過去5年の小倉2歳S。1着馬の勝ち時計と調教タイプを列記してみます。
2008年
デグラーティア/標準多め坂路主体/1分9秒1
2009年
ジュエルオブナイル/馬ナリ平均坂路/1分9秒0
2010年
ブラウンワイルド/標準多め坂路/1分8秒7
2011年
エピセアローム/標準少め坂路/1分8秒8
2012年
マイネルエテルネル/一杯平均坂路/1分7秒9
トラック単一調教馬の1着はありません。これは勝ち時計に関わらず、過去5年に共通する事象。調教本数や強さに関しては、2009年や2011年の例があるだけに、馬ナリ平均系統だから、標準少め系統だからといって、評価を下げるわけにはいかないでしょう。ただ、標準多め系統が2勝しているので、調教本数はあって、損することはありません。
問題は2012年。一杯平均坂路の
マイネルエテルネルが優勝しましたが、この年の3着、
ラヴァーズポイントは一杯平均トラックでした。つまり、馬券圏内に2頭、一杯平均系統が好走しています。その勝ち時計が1分8秒を切っています。よって、
一杯平均≦1分7秒9<標準多め坂路
という、勝ち時計に応じた適性調教タイプを区分してみます。不良馬場でスタートした、11日目ですが、2歳未勝利の芝1200mは勝ち時計が1分9秒8。明日も雨の予報が出ているだけに、勝ち時計が1分8秒を切ることはないだろうというのが、現時点での推測です。
よって、標準多め系統からの選択ということになれば、迷うことなく、◎
エイシンキサナドゥ。客観的なデータを差し置いても、本命にしたいと感じている馬。そのくらい、将来性を含めたポテンシャルの高さがあると思いますし、今週の最終追い切りを見ると、一度レースを使ったことで、脚の使い方が確実になりました。
ワルトユニヴァースとの併せ馬でしたが、動きだけ見ると、どちらが2歳か分からないくらいです。
急激に馬場が回復し、1分7秒台の決着もありえるなら、○
シゲルカガ。最終追い切りで自己ベストを更新しているように、時計の速い小倉芝1200mは最適でしょう。もう一頭の一杯平均系統が☆
ウインスプラッシュですから、この2頭からの馬券も買いたいと思います。
△
ホウライアキコは1週前追い切りをCWで併せ先着しており、単なる坂路調教馬ではない点を評価しています。△
ラブリープラネット、△
ベルカントは最終追い切りを評価。
1.
ラブリープラネット
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路
2.
ダンツブロード
今回:標準多め併用
前回:標準併用
3.
ホウライアキコ
今回:標準多め坂路
前回:標準併用
4.
エイシンキサナドゥ
前回:標準多め併用
今回:標準多め併用
5.
グランプリブレイド
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路
6.
ネロ
今回:標準多め坂路
前回:一杯平均坂路
7.ハッシュ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路
8.
ベルルミエール
今回:標準併用
前回:標準少めトラック主体
9.
カシノタロン
今回:連闘
前回:乗込トラック
10.ウメ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路主体
11.
マイネヴァリエンテ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準坂路
12.
ベルカント
今回:標準坂路
前回:標準坂路主体
13.
ウインスプラッシュ
今回:一杯平均併用
前回:標準トラック
14.
メイショウカフウ
今回:標準坂路
前回:標準坂路主体
15.
シゲルカガ
今回:一杯平均坂路
前回:標準併用