2回以上あった成績不安定馬は、前走芝良・稍重のGIorGII戦連対馬を除き[0-0-4-57]。過去5年、有馬連対馬でドバイに遠征し、帰国後この宝塚で馬券になった馬は3頭いるが、いずれも帰国後ひと叩きしており、ドバイ6着エイシンフラッシュのいきなりはどうか。他に、ネコ・モンテ該当。

■減量…前2走とも体重減(増減0含む)があり、前走GII以下戦で0秒2以上敗退馬は[0-0-2-40]。H9年、前2走「GII京都記念-8kg1着→GII大阪杯-4kg0.2差2着」のユウトウセイが3か月ぶりも7着敗退。ギリギリの仕上げ続きで前走GII以下戦を快勝できなかった馬の上積みはどうか。同パターンのフェデラリスト、3か月ぶりで事前発表体重534kgだが、一週前追い切りが遅かったのをカバーするかのような直前芝ラスト1ハロン10.8の猛デモが気がかり。他に、ナカヤマナイト該当。

■斤量…前3走とも斤量56kg以下だった馬で斤量2kg以上増加は[0-0-0-16]。該当馬は、ナカヤマナイトネコパンチヒットザターゲット

■牝馬…前2走内に1800m以上のGII以下戦で着外(4着以下)がある牝馬は[0-0-0-15]。該当馬は、ホーエルキャプチャ。

■3歳…3歳馬は[0-0-1-10]。H9年から国際競走となり、3歳馬は斤量で対古馬5kg減の恩恵を受けるようになったが、H11年の皐月賞オースミブライト3番人気6着・H15年の2冠馬ネオユニヴァースが2番人気4着・H19年のダービー牝馬ウオッカが7kg減の特典も1番人気8着。実績面で劣るマウントシャスタは厳しい。

□4勝&5割…右芝4勝以上かつ右芝連対率5割以上馬のうち、2か月以上休養馬を除き、前2走とも1-3着かつ前2走内に2000m以上芝良・稍重のGI戦3着内orGII戦連対歴がある牡馬は[11-2-2-9]。このうち、

1)敗退差…前走0秒6以上敗退or前4走内にGIII以下戦で0秒4以上敗退ある馬は×
2)コース…阪神芝(H18年は京都芝)で連対なしor4回以上走って0勝馬は×
3)着外数…5歳以下で着外(4着以下)が6回以上あった馬は×
4)斤量増…年明け1戦のみor前走GII以下戦連対外で斤量増加馬は×
以上の4項目をクリアしていた馬は[11-1-0-0]。
右芝[4-3-1-4]、右芝連対率.583のショウナンマイティが該当。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

10

相手

1

2

11

3通り 各100円

3連複フォーメーション
1着

10

2着

1

2

6

7

8

10

11

15

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

14

15

63通り 各100円
3連複フォーメーション
1着

10

2着

1

2

10

11

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

14

15

33通り 各100円

三田明太の見解

 阪神2200mはコース形態から条件問わず持久力勝負になりやすく、過去の宝塚記念を見ても、毎年のように前傾ラップになるのが大きな特徴。今年の逃げ候補が長距離戦の逃げ馬だけに、テンからペースが速くなるとは思えないが、メンバー構成や、ここへの臨戦過程を考えると、中盤の緩まない持久力勝負になりそうな気配は濃厚。指数的には素直に持久力指向の馬を狙いたい。

 本命はナカヤマナイト。ここ2戦は阪神の2000mで人気を裏切り、内回り適性が疑問視されている感もあるが、馬場差はあるにせよ、大阪杯が前半5F65.2秒、鳴尾記念が前半5F62.3秒と、典型的なスローの上がり勝負。この2戦の指数が低調に終わっているのが、本馬のキャラを如実に表している。

 2歳時のホープフルSで「106」、海外帰国初戦の ディセンバーSで「110」をマークしているように、中盤が緩まない流れでは、下級条件時代から持久力勝負への資質を表しているだけに、適性外の近2走で人気ガタ落ちの今回が絶好の狙い目と読む。

 注目のオルフェーヴルに関しては、陣営が盛んに7割のデキと言っているが、満場一致で凱旋門賞に行く(勝負する)には、選択肢としてこのレースで結果を出すしかないだけに、個人的には出てくる以上は勝ち負けできるデキだと思う。あくまでも個人的な主観ですが…。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

11

-

15

1点 2000円

馬連

2

-

11

1点 2000円

馬連

6

-

11

1点 1500円

馬連

1

-

11

1点 1000円

馬連

4

-

11

1点 1000円

馬連

2

-

15

1点 1500円

馬連

6

-

15

1点 1000円

古澤秀和の見解

1番:この馬なりに素晴らしいデキ。
7番:やや余裕残しも、デキは良い。
11番:キッチリ仕上がる。勝ち負け。
15番:好馬体。上位争い。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【ルーラー君臨】ルーラーシップは、そのキャリアにおいて、3歳春のプリンシパルSを起点に、古馬初対決となった秋の鳴尾記念を1分44秒9のレースレコードで快勝。アブミの外れる大出遅れを挽回し、外一気を決めた4歳春の金鯱賞。近直のAJCC圧勝に、前走のクイーンエリザベスII世Cの楽勝と、起点ゝにおいて、幾たびか能力の在り処を示してきた。母エアグルーヴは、天皇賞(秋)を制した名牝。妹のグルヴェイグの先週の活躍もそうだが、成長力で知られる一族。同馬も、その例にもれず。AJCCを境に、馬体に実が入り、立ち居振る舞いも古馬然とした貫禄が前面に出てきた。前回の香港クイーンエリザベスII世Cは、ひと跳び8メートル以上といわれる、豪快かつ重厚なフットワークを武器に、後続を0秒6差に突き放す圧勝。出たなりでポジションを定め、腰を入れて追う、外国人騎手のウィリアムズとなら、リスポリ同様、ピタリと鞍がハマる。昨年のドバイ明け、2か月後の金鯱賞を快勝。木曜日発表の体重は514キロと、海外遠征明けの馬体造りのノウハウは、自身の経歴も含め手の内に入っている。グランプリ制覇で、名実ともに、いざ古馬GIの頂点へ。対抗はエイシンフラッシュ。ダービー以降、勝ち星こそないが、昨年の天皇賞(春)有馬記念をあわやの2着。宝塚記念3着と、数々の主要GIで実績を残してきた。ドバイ遠征明けとなるが木曜計測は496キロ。こちらも態勢はほぼ万全。鞍上の内田は、審議騒ぎで1週間の騎乗停止。この一戦に、思うところもあるだろう。ひとつ年下のウインバリアシオンも、ダービー・菊花賞が2着。前回の天皇賞は3着。時流に乗る馬たちの後塵を拝してきたが、GIにあと一手。問題は、三冠馬オルフェーヴルの取捨。阪神大賞典の逸走後、トモ回りが薄くなりフットワークも乱れがち。セオリーにのっとれば、天皇賞を1秒8差の惨敗から、「並み」の馬なら一気の巻き返しは難しいが、異能であるがゆえの反発力も併せもつ。あの菊花賞の記録を思えば、惑星より下には落とせないか。トゥザグローリーは、GII3勝、有馬記念3着2回。苦手の暑さを克服できれば好勝負必至。ショウナンマイティは、いま馬が唸りをあげている。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

6

11

16

12通り 各400円

3連単BOX

1

6

11

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

6

7

8

11

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

11

相手

2

6

7

8

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

7

相手

2

6

8

11

15

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【上位拮抗】GI2着2回のウインバリアシオンを支持する。前走の天皇賞・春は先行有利の展開の中、メンバー最速の末脚で3着まで追い上げた。今回は流れが向きそうで、GI初制覇のチャンスとみる。GI4勝馬のオルフェーヴルは、今年に入ってまさかの連敗。距離短縮はプラスだが、体調面でまだ良化途上の感が否めない。ここは3冠馬の地力に期待だ。ルーラーシップは香港でGI初制覇。素質開花し連勝も十分可能。トゥザグローリーは休み明けの鳴尾記念が着差以上に強い内容。2年連続有馬記念3着で、ここでも素質は見劣らない。ショウナンマイティエイシンフラッシュアーネストリーを押さえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

2

6

7

11

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

2

6

7

11

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎フェデラリストは「エンパイアメーカー×サンデーサイレンス」という組み合わせ。母ダンスパートナーオークス(G1)とエリザベス女王杯(G1)を勝った名牝で、ダンスインザダーク(菊花賞)、ダンスインザムード(桜花賞ヴィクトリアマイル)の全姉にあたる超良血。

 父エンパイアメーカーベルモントS(米G1・ダ12F)などG1を3勝した名馬。日本に持ち込まれた産駒が芝・ダートを問わず大活躍している。繁殖牝馬の特長をうまく活かせるところが最大の長所で、フェデラリストの場合、母ダンスパートナーを通じてサンデーサイレンスの柔らかさや瞬発力が表現されている。この兄弟は晩成型なのでまだまだ成長の余地はある。

 前走は長距離輸送を考慮して馬なりの調教に終始していたが、それでも2着を確保した。馬場のいい大外を突き抜けたショウナンマイティに出し抜けを食わされた恰好で、決して力負けではなかった。今回は前走とは異なり稽古でしっかりと攻めており、G1狙いの渾身の仕上げ。馬場コンディションにも何ら不安はなく、ここは勝ち負けに持ち込めるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

6

7

15

2着

1

2

6

7

8

11

15

相手

1

2

6

7

8

11

15

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 直結コースの中山芝2500mで施行されたG1レース、有馬記念で掲示板に載った馬に注目する。昨年の有馬記念は、1着オルフェーヴル、2着エイシンフラッシュ、3着トゥザグローリー、4着ルーラーシップ、5着トーセンジョーダン宝塚記念に出走する有馬記念の上位4頭が有力馬となる。オルフェーヴルは本調子でない可能性があり、下記に推奨する3頭に逆転を期待したい。

エイシンフラッシュは、直結コースの有馬記念2着馬であり、昨年の宝塚記念3着馬でもある。直結コースと同コースの両方でG1の馬券になったことから、コース適性と能力の両面から推奨される。対ルーラーシップでは、昨年の宝塚記念有馬記念で先着しており、エイシンフラッシュを本命視する。

ルーラーシップは、直結コースの有馬記念4着と昨年の宝塚記念5着の好走実績を持っている。エイシンフラッシュと同じように、有馬記念宝塚記念で掲示板に載ったことは高評価となる。また、昨年の有馬記念が休み明けだったことを考慮すると、有馬以上の勝ち負けまで期待できる。

トゥザグローリーは、前走にて直結コース阪神芝2000mの鳴尾記念を制した。鳴尾記念は今年から6月に日程移動したが、宝塚記念の直結コースで施行されるため注目の重賞となる。また、4走前に有馬記念3着となり、直結コースのG1レースで馬券になった。直結コースの複数の重賞で激走があるため、今回も好勝負になる。

厳選予想 ウマい馬券