11R

キーンランドC

15:25発走 / 芝1200m (右 C) / 天候:晴 / 馬場:稍
4回 函館 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 16頭
本賞金:3800,1500,950,570,380万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 1600円

複勝

14

1点 4000円

馬連流し

14

相手

11

15

2通り 各600円

馬連流し

14

相手

1

2

3

5

6

5通り 各200円

3連複フォーメーション
1着

14

2着

11

15

相手

1

2

3

5

6

11

15

11通り 各200円

井内利彰の見解

 通常、札幌芝1200mで行われるキーンランドCですが、今年は函館開催ということで、過去の好走馬の調教内容を参考にするのは少し違うでしょう。よって、今の函館芝1200mの傾向を重視したいところですが、先週からCコースになり、雨水を含んだ馬場になったことで、その傾向はこれまでと全く違います。

 調教に関係ない話になってしまいますが、1回から3回までの函館芝1200mに出走し、推定上がりがメンバー1位の末脚を使いながら差せなかった馬が差せる馬場になっています。もちろん、▲ストレイトガールのように、メンバー最速の上がりを使って、勝ち切っている馬は評価しないといけませんが、それでは人気馬しかピックアップできません。やはり、差し切れなかったところで探していくと、◎ストークアンドレイ

 函館2歳Sの勝ち馬ですが、その後は全くの不振。再び函館競馬場に戻ってきましたが、着順は15着、5着。ただ、上がりは函館SSがメンバー2位、前走がメンバー1位。やはり函館競馬場には適性があると思いますし、この中間の追い切り内容も標準多めトラックと、重い芝に適性ある調教タイプ。栗東坂路で楽に時計が出るスピード馬ですから、古馬のスプリント重賞でも十分に通用すると思っています。

 ○パドトロワは前走が最終追い切りを軽くしすぎて凡走。今回はしっかり追われていますし、これなら巻き返して何ら不思議ありません。▲ストレイトガールは前走時の最終追い切りで、初めて速い時計での出走でしたが、全く問題なし。今回はやや時計が遅くなりましたが、このあたりは気にすることはないでしょう。

 △ファインチョイスは領家政蔵厩舎の勝負調教と鉄板スポットに該当、プリンセスメモリーは馬ナリ平均坂路主体が適性のある調教タイプ。△ビラゴーティアラは2走前1着時と同じ追い切り内容で見直し必要、△フォーエバーマークは変わらず順調。そして、☆シュプリームギフトは攻め不足だった前走から、明らかな攻め強化。

1.フォーエバーマーク
今回:標準トラック
前回:標準トラック

2.ビラゴーティアラ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

3.シュプリームギフト
今回:乗込トラック
前回:標準少めトラック

4.レジェトウショウ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準坂路

5.プリンセスメモリー
今回:馬ナリ平均坂路主体
前回:馬ナリ平均坂路

6.ファインチョイス
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

7.レオンビスティー
今回:乗込トラック
前回:標準トラック

8.ケイアイアストン
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

9.アドマイヤセプター
今回:標準トラック
前回:標準トラック

10.マスイデア
今回:急仕上げトラック
前回:馬ナリ平均トラック

11.ストレイトガール
今回:乗込トラック
前回:馬ナリ平均トラック

12.シーギリヤガール
今回:軽目トラック
前回:標準併用

13.カディーシャ
今回:標準少めトラック
前回:軽目トラック

14.ストークアンドレイ
今回:標準多めトラック
前回:標準少めトラック

15.パドトロワ
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック

16.サンカルロ
今回:軽目トラック
前回:乗込坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

11

相手

9

16

2通り 各2500円

馬連流し

11

相手

5

6

2通り 各2000円

馬連流し

11

相手

4

8

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 先週の札幌記念は芝2000mで勝ちタイムが2分06秒5。まるで欧州の重馬場のようなタイムのレース、究極のバテ比べとなりました。あそこまで馬場が悪くなると日本の馬はほとんど経験がなく、スローの決め手比べのレースばかりしているような馬はほとんど対応できません。よって少なからず時計の掛かる馬場状態となっている函館の馬場を前走で経験している馬ばかりが上位入線する結果となりました。おそらく今回のキーンランドCの決着タイムは1分10秒くらいになるでしょう。そうなれば当然、前走で函館の馬場を経験していることは大きなアドバンテージになります。

 そこで◎は今年初戦は500万下2着からでしたが、叩き2戦目の500万下戦を同日の1000万下戦よりも速いタイムで圧勝すると勢いに乗って1000万下、準オープンを連勝したストレイトガールを推します。前走のオープンUHB杯では逃げたファインチョイスが完全に逃げ切るかと思われたところを、直線で馬場の悪い内を通りながら一気に差しきりました。これで4連勝、今期初戦から数えると函館の芝のみを使われて5戦4勝2着1回という素晴らしい成績です。ストレイトガールは他の馬たちよりも今のタフな函館の経験値が上です。5連勝を期待します。

 ○サンカルロは昨年の時計の掛かる馬場で行われた高松宮記念で2着。もともと3歳春の不良馬場だった芝1400mのクロッカスSをタイム1分25秒0というダートのような時計で勝利したようにタフな馬場が得意な馬です。昨冬の阪神Cを勝利しているように能力面に衰えは感じません。この馬の場合は上がりの掛かる展開になればしっかりと伸びてくる馬だけに、本質的には今の函館は向いているでしょう。問題は斤量59kgと休養明けでどれだけ息が持つか、また前走で函館のタフな馬場を経験していないということでしょう。能力の高さに期待します。

 ▲は昨秋の奥多摩S、ラピスラズリSでは後のオーシャンS勝ち馬サクラゴスペルの2着に入線したプリンセスメモリー。前々走のテレビユー福島賞では不利な大外枠から一気の追い込みで勝利しました。前走のアイビスサマーダッシュはスピードに対応できなかったように、現状はタフな馬場のほうが向いているようです。もともとこの馬は一昨年の秋、東京芝1400mの重馬場だった国立特別を1分25秒1というダートのようなタイムで勝利した馬です。タフな馬場が大好きな馬なのでしょう。昨秋の実績から考えてもここでも十分通用する下地があります。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイドBOX

1

6

7

9

11

10通り 各1000円

高橋学の見解

 今年のキーンランドCは、代替函館開催、しかも17年ぶりのCコース使用となるが、過去7回から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。

カディーシャ…右回りの芝1勝以下かつ連対3回以下は[0-0-0-10]。

ケイアイアストン…前走芝1200m良・稍重、6人気以下で6着以下かつ0秒6以上敗退馬は[0-0-0-16]。

サンカルロ…斤量が前走比2キロ以上増加は[0-0-0-9]。H22年、前年のGIスプリンターズS勝ち馬ローレルゲレイロが斤量2キロ増加の59キロで出走し3人気に支持されたが、「59キロではスピードで勝てない」(鞍上藤田J)と8着。5歳以降に重賞3勝のサンカルロだが、もう7歳、2キロ増の59キロはやはり厳しい。

シュプリームギフト…前走OP以下の芝良・稍重で0秒4以上敗退は[0-0-0-17]。前走苦手の緩い馬場(前日まで稍重)とはいえ0秒7差は負け過ぎ。函館スプリントSではゴール前の鋭さが際立っていたが、2着は血統か。ディープ産駒は重賞40勝を挙げているが、芝1200-1400m重賞は[0-4-3-19]と未勝利だ。

シーギリヤガール…芝3勝以下かつ芝連対5回以下は、前走芝の重賞戦連対の好走馬を除き[0-0-0-14]。

ストークアンドレイ…1400m以下の短距離戦2勝以下かつ連対3回以下は、前走重賞戦0秒2差内の好走馬を除き[0-0-0-16]。

パドトロワ…前走GI以外の1400m以下芝で1秒以上惨敗は[0-0-1-16]。
夏のスプリントGIII戦、函館SS(過去20回)・アイビスSD(過去13回)・CBC賞(6月開催に変更のH18年以降)・北九州記念(距離が1800mから1200mに短縮のH18年以降)の4レースをみると、前走GIII以下の1200m以下芝良・稍重で10着以下かつ1秒以上惨敗馬は[1-0-2-62]。勝ったのは、H22年の北九州記念でハンデ52キロの軽量だったメリッサだけ。
ただ、巻き返しがあるとすれば、温泉療養効果か。今年アンコイルドが温泉療養後に函館記念2着と一変好走しているように、パドも週3回の温泉を浴びてのリフレッシュ注。

ビラゴーティアラ…1200mを10回以上走って連対率が3割未満は[0-0-0-15]。ビラゴーの1200mは[2-1-1-10]、連対率.214。

プリンセスメモリー…6歳以上で芝20戦以上4勝以下は[0-0-0-14]。

マスイデア…前走非重賞戦使用馬のうち、芝4勝以下かつ芝連対率が3割未満の馬は[0-0-0-8]。

レジェトウショウ…前走芝良・稍重のGIII戦着外(4着以下)・OP以下戦掲示板外(6着以下)の7歳以上高齢馬は[0-0-0-13]。

□距離実績
キャリア10戦以上の6歳以下馬で、1200mを5回以上走って2勝以上かつ連対率5割以上の馬は[4-3-4-18]。
このうち、

(1)着外…4着以下の着外が4回以上ある馬は×
(2)斤量…斤量が前走比増加馬や58キロ以上馬は×
(3)敗退…前2走内にGIII以下芝で6着以下がある馬や前走条件戦Vもレコ勝ち除き着差が0秒2以下は×
(4)体重…当日10キロ以上の増加馬は×
(5)休養…前3走内にOP以上の1200m-1400m芝で連対がない2カ月以上休養馬は×
以上のマイナス5項目をクリアしていた馬は[4-3-0-0]。

フォーエバーマーク、1200m戦は[3-1-2-2]、連対率5割。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

4

1点 1200円

3連複フォーメーション
1着

3

4

5

9

2着

3

4

5

9

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

11

14

15

16

58通り 各100円
3連複フォーメーション
1着

4

2着

3

4

5

9

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

11

14

15

16

30通り 各100円

三田明太の見解

 先週からのCコース替わりで、カーブ部分の割合が大きくなり、物理的に内枠・先行馬が有利になった函館芝。今週も時計が掛かっており、指数的にはパワー指向のタイプに有利な状態。また、先週が雨中の開催だった影響で内ラチ沿いが荒れており、先週よりは差せる馬場になっているのも見逃せない。

 本命はレジェトウショウ。7歳牝馬ではあるが、10か月ぶりのシルクロードSで15番人気5着に好走したように能力的な衰えは見えないし、指数的にも前走を除いて時計の掛かる馬場ではコンスタントに高指数をマークしている。その前走は直線で前が壁になって全く追えておらず参考外。休み明けを叩いて太めが絞れてくればチャンスはある。

 内枠のパワータイプと先週より差せる馬場状態を加味して、シュプリームギフトプリンセスメモリーアドマイヤセプターを絡めた馬券で。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

6

1点 1500円

馬連

9

-

15

1点 1500円

馬連

6

-

9

1点 1000円

馬連流し

1

相手

9

15

2通り 各2000円

馬連流し

1

相手

11

16

2通り 各1000円

古澤秀和の見解

1番:順調。
9番:馬体良く見せる。
15番:デキ良い。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【重のメモリープリンセスメモリーは、重のオニ。洋芝比率の高い、福島のテレビュー福島賞を目の覚める差し脚で外一気。道悪馬場にもいろいろあり、先週の札幌記念の様相を見ると、函館の重馬場は特殊な芝へと化しているが、この芝がドンピシャで符合する可能性が高い。400キロソコソコの馬だが、意外にタフ。急遽北海道への遠征も、あまり気にならない。当面の目標はパドトロワアイビスSDは、59キロを背負い行き脚がつかず、しかも1000直とすればあっと驚くスロー。10着に惨敗はしたが、57キロなら巻き返しは当然。ただ、函館SS時とは、馬場がまったく違う。あらゆる馬場に対応してV4と勢いに乗るストレイトガール。函館〔4100〕のファインチョイスフォーエバーマークアドマイヤセプターと、雨が降ればさらに、今年は数字や時計だけではイメージしきれない、波乱の要素を抱えたキーンランドCとなる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

7

9

11

12

12通り 各400円

3連単BOX

7

9

11

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

3

11

14

15

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

11

相手

1

3

14

15

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

15

相手

1

3

11

14

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【順当】再度の函館コースなら適性上位のファインチョイスが中心。ストレイトガールは4連勝の勢い十分で今回も好勝負が期待できる。パドトロワは斤量有利で巻き返しが十分狙えそう。フォーエバーマークもスピード互角で引き続きチャンスがあるだろう。シュプリームギフトは前走案外も実力的に見限れぬ存在。ストークアンドレイは前がもつれれば軽量がいきる可能性がある。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

15

1点 5000円

馬連流し

3

相手

1

15

2通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 本命馬の見解:今年は札幌開催がなく、6月中旬から9月初旬まで函館開催が続くため、同コースの激走馬に注目する。同コースの函館スプリントS(G3)激走馬を上位にとるか、UHB賞(OPEN)を評価するかで、印の打ち方が変わってくるレースだが、今回は函館SS組を高評価とする。◎フォーエバーマークは、昨年に函館芝1200mのUHB杯(1000万下)とTVh杯(1600万下)を勝ち、今年は函館SS(G3)を3着好走。函館芝1200mに出走した3戦とも好成績を収め、コース適性が高い。

 穴馬の見解:先週の札幌記念(G2)で馬券にからんだ3頭は、同コースの函館記念(G3)1-3着と同じ馬だった。キーンランドCでも、同コースの函館SS上位馬が馬券にからむ可能性は十分にある。▲シュプリームギフトは、函館SS(G3)の2着馬。前走を凡走したが、今回は乗り慣れた騎手に戻って内枠からの差しに注目する。人気を落としたタイミングでの巻き返しを狙いたい。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

 サマースプリントシリーズの第5戦。北海道に限れば、函館開幕週の函館スプリントS以来2戦目になりますが、両レースの間隔は2ヶ月以上あるため、直行で臨む馬はむしろ少数です。多くは中間にアイビスサマーダッシュやUHB賞を叩いての臨戦になります。また、実績馬に有利な別定条件なので、スプリンターズSを目標にする馬が秋初戦に選ぶこともあり、ビッグネームが出走することもたびたびあります。

 例年は札幌競馬場で行われますが、今年は函館の連続開催10週目。先週末が雨に祟られたこともあり、函館の芝はかなりタフなコンディションになっています。先週の芝1200のレースではダートかと思うような遅い時計で決着していました。実績以上に、いまの函館の芝に対する適性を重視する必要があります。

 フォーエバーマークは函館スプリントS3着、アイビスサマーダッシュ2着からの転戦。強行軍になりますが、夏に強い牝馬ですし、サマースプリントシリーズ制覇を狙って、秋のG1よりもここが本気の勝負になるでしょう。昨年の函館で2連勝して再浮上のきっかけとしたように、当地は得意なコースですし、牝馬ながら500キロを超す雄大な馬格の持ち主で、時計の掛かる馬場は苦にしません。

 ファインチョイスは今夏の上がり馬ですが、2歳時に当地で函館2歳Sを勝ったのを含めて、全4勝をこのコースで挙げている函館巧者です。前走のUHB賞は内を掬われて2着に敗れましたが、先行力を考えれば安心して見ることができるのは勝ち馬よりこの馬の方でしょう。

 ストレイトガールはUHB賞勝ち。今夏は500万条件からのスタートでしたが、4連勝で重賞に手が届くところまでやってきました。この馬もまた函館で5勝のコース巧者。重賞初挑戦ですが、適性と勢いを考えれば一気の戴冠の可能性も充分。

 G3を3勝の実績馬パドトロワ、長期休養明けをひと叩きしたレジェトウショウ、函館スプリントSであと一歩の追い込みを見せたアドマイヤセプター、函館スプリントS2着のシュプリームギフトが押さえ。

厳選予想 ウマい馬券