･前走2番人気以下の関東馬
※函館過去9回[0-2-2-43]
●2012年該当馬→イケトップガン(2着)、セイカアレグロ(7着)、ネヴァブション(10着)、アクシオン(12着)、ゴールデンハインド(13着)、リッツィースター(14着)
○2013年該当馬→イケドラゴン、コスモラピュタ、ネオブラックダイヤ、レインボーダリア、ネヴァブション、カリバーン、コスモネモシン、ホッカイカンティ

･前走、G1以外の中央重賞で4番人気以下かつ5着以下だった馬
※函館過去9回[0-0-3-28]
●2012年該当馬→コスモファントム(8着)、ネヴァブション(10着)、アクシオン(12着)、ゴールデンハインド(13着)、キングトップガン(16着)
○2013年該当馬→コスモラピュタ、レインボーダリア、ネヴァブション、トウカイパラダイス、コスモネモシン、アスカクリチャン

･8枠に入った馬
※函館過去9回[0-0-1-17]
●2012年該当馬→リッツィースター(14着)、キングトップガン(16着)
○2013年該当馬→アスカクリチャン、メイショウウズシオ

･前走で条件戦に出走していた馬
※函館過去9回[0-0-2-11]
●2012年該当馬→ロードオブザリング(11着)
○2013年該当馬→ネオブラックダイヤ、

2012年残った馬→トランスワープ、ミッキーパンプキン、トウカイパラダイス、マヤノライジン、マイネルスターリー、ネオヴァンドーム、メイショウクオリア

【2012年結果】
1着：トランスワープ(○)
2着：イケトップガン(×)
3着：ミッキーパンプキン(○)

2013年残った馬→アンコイルド、エアソミュール、トウケイヘイロー、サトノギャラント、モズ

2013年下半期[星取り表]：◎○

須田：先週の七夕賞は、残念ながら3着のタガノエルシコがヌケ。とはいえ、勝ったマイネルラクリマと2着トレイルブレイザーは幸いにも「残し」で馬連、馬単は的中です。

井崎：トレイルブレイザーが想像以上に人気薄だったおかげで、馬連が4960円、馬単も8370円と、意外に高配当だったんだよな。ということは、星取り表も当然……？

須田：3連複と3連単がハズレとはいえ、一応は白星扱いにしておきましょう。もっとも、すべての式別を100円ずつ買う想定ならば余裕で「負け」なんですけどね！

井崎：7頭残しだと3連単210点だもんなあ(笑)。ま、これで宝塚記念から3連続的中が達成できたことだし、下半期のスタート早々からホントに気楽だよ。

須田：今年に関しては「赤字を取り返せ」とか言えませんしねえ(笑)。とはいえ、そこで気持ちをゆるめることなく、少しでも白星の数を増やしていただきたいものです。

井崎：これでも、ずっと真面目にやってるんだけどねえ……。今週の函館記念にしても、かなり真面目にふるいにかけたつもりだし、ソコソコ自信はあるぞ？

須田：ほほう、ではさっそく消去ネタの中身を確認させていただきますが……センセイ、最初のネタからいきなり、昨年の2着馬を消してる気がするんですが。

井崎：ああ、関東馬の絞り込みネタでイケトップガンが消えてる件な。でも、昨年こそ2着に来たけど、函館記念って誰がどう見ても関西馬優勢だろ？

須田：確かにそうなんですけど、関東馬が1頭くらい馬券に絡む年も多いじゃないですか。昨年のイケトップガン、一昨年のアクシオンと、2年連続で来てるワケですし。

井崎：そう言われると思って、関東馬もサトノギャラント1頭だけ残してある(笑)。でもまあ、この成績から考えると、関西馬の上位独占という結果も十分にありうるよ。

須田：そして二番目が、前走重賞組の絞り込みネタですな。こちらは、レインボーダリア、トウカイパラダイスといった前走G1組を消しちゃっているのが気がかりです。

井崎：函館記念って前走G1組、けっこう来てたっけ？

須田：出走数こそ少ないですが、一昨年2着のジャミールや07年3着のサクラメガワンダーなど、馬券に絡む確率はけっして低くはないですよ。

井崎：でも、レインボーダリアは最初の関東馬消去ネタの対象でもあるし、そこまで心配はしてないんだよ。どっちかといえば、トウカイパラダイスのほうが怖いんだよなあ。

須田：そこまで言うなら、素直に残せばいいんですよ(笑)。前走G1組だけ除外して、トウカイパラダイスも含む6頭残しにしたほうがいいんじゃないですかね？

井崎：……いや、一度は決めたことだし、自分を信じよう！

須田：では、井崎センセイの絶好調モードがどこまで継続するか、拝見するとしますか。これが契機になって絶不調モードに転落とか、勘弁してくださいね？

　今春の英仏愛ダービーは全てガリレオの仔や孫が勝ったように、欧州芝中距離は相変わらずサドラーズウェルズ系の支配下にある。

　サドラーズウェルズの主な血脈構成はノーザンダンサーとヘイルトゥリーズンとフォルリ(ハイインロー)とラトロワンヌで、たとえばワコーチカコもエリモハリアーもトランスワープも、これらの血を引く馬が毎年函館記念で強いのは、洋芝中距離で求められるパワーや粘着力は不変だということだろう。

　◎レインボーダリアはナリタルナパークやブリリアントロードやスカイディグニティなどと同じブライアンズタイム×ノーザンテーストの組み合わせで、パワーと機動力に富むので洋芝小回りに向いた配合といえる。

　しかも母母ストロークトがラトロワンヌの息子バイムレックの5×4･4でここにもパワーの血が強く、そのパワーにモノを言わせて道悪のエリザベス女王杯でヴィルシーナを差し切ってみせたが、血統からも実績からも函館芝2000mはベストだし、晩成の血が本格化した今、牡馬相手に実質トップハンデでも格負けはない。

　900円つくのならば、まずは単勝から。

　毎週、重賞レースを予想する際には、鍵となる調教ファクターを確認して、調教データのアプローチを組み立てていきますが、函館記念に関しては、昨年の当コラムを踏襲すればよいだけ。そのファクターとは「最終追い切りを函館Wで行い、5F時計が65.9秒以下」というもの。

　2012年はこれに該当していた、イケトップガンに本命を打ち、馬連とワイドを的中させることができました。今年も同じアプローチということになれば、該当馬は◎メイショウウズシオしかいません。

　もともと調教本数が多い時に1着の実績があった馬ですが、前走は休養明けということもあり、標準少めトラック。それでも3着したあたりは、函館競馬場への適性の高さでしょう。その上、調教適性は函館記念に最適な最終追い切り。ラスト1Fの時計が遅くなっていますが、それは全く関係ありません。5Fで速い時計が出せているかどうかが重要です。

　○コスモネモシンを高く評価した理由は「最終追い切り函館ダート」。2004年以降の函館記念で、最終追い切りが函館ダートだった優勝馬は4頭。半数の1着馬が該当している追い切り場所なので、これを軽視するわけにはいきません。この馬らしい、きびきびとした動きを見せており、マーメイドSを叩いた上積みは確実だと思います。

　同じく函館ダートで最終追い切りを行った▲アンコイルド。前走の調教内容が軽目併用と仕上がっていませんでした。今回は一杯平均トラック。こちらも上積みは十分。△エアソミュールは中1週というローテーションを心配しましたが、未勝利1着時に経験があるので、さほど気にしませんでした。△サトノギャラントは前走から大きく変わっていないという点で印を打ち、☆レインボーダリアは二ノ宮敬宇厩舎の勝負調教に該当したので、押さえる評価にしました。

1.アンコイルド
今回：一杯平均トラック
前回：軽目併用

2.イケドラゴン
今回：標準トラック
前回：軽目トラック

3.コスモラピュタ
今回：急仕上げ併用
前回：標準併用

4.ネオブラックダイヤ
今回：連闘
前回：軽目坂路

5.レインボーダリア
今回：標準トラック
前回：乗込トラック主体

6.エアソミュール
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック主体

7.ネヴァブション
今回：標準トラック
前回：馬ナリ平均トラック

8.トウケイヘイロー
今回：標準トラック
前回：標準トラック

9.サトノギャラント
今回：馬ナリ平均トラック
前回：乗込併用

10.トウカイパラダイス
今回：標準少め併用
前回：標準坂路

11.カリバーン
今回：馬ナリ平均併用
前回：乗込併用

12.コスモネモシン
今回：標準トラック
前回：標準少めトラック

13.ホッカイカンティ
今回：標準トラック
前回：標準トラック

14.モズ
今回：標準多めトラック
前回：標準併用

15.アスカクリチャン
今回：標準併用
前回：標準多め坂路

16.メイショウウズシオ
今回：一杯平均トラック
前回：標準少めトラック

　函館記念は巴賞組が優勢の傾向が強いレースです。その理由として、【1】前走で時計の掛かる洋芝を経験していること、【2】中央場所で使い詰めだった馬が、猛暑の影響で不発することがあること、【3】函館開催では芝の古馬オープン特別が巴賞のみしか行われないため、オープン特別としてはそれなりのメンバーが揃い、中央場所のオープン特別としては水準以上のパワーポイント指数で決着していることが挙げられます。

　2010年は函館競馬場グランドオープンに伴い、初日に「函館グランドオープン記念」というオープン特別が組まれたこと、一昨年は震災の影響で、通常1600万下の五稜郭Sがオープン特別へ格上げで行われたために、巴賞と勢力が二分化。それにより巴賞の出走メンバーの質、決着指数ともに例年よりレベルダウンして不発しました。しかし、今年は1回函館開催で芝の古馬オープン特別は巴賞だけだった年らしく、オープン特別としては水準以上の指数で決着しています。よって今年も狙うは、巴賞組です。

　そこで◎には、まだキャリアは11戦と少ないながらも昨秋の500万下を勝利してからオープンまで芝2000mを4連勝した素質馬アンコイルドを推します。前走の巴賞は調教不足でいかにも叩き台。またスタートでやや出遅れてレースの流れに乗れなかったため、8着に敗れました。前走を叩き台に徹したぶん、今回で大きな上積みが期待できます。今回で内枠に入ったのもプラス材料で、ハンデ差と上昇度を考慮すれば、実績馬たちを逆転することは十分に計算できます。

　〇は前走の天皇賞(春)は緩みない流れを4コーナー先頭の強気な競馬で、結果8着も内容は濃かったトウカイパラダイス。5走前の金鯱賞から前々走の大阪杯まで芝中距離重賞で安定した走り。例年の函館記念の傾向から考えると天皇賞からの直行というのは多少マイナス材料ではありますが、この馬は昨年の函館記念では1番人気に支持されたほどの馬。底力を評価します。

　▲は前走の鳴尾記念は自身にとって初めての芝中距離のレースでしたが、好位で折り合って早めに抜け出して完勝したトウケイヘイロー。前走は前々走の京王杯スプリングCでオーバーペースの消耗戦を経験して、心肺機能が鍛え上げられていた効果が大きかったのも確かですが、一気に距離が延びた一戦でいきなり対応してしまうあたりにこの馬の大きな成長を感じることができます。

【2013年函館記念・消去法予想】

函館と札幌の開催時期が入れ替わったH9年以降の16年間から、■消える馬(連対外の馬)をチェックしてみよう。

■アスカクリチャン…2か月以上休養馬のうち、前2走内に芝のOP戦で1馬身以上1着、または芝のGIII戦0秒3差内・GII戦0秒4差内・GI戦0秒5差内の好走歴がない馬は[0-0-1-20]。

■アンコイルド…前2走とも1800m以上のGIII以下芝で着順掲示板外の6着以下だったハンデ53キロ以上馬は、前4走内に芝重賞戦で連対もしくは0秒3差内の好走がある馬を除き[0-0-2-17]。

■イケドラゴン…中距離1800mから2000m戦0勝、あるいは2000mを10回以上走って1勝以下は、前走OP戦0秒2差内または重賞戦0秒4差内の好走馬を除き[0-0-0-21]。イケドラゴンは、2000m戦[1-1-1-20]。

■カリバーン…キャリア20戦以上ある馬のうち、前4走内に重賞戦で0秒4差内の好走歴がなく、前2走とも非重賞戦で連対を外していた馬は[0-0-2-23]。カリバーンは、キャリア20戦、前2走OP戦8・18着。

■コスモネモシン…芝15戦以上3勝以下のハンデ53キロ以上馬は、前走OP戦1着または重賞戦連対の好走馬を除き[0-0-1-19]。コスモネモシンは、芝26戦2勝でハンデ53キロ。

■コスモラピュタ…前3走内に重賞戦連対の好走がなく、前走GII以下戦10着以下かつ1秒以上の惨敗馬は[0-0-0-26]。コスモラピュタは、前走GII戦1秒5差13着大敗。

■ネヴァブション…キャリア35戦以上の7歳以上馬で、前4走内に芝良・稍重の重賞戦で0秒4差内の好走歴、または前3走内に芝良・稍重のOP戦で0秒2差内の好走歴がない馬は[0-0-0-23]。ネヴァは、キャリア51戦の10歳馬。

■ネオブラックダイヤ…前走条件戦敗退馬は[0-0-0-7]。ネオは、前走1600万戦11着。

■ホッカイカンティ…前走GIII以下戦6着以下かつ0秒6(約3馬身)以上敗退の8歳以上高齢馬は[0-0-1-12]。ホッカイは、前走OP戦1秒5大敗の8歳馬。

■モズ…右回りの芝20戦以上3勝以下は[0-0-0-13]。モズは、右回りの芝20戦3勝。

◎サトノギャラント
前2走とも1600mから2400mの準OP以上の芝で1着から3着に好走していた好調6歳以下の牡馬(セン馬含む)のうち、前走1800mから2200mの中距離OP・重賞戦で3着内だった馬は[4-4-2-6]。このうち、

(1)芝実績…右回りの芝5戦以上0勝・10戦以上1勝以下・20戦以上2勝以下は×
(2)間隔…2か月以上の休養馬は、好調維持？ で×
(3)体重…前2走とも体重減で、当日の体重減は馬体ガレ気味で×
以上の3項目をクリアしていた好調持続馬は[4-4-2-0]で、サトノが該当。

　札幌競馬場の改修工事により、今年の函館競馬は12週の連続開催となっており、函館記念は例年のBコースではなく引き続きAコースで行われる。開催当初は明らかにイン有利の馬場設定で、現時点でも基本的には先行有利ではあるが、先週あたりから流れ次第では外からの差しが間に合うようになっていたのは見逃せない。

　本命はコスモネモシン。近3走の2桁着順だけを見ると、6歳牝馬だけにピークが過ぎたと判断せざるを得ないが、3走前がプラス20キロ、2走前がマイナス22キロ、前走がプラス22キロと、近3走の極端な馬体増減を見ると、まともな状態で走っていなかったのではと勘ぐりたくもなる。

　460キロ台の馬体重ではコンスタントに3桁指数をマークしていて、一昨年の洋芝・札幌でのパフォーマンスを考えれば、初の函館が不安材料になるはずがない。今年は逃げ・先行馬が揃い、自身が得意とする中盤の緩まない持久力勝負が想定できるだけに、美浦からの輸送込みでキッチリ絞れてくれば面白いはずだ。

5番：デキ良い。
6番：デキ良いし、勝ち負け。
10番：仕上がる。

【レインボー函館に現る】レインボーダリアは、56キロを背負い、エリザベス女王杯で差し切り勝ちを演じたGI馬。55.5キロのハンデでも、牡馬混合のGIIIなら力は一枚上とみた。なんて、前走のヴィクトリアマイルで、改めて馬の造りを吟味させてもらったが、なるほどGI馬だけのことはあるなと納得。ただ、マイルは明らかに距離不足。12着も致し方ないが、勝ち馬から0秒6差に踏みとどまっていることのほうを評価したい。良績のある夏場・洋芝の函館2000mに舞台が替われば、競馬内容はひと味もふた味もちがってくる。巴賞を完勝したエアソミュールの勢いが対抗。滞在競馬がよほど合うのだろう。パドックの気配、レース運びともに見違えるような安定ぶり。つかまっているだけで、スイスイと余力残しで1分46秒0(タイレコード)。輸送競馬とは別馬と考えたほうがいいし、滞在競馬なら摩耗も少ない。サトノギャラントは最速の上がりで巴賞を2着。勝ち馬には完敗の観があったが、今度は重量負担の割合が逆転。1F延長の2000mに替われば、競馬の風景も違ってくるかもしれない。トウケイヘイローは鳴尾記念を逃げ切り。スローの展開をどう受け止めるか。距離適性やハンデも含め、まだ不確定材料が多いだけに慎重に連下一番手にとどめた。トウカイパラダイスは、春シーズンは天皇賞路線。相手関係がグッと楽になった。アスカクリチャンは昨年の同時期、55キロを背負い七夕賞でテッポウ勝ちの実績あり。洋芝も合っている。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【混戦】トウケイヘイローはトップハンデでも目下の好調ぶりなら主軸視可能。エアソミュールは差し脚堅実で前走以上が期待できる。サトノギャラントは差し脚非凡で展開次第で差し切りがありそうだ。レインボーダリアは函館と好相性で食い込みに注意。地力あるトウカイパラダイスにも警戒が必要だ。アスカクリチャンは近走ひと息も流れに乗れれば一発がある。

　◎アンコイルドは「ジャイアンツコーズウェイ×アルザオ」という組み合わせ。父はヨーロッパでG1を5連勝（計6勝）したストームキャット系の名馬で、2代母はヨーロッパでG1を9勝したトリプティクの全妹、というパワーとスピードを兼備した配合。今年の函館は雨が少ないせいか芝コンディションは例年よりも良好。ただ、使われるにつれてだんだんパワーが必要になってきているので、軽いスピード血統よりもヨーロッパ的な要素を含んだ血統を買ってみたい。本馬はその条件に当てはまる。このレースと相性のいいロベルトを含んでいる点も評価したい。前走の巴賞はベストディスタンスより1ハロン短かった上に、出負けして位置取りが悪くなり、本来の力を発揮できずに終わった。同じ轍は踏まないだろう。福島や京都内回りで勝ったことがあるように小回りコースへの適性は十分。最も得意とする芝2000mに戻る今回、1番枠を利して好位のインで流れに乗れれば、しぶとく流れ込むシーンもあるはずだ。

本命馬の見解:◎レインボーダリアは、昨年の同時期に函館芝2000mの五稜郭S(1600万下)を快勝。その他、函館芝コースは6戦して3着以内が5回、ほとんどのレースで馬券にからんできた。また、札幌芝コースでも好成績を収めており、洋芝の北海道開催を得意にしている。近2走はマイル戦で敗れたが、今回は得意の函館芝中距離戦になり、変わり身を警戒する。

穴馬の見解:▲アンコイルドは、直結コースの京都芝2000mにて嵯峨野特別(1000万下)と寿S(1600万下)を連勝。その後、オープン入りして直結コース東京芝2000mの白富士Sを勝ち、3連勝を果たした。休養明けの前走は函館芝1800mの巴賞を凡走したが、叩いた上積みを見込め、適距離の2000mに替わって大駆けを期待する。