11R

小倉2歳S

15:35発走 / 芝1200m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:重
2回 小倉 12日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 15頭
本賞金:3000,1200,750,450,300万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 3600円

馬連流し

4

相手

3

15

2通り 各900円

馬連流し

4

相手

1

12

13

3通り 各600円

3連複軸2頭流し
軸1

15

軸2

13

相手

1

3

4

12

4通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

4

2着

1

3

12

13

15

相手

1

3

12

13

15

20通り 各100円

井内利彰の見解

 過去5年の小倉2歳S。1着馬の勝ち時計と調教タイプを列記してみます。

2008年
デグラーティア/標準多め坂路主体/1分9秒1
2009年
ジュエルオブナイル/馬ナリ平均坂路/1分9秒0
2010年
ブラウンワイルド/標準多め坂路/1分8秒7
2011年
エピセアローム/標準少め坂路/1分8秒8
2012年
マイネルエテルネル/一杯平均坂路/1分7秒9

 トラック単一調教馬の1着はありません。これは勝ち時計に関わらず、過去5年に共通する事象。調教本数や強さに関しては、2009年や2011年の例があるだけに、馬ナリ平均系統だから、標準少め系統だからといって、評価を下げるわけにはいかないでしょう。ただ、標準多め系統が2勝しているので、調教本数はあって、損することはありません。

 問題は2012年。一杯平均坂路のマイネルエテルネルが優勝しましたが、この年の3着、ラヴァーズポイントは一杯平均トラックでした。つまり、馬券圏内に2頭、一杯平均系統が好走しています。その勝ち時計が1分8秒を切っています。よって、

 一杯平均≦1分7秒9<標準多め坂路

 という、勝ち時計に応じた適性調教タイプを区分してみます。不良馬場でスタートした、11日目ですが、2歳未勝利の芝1200mは勝ち時計が1分9秒8。明日も雨の予報が出ているだけに、勝ち時計が1分8秒を切ることはないだろうというのが、現時点での推測です。

 よって、標準多め系統からの選択ということになれば、迷うことなく、◎エイシンキサナドゥ。客観的なデータを差し置いても、本命にしたいと感じている馬。そのくらい、将来性を含めたポテンシャルの高さがあると思いますし、今週の最終追い切りを見ると、一度レースを使ったことで、脚の使い方が確実になりました。ワルトユニヴァースとの併せ馬でしたが、動きだけ見ると、どちらが2歳か分からないくらいです。

 急激に馬場が回復し、1分7秒台の決着もありえるなら、○シゲルカガ。最終追い切りで自己ベストを更新しているように、時計の速い小倉芝1200mは最適でしょう。もう一頭の一杯平均系統が☆ウインスプラッシュですから、この2頭からの馬券も買いたいと思います。

 △ホウライアキコは1週前追い切りをCWで併せ先着しており、単なる坂路調教馬ではない点を評価しています。△ラブリープラネット、△ベルカントは最終追い切りを評価。

1.ラブリープラネット
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路

2.ダンツブロード
今回:標準多め併用
前回:標準併用

3.ホウライアキコ
今回:標準多め坂路
前回:標準併用

4.エイシンキサナドゥ
前回:標準多め併用
今回:標準多め併用

5.グランプリブレイド
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

6.ネロ
今回:標準多め坂路
前回:一杯平均坂路

7.ハッシュ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

8.ベルルミエール
今回:標準併用
前回:標準少めトラック主体

9.カシノタロン
今回:連闘
前回:乗込トラック

10.ウメ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路主体

11.マイネヴァリエンテ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準坂路

12.ベルカント
今回:標準坂路
前回:標準坂路主体

13.ウインスプラッシュ
今回:一杯平均併用
前回:標準トラック

14.メイショウカフウ
今回:標準坂路
前回:標準坂路主体

15.シゲルカガ
今回:一杯平均坂路
前回:標準併用

 山崎エリカの予想

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予想印
11マイネヴァリエンテ(6人気)
1ラブリープラネット(3人気)
3ホウライアキコ(2人気)
6ネロ(7人気)
12ベルカント(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

11

1点 5000円

馬連

6

-

11

1点 500円

馬連流し

11

相手

1

3

12

3通り 各1500円

山崎エリカの見解

 小倉2歳Sは波乱の歴史の連続です。新馬戦を圧勝した馬が次走で思わぬ反動が出て凡退、逃げる競馬しかしていない馬が揉まれて凡退、新馬戦のペースから重賞のペースに一変することで馬が戸惑ってしまって凡退など様々です。また、夏の小倉開催最終週に行われることが多いために馬場状態が悪く、展開が差し、追い込み馬有利になることが多く、展開の波乱も誘発しやすいレース。よってキャリア1戦馬よりもキャリアを2戦以上積んで少しでも多くの経験を積んでいる馬のほうが安心できる舞台なのです。

 よってここまでにキャリアを2戦積み、初戦は差し競馬、2戦目はスピードで押し切りとレースに自在性を持っている◎マイネヴァリエンテは大崩れしにくいタイプと言えます。前走の未勝利戦のパワーポイント指数は今回の出走メンバー中トップタイに値するものです。能力も高く、自在性もあるマイネヴァリエンテがもっとも本命に相応しいでしょう。

 ○は稍重の馬場状態で行われた新馬戦で中団から一気に突き抜けて快勝したラブリープラネット。同馬が勝った新馬戦のタイムは優秀ではありませんでしたが、出走メンバーのなかで最速の上がり3Fタイムをマークしたということはまだまだ余裕があるレースだった可能性が高いと言えます。日曜日の小倉芝は低気圧の影響でどのような馬場状態になるか微妙なところがあります。ラブリープラネットにとっては新馬戦で稍重馬場を経験していることは有利に働くでしょう。

 ▲は小倉芝1200mの新馬戦を1分07秒8の2歳レコードで勝利したホウライアキコ。その新馬戦ではマイネヴァリエンテを完封しており、順当に上積みがあるのならば小倉2歳チャンピオンに輝く可能性は高い馬と言えるでしょう。しかし現在の小倉は7月の小倉と比べると時計が掛かる馬場状態となっています。また逃げ競馬しか経験できていない点は重賞の多頭数競馬になると不安です。小倉2歳Sはこのタイプの快速馬が飛んで波乱の歴史を繰り返しているのですが、さて、この馬はどうなるでしょうか?

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【前途洋々】ベルカントで、ほぼいける。デビュー戦は1番枠もあって発馬で後手。ハナを奪うまでに、0秒5前後のロスがあったが、2F目からは10秒5-11秒2-11秒2。流れるような快ピッチを馬なりで先頭。ゴール前1Fは、手綱を緩める余裕で、後続に5馬身差。1分8秒4も、初陣とすれば上出来だ。良質サクラバクシンオー産駒らしく、ブレが少なくフォームそのものに無駄がない。ひと叩きしたことで筋肉が盛り上がり、中間の良化振りにも目を見張る。良質スプリンターとしての前途は洋々。V2で小倉2歳S奪取が濃厚。開幕週はだけに多少割り引く必要があるが(毎年のように開幕週は2歳レコード多発)、記録ならホウライアキコ。前半3Fを34秒0-後半3Fを33秒8というバランスのよさで、初陣を1分7秒8でレコ勝ち。函館2歳Sを勝ったクリスマスにも共通するところ大の、いかにも小股の切れ上がったスピード牝馬。上がり33秒8というラップ的を思えば、ベルカントをもってしても追いつけない、逃げ切りまでを頭に入れておきたい。両者が激しい先陣争いを繰り広げれば、ラブリープラネットが一角崩し。中京1200mのデビュー戦は1分11秒2と、時計に説得力はないものの、最終週の荒れ馬場。平坦の小倉に替われば、普通に時計も1分8秒まで詰まるだろうし、小気味のいいピッチ走法の外差しの脚は、小倉2歳Sでこそ。前走を1分8秒3の好タイムで突破してきた、マイネヴァリアントも走破圏。デビュー前一頓挫あり新馬戦は3着。2戦目の勝ち上がりとなったが、1分8秒3は同週の3歳未勝利と0秒3差。430キロ台と数字的には頼りないが、馬体減もなくレース内容は実に健やか。母は小倉2歳Sの覇者、半兄ドリームバレンチノは現スプリントシーンのナンバー2。血統の追い風もビュービューと吹いている。エイシンキサナドゥの母は、米GI・プリンセスルーニーH他、重賞3勝。フォーティナイナー系の父に、母系はストームキャット系×コジーンの、530キロの巨体を誇るアメリカン。昨年のエーシントップ的な匂いのする、良質パワーマイラーながら、新馬戦の走破タイムは1分9秒4、ラップも平凡。本質はやはりダートにあり?。モツれてウインスプラッシュのキャリア。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
11マイネヴァリエンテ(6人気)
12ベルカント(1人気)
6ネロ(7人気)
3ホウライアキコ(2人気)
4エイシンキサナドゥ(5人気)
13ウインスプラッシュ(8人気)
15シゲルカガ(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

11

相手

3

4

6

12

13

15

6通り 各1500円

馬単1着流し
1着

11

相手

6

12

2通り 各500円

須田鷹雄の見解

 小倉2歳Sの隠れた傾向として、前走新馬組より前走未勝利組のほうが成績が良いということがある。新馬緒戦を勝って無敗のほうが素材として上のように見えがちだが、ひとつでも多く経験を積むほうが大きいのもしれない。

 一方、新馬組未勝利組に共通するのが、「前走人気が上位だった馬のほうが強い」という傾向。新馬組・未勝利組を通じて5番人気以下で勝ってきた馬は過去10年馬券に絡んでおらず、できれば1番人気で勝ってくることが望ましい。特に未勝利組は1番人気で勝ってきた馬だけをマークすればいい。

 ◎はマイネヴァリエンテ。2戦目で変わり身を見せて未勝利戦をちぎってきたという臨戦過程はいかにも小倉2歳S向き。母は04年のこのレース優勝馬。走りぶりは父より母に似ていることは明らかだし、親子制覇も期待できる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

3

7

11

12通り 各400円

3連単BOX

1

3

7

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

4

7

11

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

12

相手

1

4

7

11

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

4

相手

1

7

11

12

13

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【伏兵注意】ホウライアキコが本命。初戦は開幕初日の絶好馬場とはいえ、2歳レコードタイ(1分7秒8)の好タイムで快勝。手応えにも余裕があり、まだまだ良化の余地がありそうだ。ベルカントの初戦も強い競馬。出負けしながらも二の脚で先手を奪うと、最後は持ったままで5馬身差をつけた。牡馬相手になるが、素質は互角以上だ。エイシンキサナドゥのデビュー戦は力強い末脚で差し切り勝ち。血統的にも道悪は問題ない。ウインスプラッシュ中京2歳Sでしぶとく粘った。1200mは初めてだが、3戦のキャリアはアドバンテージになる。ハッシュ、マイネヴァリエンテラブリープラネットを押さえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

7

12

13

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

7

12

13

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎マイネヴァリエンテは「コンデュイット×マイネルラヴ」という組み合わせで、ドリームバレンチノ(シルクロードS、函館スプリントS)、マイネショコラーデ(函館2歳S-2着)の半妹にあたる。母コスモヴァレンチは当コースで新馬-小倉2歳Sを連勝したスピード馬だった。父コンデュイットは重厚なヨーロッパのスタミナ血統で、2歳夏の短距離重賞に合うタイプではないものの、母方の血が強く出ておりスピード面に不安はない。とはいえ、持ち味が最大に発揮されるのは、パンパンの高速馬場よりも若干時計の掛かるコンディションだろう。この馬にとって開催が進んで雨の影響も残る小倉芝は走りやすいはず。中1週での実戦なので大きく馬体が減っていなければおもしろい。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 夏の小倉のクライマックスは、2歳馬によるスプリント決戦。夏の小倉が2週間短縮されたことと、丈夫で傷みにくい野芝「エクイターフ」が導入されたことによって、昨年の本レースの勝ちタイムは1分7秒台に突入。レースレコードでの決着になりました。先週末に雨中で競馬が行われたことで、芝コースのダメージは心配されますが、基本的には時計勝負が想定されます。自身の持ち時計を更新できる「上昇度」が好走の条件になるでしょう。

 エイシンキサナドゥの新馬戦はスタート後に挟まれて流れに乗れませんでしたが、大きく外を回しての差し切りで他馬を問題にしませんでした。時計は平凡ですが、大型馬で柔らかいフォームの持ち主だけに、時計勝負への適性は充分と見ます。重賞で厳しい流れになって、この馬の真価が発揮されるのではないでしょうか。

 ベルカントは抜群のダッシュ力を見せて、初戦を5馬身差で圧勝しました。2歳馬離れした脚力の持ち主です。過去のこのレースでは逃げ馬が苦戦する傾向がありますが、この馬に関してはスピードの違いで逃げただけで、控える競馬も問題ないはずです。

 ラブリープラネットは、中京での新馬勝ちが稍重馬場ということもあって平凡な時計ですが、2着に負かしたホープタウンが次走で小倉の未勝利をタイレコード勝ちしていることを思えば、力量はオープンでも上位に見ておくべきでしょう。トレーニングセール出身で、完成度の高さがセールスポイント。

 同じくトレーニングセール出身で器用な差し脚を見せたベルルミエール、新馬をレコードで逃げ切ったホウライアキコ、9年前の勝ち馬コスモヴァレンチの娘マイネヴァリエンテ、坂路で古馬顔負けの時計を叩き出しているネロまで押さえます。

厳選予想 ウマい馬券