【2013年
安田記念・消去法予想】
ハンデ戦から定量戦に移行したS59年以降の29年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。(注:H7年まで斤量=牡馬57キロ・牝馬55キロ)
■
ヴィルシーナ…前2走内に、GII以下の芝良・稍重のレース、斤量57キロ(牝馬55キロ)以下で着順掲示板外の?着以下かつ0秒8以上の完敗がある馬で、斤量が前走比増加は[0-0-2-70]。前走重賞連対の好調馬が6頭いたが、信頼性に欠け、連対なし。
■
エーシントップ…3歳馬は[1-0-1-3]、勝った馬は、H23年NHKマイル3着(1.32.5)の
リアルインパクトだけ。3歳馬は分母が小さく(H8年から出走可)、データ的には分析しにくいが、過去10年の
安田記念の良馬場時の平均タイムは1.32.28。高速決着だけに、余程の時計がない限り、斤量4キロ減の恩恵があるとはいえ今の時期の3歳馬には厳しい一戦。エーシンの持ち時計は1.33.1。
■
ガルボ…前4走とも日本の2000m以下戦、斤量58キロ以下で走って1着がない4歳以上馬は[0-0-2-76]
■
グランプリボス…1600mを10回以上走って3勝以下かつ1600m連対率5割未満の馬のうち、東京芝2勝以下の日本馬は[0-0-2-28]。この中には、前走GII戦1-3着馬が6頭いたが、いずれも連対外。
■
グロリアスデイズ…前2走とも1600m以下の芝良・稍重で連対を外している6歳以上馬は[0-0-1-27]。この中には外国参戦馬が4頭いた。
■
サクラゴスペル…前2走とも1200m以下のス
プリント戦を使用して連対を外したことがある日本馬は[0-0-1-13]
■
サダムパテック…左芝を6回以上走って2勝以下かつ左芝の連対率5割未満の斤量57キロ以上日本馬は、芝GI戦3勝以上の実績馬を除き[0-0-6-68]。この中には、前走左芝のGII
京王杯SC1-3着馬が9頭もいたが、連対できず。
■
ショウナンマイティ…前走2000m以上を使用していた馬が10頭も連対をはたし、中距離ローテ馬に要注意の
安田記念だが、この10頭中8頭はGI連対歴があり、残る2頭も重賞4勝、前走GII戦1着の実績と勢いがあった馬。
ショウナンは、GI戦3着まで・重賞1勝・前走2着馬。
■
シルポート…前走4月以降のレースで10着以下大敗馬は[0-0-2-54]
■
スマイルジャック…前3走とも1200-2000mの芝で0秒4以上敗退[0-0-0-38]
■
ダイワマッジョーレ…1600mを5回以上走って1勝以下の牡馬・セン馬は、前3走内に1600m(1700m含む)重賞で3馬身以上楽勝ある馬を除き[0-0-1-54]。この中には、
ダイワと同じように前走GII
京王杯SC1着馬が3頭いた。
■
ナカヤマナイト…前走春の新潟or福島出走馬は[0-0-2-20]。H15年、前走GIII
新潟大賞典1着の
ダンツフレームが3人気5着。遠征疲れが懸念。
■
ヘレンスピリット…キャリア30戦以上もある馬で、前走芝良・稍重のレース敗退のうえに斤量増加は[0-0-1-25]。この中には外国参戦馬が4頭いた。
◎
ダークシャドウ
中長距離ローテ馬に注目…2500mGI
有馬記念で前走1600m以下戦使用馬が[1-0-4-22]なのに対し、1600mGI
安田記念では前走2000m以上の中長距離芝を使用していた馬は[3-7-4-36]と10頭も連対をはたし、距離面での融通性が利くのが特徴。なかには、H9年
イクノディクタス14人気2着、また、H16年
ツルマルボーイ6人1着などのように穴馬券演出例もある。
この中長距離路線から連対をはたした10頭の共通項は、いずれも中距離2000-2200mのGIorGII戦で3着内の好走歴があったことで、うち8頭が1800-2400mの東京芝GI戦1-3着またはGII戦連対のコース実績があった。1600m戦は10頭中9頭が1勝以下で、0勝馬が5頭もおり、マイル実績は、中距離実績がカバーしていた。
▲
マイネイサベル
昨秋の東京GII
府中牝馬S1着時の上り33秒0は脅威。1800m戦だが、時計1.45.5は、その一週前のGII
毎日王冠で6着だった
グランプリボス(今回1人気?)と同タイム。
また、前走重賞連対の左芝3勝以上の牝馬は、前3走内に日本のレースで10着以下大敗またはGII以下で着外がある馬を除くと[1-1-1-0]。
雨渋の馬場苦手の
イサベル、天が味方してくれれば末脚炸裂だ。