昨年発売した「100%激走する勝負調教大全」に掲載したデータですが、領家政蔵厩舎が最終追い切りを函館Wで行うと、勝負調教だと記しています。新書に掲載した数字では、その複勝率が51%を超えています。また、巻末に記した、領家厩舎の鉄板スポットとして、函館芝1200mを挙げていますが、2010年から2012年までの成績が、

　[6-3-2-7]　単勝回収率111%　複勝回収率100%

　函館芝1200mに出走した領家厩舎を買い続けるだけでプラス収支になるという結果になっています。そして、2013年。その成績は、

　[2-0-0-0]　単勝回収率355%　複勝回収率145%

　引き続き、良績を残しています。これに該当する、◎アットウィル、○ファインチョイスはどちらも函館芝1200mは間違いありません。また、最終追い切りを函館Wで行っており、厩舎の勝負調教に該当。どちらも甲乙つけがたいところですが、人気での妙味がある◎アットウィルを上位にしました。

1.セレスマジェスティ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準坂路

2.アットウィル
今回：標準トラック
前回：一杯平均坂路

3.ホクセツダンス
今回：標準多めトラック主体
前回：馬ナリ平均坂路

4.ビスカヤ
今回：標準併用
前回：軽目坂路

5.バートラムガーデン
今回：連闘
前回：軽目トラック

6.ニシノビークイック
今回：標準トラック
前回：標準トラック

7.セイクレットレーヴ
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

8.エクセルシオール
今回：標準トラック
前回：標準トラック

9.ファインチョイス
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

10.ダンスファンタジア
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

11.ブルームーンピサ
今回：標準トラック主体
前回：乗込併用

12.エスカーダ
今回：標準少めトラック
前回：連闘

13.クレバーサンデー
今回：標準トラック
前回：軽目トラック

14.キョウエイバサラ
今回：標準少め併用
前回：連闘

【領家の両頭】長く低迷状態が続いたが、ひも解けばファインチョイスは、函館2歳Sの覇者。当該コース[3000]の、元OP。HTB杯勝ちは当然。55キロ据え置きで準OPなら、狙うはもう一丁。ひと世代下の同厩アットウィルも、クローバー賞勝ち・函館2歳5着(不利アリ)。本命馬と似たような道を歩んできた。追い切り時計を見る限り、まだ摩耗はない。53キロを生かして逆転も。勢いならキョウエイバサラ。前走の東京戦は、実に健やかだった。ちなみに、遡れば、アーリントンC2着のOP馬だ。一瞬の脚ならダンスファンタジア。ビスカヤの一気差し。57・5キロのぶん、下位に置いたが、ニシノビークイック、セイクレットレーヴも、連下には押さえておきたい。

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【波乱含み】上位拮抗で難解な一戦。中心には函館で3戦3勝のファインチョイスを指名する。セイクレットレーヴはトップハンデだが差し脚鋭く逆転が視野に。アットウィルはこの条件なら一発が考えられそうだ。ダンスファンタジアは短距離にも対応可能で要注意。バートラムガーデンは函館得意で再昇級でも期待ができる。キョウエイバサラは相手強化も流れに乗れれば上位まで。