グレード制開始のS59年以降の28年間から、■消える馬・□残る馬をチェックしてみよう。なお、S62年から3歳馬が出走可能となり、H18年は京都で開催された。
■大敗…年明け2戦以上消化馬のうち、前2走内に芝の良・稍重で10着以下の大敗があった馬は[0-0-4-59]。H16年、
菊花賞2着→有馬2着→
阪神大賞典1着→天皇賞1番人気13着の4歳
リンカーン、巻き返しならず3着止まりだった。ほぼ同パターンの
オルフェーヴルはどうか。他に、ネコ・ビート・モンテ該当。
■着外…3走前に芝のGIorGII戦、斤量57kg(牝馬56kg)以上で3着内の好走がなく、前2走とも着外(4着以下)かつ0秒4以上敗退馬は[0-0-3-54]。該当馬は、
アーネストリー・
スマイルジャック・
ナカヤマナイト・
モンテクリスエス。
■ムラ…キャリア10戦以上馬のうち、前3走内(前年秋10月以降に限る)に1800m以上のレースで着順掲示板外の6着以下(失格・降着除く)が2回以上あった成績不安定馬は、前走芝良・稍重のGIorGII戦連対馬を除き[0-0-4-57]。過去5年、有馬連対馬でドバイに遠征し、帰国後この宝塚で馬券になった馬は3頭いるが、いずれも帰国後ひと叩きしており、ドバイ6着
エイシンフラッシュのいきなりはどうか。他に、ネコ・モンテ該当。
■減量…前2走とも体重減(増減0含む)があり、前走GII以下戦で0秒2以上敗退馬は[0-0-2-40]。H9年、前2走「GII
京都記念-8kg1着→GII
大阪杯-4kg0.2差2着」の
ユウトウセイが3か月ぶりも7着敗退。ギリギリの仕上げ続きで前走GII以下戦を快勝できなかった馬の上積みはどうか。同パターンの
フェデラリスト、3か月ぶりで事前発表体重534kgだが、一週前追い切りが遅かったのをカバーするかのような直前芝ラスト1ハロン10.8の猛デモが気がかり。他に、
ナカヤマナイト該当。
■斤量…前3走とも斤量56kg以下だった馬で斤量2kg以上増加は[0-0-0-16]。該当馬は、
ナカヤマナイト・
ネコパンチ・
ヒットザターゲット。
■牝馬…前2走内に1800m以上のGII以下戦で着外(4着以下)がある牝馬は[0-0-0-15]。該当馬は、
ホーエルキャプチャ。
■3歳…3歳馬は[0-0-1-10]。H9年から国際競走となり、3歳馬は斤量で対古馬5kg減の恩恵を受けるようになったが、H11年の
皐月賞馬
オースミブライト3番人気6着・H15年の2冠馬
ネオユニヴァースが2番人気4着・H19年のダービー牝馬
ウオッカが7kg減の特典も1番人気8着。実績面で劣る
マウントシャスタは厳しい。
□4勝&5割…右芝4勝以上かつ右芝連対率5割以上馬のうち、2か月以上休養馬を除き、前2走とも1-3着かつ前2走内に2000m以上芝良・稍重のGI戦3着内orGII戦連対歴がある牡馬は[11-2-2-9]。このうち、
1)敗退差…前走0秒6以上敗退or前4走内にGIII以下戦で0秒4以上敗退ある馬は×
2)コース…阪神芝(H18年は京都芝)で連対なしor4回以上走って0勝馬は×
3)着外数…5歳以下で着外(4着以下)が6回以上あった馬は×
4)斤量増…年明け1戦のみor前走GII以下戦連対外で斤量増加馬は×
以上の4項目をクリアしていた馬は[11-1-0-0]。
右芝[4-3-1-4]、右芝連対率.583の
ショウナンマイティが該当。