11R

根岸S

15:45発走 / ダ1400m (左) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 東京 2日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 16頭
本賞金:3700,1500,930,560,370万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 1000円

3連単フォーメーション
1着

6

11

14

2着

6

8

11

13

14

16

相手

2

3

6

8

11

13

14

16

90通り 各100円

井内利彰の見解

 過去10年の根岸Sでも、6年以上前になると、坂路調教馬が優勢なレースでしたが、近年はその傾向がガラリと変わりました。グロリアスノアシルクフォーチュンメイショウマシュウ。近5年の優勝馬3頭に共通するのが『最終追い切り場所が栗東Cコースで一杯に追われる』というもの。

 CWで一杯に追われる、という最終追い切りパターンは「栗東坂路で一杯に追われる」というパターンと同じく過去10年で最多勝を挙げていますが、

 CW  [4-1-1-9]
 栗坂 [4-4-5-41]

 勝ち馬頭数が同じなのは、出走頭数の違い。少数精鋭は『CW』です。距離の短い、左回りのダート馬場で、どうしてCW追い切りの適性が高いのか。納得のいく説明を見つけることはできませんが、前記した優勝馬はすべて差し脚質。東京の長い直線で良い脚を持続させるために重要な追い切りだということでしょう。

 CWで一杯に追い切られた馬は4頭いますが、その中で根岸Sが初出走は◎ゴールスキーだけ。今回は中間放牧に出されていた吉澤ステーブルWESTからの帰厩が遅かったため、追い切り本数は少なくなっています。通常なら、このパターンは消し。それでも本命に推したのは、根岸Sが追い切り本数の必要ないレースだから。追い切り本数よりも一杯に追われるという「強さ」が重要なレース。それが近年になって顕著です。最終追い切りの時、道中で見せた、行きたがる仕草は2012年シルクフォーチュンの最終追い切りを彷彿とさせます。持てるスピードを一杯に追って爆発させる、それがこのレースには必要です。

 ○シルクフォーチュンは、CWで一杯に追い切られて優勝経験あり。しかも、1週前追い切りで速い時計をマークしている点まで、2012年と同じですから、通常ならこちらを本命にするところ。ただ、気になったのは、当時に比べて大人しすぎた道中。それが加齢に影響するものか判断ができませんが、少し主観を優先しての印。でも、勝っても全く不思議ありません。

 ▲セレスハントも過去に根岸Sへ出走しています。ただ、こちらは優勝経験なし。というよりも好走経験もありません。にも関わらず、この評価は「速い6F時計」。スピード感が十分の走りで、実際の数字も非常に速い追い切りでした。2012年10着時よりも走る可能性を秘めていると判断しました。

 △ドリームバレンチノの最終追い切りは栗東坂路。最終追い切りの4F時計が遅いのは、2012年スプリンターズS3着時と似ているので、さほど気にしなくてよいでしょう。△ブライトライン、△セイクリムズン、△アドマイヤロイヤルは順調に追い切られている点を評価。

 最後の☆ダノンカモンは、過去の同レース出走時とほぼ同じ。違う点といえば、レース間隔があいたところ。これは決してプラスではないと思いますが、CWで一杯に追われている点については評価しないといけないという印です。

1.エーシントップ
今回:標準坂路主体
前回:地方

2.アドマイヤロイヤル
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

3.ダノンカモン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

4.スリーボストン
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路

5.スノードラゴン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

6.ゴールスキー
今回:標準少め併用
前回:標準多め坂路

7.ジョーメテオ
今回:軽目トラック
前回:地方

8.ドリームバレンチノ
今回:標準坂路
前回:地方

9.ノーザンリバー
今回:標準少め坂路
前回:標準坂路

10.テスタマッタ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路主体

11.セレスハント
今回:標準多めトラック
前回:標準少めトラック

12.ティアップワイルド
今回:標準多め坂路主体
前回:地方

13.ブライトライン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

14.シルクフォーチュン
今回:標準トラック
前回:急仕上げトラック

15.アドマイヤサガス
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

16.セイクリムズン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

6

1点 500円

馬連流し

6

相手

1

8

13

3通り 各2500円

馬連流し

6

相手

5

15

2通り 各1000円

山崎エリカの見解

 出走馬16頭中、10頭が重賞ウイナーという豪華メンバー構成となりました。また、ブライトラインゴールスキーなどダート路線に転向して大成した馬や、ドリームバレンチノエーシントップのように芝からダート路線に転向して再び上昇軌道に乗った馬など、ダート戦では底を見せきっていない馬が多く参戦し、今後へ向けての勢力図を占う意味でも、とても見ごたえのあるレースとなりました。

 本命は近走不振の旧勢力よりも、路線変更が吉と出た新興勢力ということで、その中でも◎ゴールスキーを推します。ゴールスキーは昨年6月のアハルテケSで初めてダートに出走すると9着。そこで陣営はある程度の手ごたえを掴んだようで、ダートに路線転向します。するとその後はダートで2着、1着、1着、4着とダートで完全に軌道に乗りました。前走の武蔵野Sは4着に敗れていますが、外枠から直線では早めに押し上げて勝ちに行く競馬。結果は内を通った馬たちに伸び負けてしまいましたが、負けて強しの内容だったと言えます。今回は前々走のペルセウスSと同じ東京ダ1400mが舞台。そこで見せた上がり3F34秒4の鬼脚が使えれば、一気の差しきりが十分期待できます。

 ○は芝の高松宮記念で2着、スプリンターズSで3着の実績がある実力馬ドリームバレンチノ。芝のスプリント路線でもロードカナロアハクサンムーンの3番手くらいの勢力図にはいた馬ですが、昨年11月のJBCスプリントで初めてダートに出走するといきなり2着と好走しました。そして次走となる前走の兵庫ゴールドTでは、斤量59kgを背負って早め先頭から押し切ってしまう、とても強い内容で勝利しました。ただ近2走のダート戦、JBCスプリント、兵庫ゴールドTともにあまりレベルの高いレースだったとは言えません。またローテーションから推測するに、おそらくピークに仕上げてくるのはここを使い、フェブラリーSを使った後の高松宮記念あたりだと見ます。しかし、まだ今回でダートのキャリアは3戦目だけに、ダート慣れによる上昇度は期待できます。陣営の思惑を超える好走も十分期待できるでしょう。

 ▲は昨春までは3歳芝マイル路線のトップを争う一頭として活躍し、京王杯2歳Sシンザン記念、ニュージーランドTと重賞を3勝もしたエーシントップ。しかし、昨秋のスワンSで大敗すると次走の霜月Sで初めてダートにチャレンジし、見事に勝利を収めました。前走の兵庫ゴールドTでは初ダートの霜月Sを快勝した内容を評価され、1番人気に支持されたのですが、スタートで後手を踏んだロスが響いて5着と惨敗してしまいました。ただ5着と言っても、深いダートを勝ちに行く競馬をしてバテたもの。内容はそれほど悪くありませんでした。確かに前走の競馬や3歳春までの芝での競馬を見ると、すんなりした競馬ができないとかなり脆い気性難の馬のようです。また、スタミナもあまりないようです。しかし、今回は前走とは変わって地方の馬場と比べれば軽い東京のダ1400m。1番枠を引いてすんなりした競馬ができれば、一変の余地は十分あります。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

2

5

6

8

10

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

8

相手

2

5

6

10

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

2

相手

5

6

8

10

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ブライトラインはダートに舞台を移行以降上位安定。東京1400mダートも快勝の実績あり好勝負必至。ドリームバレンチノは昨秋ダート転向で新味。力量確かで連勝十分。アドマイヤロイヤルも底力あり舞台相性良好で差のない存在。ゴールスキーはしまい生きる展開なら浮上十分。スノードラゴンは活気十分で勢い感じる。実績あるテスタマッタセイクリムズンなども上位が狙える。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【ラインがクッキリ】ブライトラインの進むべき道は、本来マイル。根岸S制覇で、フェブラリーSへの旗幟を鮮明にしたい。ダートに転身して日は浅く、ファルコンS勝ちもある、芝もこなせるフジキセキの仔ながら、課題は折り合い。特に芝では、マイルを超える距離だとスピードが勝ちすぎ、レースの構築が乱暴になってしまうが(バテかたも早い)、当該1400ダートの麦秋S・1分23秒7を契機に、ダートへ転身して[3021]。

中央場所の1400ダートと密接な関係を持つ、ローカル1700mのマリーンCエルムSを好タイムで1・3着。1800mのみやこSは、なんとかスピードで押し切ったものの、JCダートはGI。折り合いや距離を慮り、末脚勝負に徹する他なく、馬券対象外の4着に敗れたが、一瞬伸び掛かる素振り。1400mをベースとしたダートマイラー像を、改めて感じた。JCダートは1800m仕様にコースで追い切ったが、本質はマイル近辺の瞬発力にありと思えば、坂路調教でいい。鞍上も最終的には戸崎に決定。前掛かりのこうしたタイプの気を、上手くそらす技術を手にしている。

ドリームバレンチノもダート転身に活路。二走前のJBCは小回りの金沢。鞍上も適性や追い出しのタイミングを測りながらの、手探りの2着だったように思うが、兵庫GT圧勝で「これは本物」。根岸Sで勝ち負けなくば、フェブラリーSもない。ここも全力投球だ。実績なら、むろんアドマイヤロイヤル。GIIIのプロキオンSを1分21秒9でレコ勝ち。武蔵野Sは、1400m通過・1分23秒1という、確からしいラップの上に立っての1分35秒4・2着、東京は[4431]。攻め馬は地味だが、テッポウ実績も豊富だ。ただ、目標はあくまでフェブラリーS。7Fベースの◎○と、適性やレース意識の差が結果となって出る可能性も。

シルクフォーチュンにも、もちろん単の資格。イメージ的には、東京1400ダートを何度も走っているように感じるが、実は一昨年の根岸Sだけ(1着)。その根岸Sが、自身のキャリアにおける、一番か二番目のパフォーマンスだった。しかし、最速の上がりはマークしたものの、カペラSは突き抜け切れていない。加齢とは思わないが、ノーザンリバーの捌きや、2着のスノードラゴンのレース内容や勢いが、ゴール前は印象深かった。

順番は上下するが、ゴールスキーにも惑星の資格。武蔵野Sは大外枠。ブライトラインと似たタイプだけに、動かしどころが窮屈になってしまったが、脚抜きのいい馬場とはいえ、ペルセウスSは1分22秒4の圧勝だった。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
13ブライトライン(1人気)
10テスタマッタ(11人気)
8ドリームバレンチノ(2人気)
16セイクリムズン(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

8

10

13

16

12通り 各400円

3連単BOX

8

10

13

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

2

5

6

8

9

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

13

相手

2

5

6

8

9

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ブライトラインは「フジキセキ×キングオブキングス」。母の父は英2000ギニー馬で、「サドラーズウェルズ×ハビタット」という組み合わせ。この配合はマイラータイプに出る傾向があり、同じ組み合わせで誕生したバラシアは愛2000ギニー、BCマイルを勝った名マイラーだった。母は不出走だが、その半姉サーガノヴェルフェアリーSクリスタルCを勝った快速馬。2代母サンダーメイドがオンアンドオン≒リーラー3×3とスピード値が高く、その影響も少なからずあったと思われる。

 ここ4走は1700m以上を使われているが、血統背景を眺めると1400mへの距離短縮は吉と出ると思われる。芝で走っていた時代に勝った唯一の重賞はファルコンS(G3・芝1400m)で、ダート転向2戦目の麦秋S(準OP・ダ1400m)も2馬身差の完勝だった。サッと好位につけられる出脚があるので外枠の不利もないだろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 フェブラリーSへの前哨戦。G3ですがグレード別定と実績馬にも参戦しやすい条件で、例年ダートの強豪が多数集結して豪華なメンバーになります。

 あまりにも強力なメンバーになるせいか、毎年厳しい展開で上がりがかかって、差しや追い込み馬がゴール前で飛び込んでくる、というレースになるのが特徴です。4コーナーで5番手以内にいた先行馬が勝ったのは、過去10年ではフェラーリピサ(重馬場)とメイショウボーラーの二頭だけ。このレースを先行して押し切るためにはよほどの実力の裏付けが必要だということになります。

 人気を見ても、1番人気での勝ち馬はメイショウボーラーワイルドワンダーだけ。実績に劣る馬が展開を味方につけて大駆けするのがこのレースの通例で、去年の勝ち馬メイショウマシュウと一昨年の勝ち馬シルクフォーチュンは、前走でオープン特別のギャラクシーSを3着に敗れていました。いつも追い込んで届かないようなじれったい馬が陽の目を浴びるのがこの根岸Sなのです。

 シルクフォーチュンは一昨年のこのレースの勝ち馬。前走のカペラSで3着しているように、8歳でも力量に衰えはありませんし、ここは56キロで出走できるのは有利です。直線が長いコースの1400m戦はベストの舞台で、久々の重賞制覇のチャンスでしょう。

 ブライトラインは昨夏の上がり馬。一線級との初対戦になったジャパンカップダートでも崩れなかったのは立派です。東京ダート1400にも実績がありますし、条件に不足はありません。ドリームバレンチノは芝からダートに転身して2戦ですが、JBCスプリント2着、兵庫ゴールドトロフィー勝ちと、早くもこの路線のトップクラスまで上り詰めてきました。前走は59キロを背負って圧勝ですから、ここのレースぶり次第ではダート界の頂点が見えてきます。

 ノーザンリバーは前走のカペラSがダートでの重賞初制覇でしたが、芝でもアーリントンC勝ちがあり、距離の1400mも走り慣れた距離ですから、ここも好勝負が期待できます。この路線の安定株アドマイヤロイヤル、同条件のペルセウスSを好内容で完勝したゴールスキー、久々も実力あるダノンカモンが押さえ。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

8

9

13

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

13

相手

2

8

9

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

9

相手

2

8

13

15

16

30通り 各100円

小林誠の見解

【波乱含み】上位人気馬以外にも、かなり伏兵の多い一戦。データ面とデキの良さを買って、人気薄の05スノードラゴンに本命を打つ。人気サイドでは13ブライトラインを対抗に評価も、三番手09ノーザンリバー、四番手15アドマイヤサガスなど、かなり穴に寄せた印に。実績よりも「勢い」を買うスタンスで攻めたい。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

6

相手

1

2

3

13

14

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

6

相手

1

2

3

13

14

10通り 各500円

森山大地の見解

ダート短距離界のGIクラスと言っても過言ではない好メンバーが集結。4歳から9歳までと幅広い世代でどこからでも狙えて、また「消し」とできる馬が非常に少ない。

そんな中で◎はゴールスキー。度肝を抜かれたのが2走前のペルセウスS。驚異的な34秒4の切れ味。馬場が渋っていたので走りやすい状態だったとはいえ、わずかなスペースから一瞬のうちに抜け出して後続に2馬身差。続く武蔵野Sでもメンバー最速の上がりを使ってはいるが、1400mか1600mなら、より1400mの方が切れを生かせるとみた。また、先週半ばの段階では補欠1番手だったが、上位で回避馬が出たため16番目ぴったりで出走できた、という運も持っている。ここで賞金を加算しないことにはフェブラリーSには出走できないため、ここが勝負。

印を打つうえで点数を絞っているが、ここは手広く流すことをおススメしたい。

厳選予想 ウマい馬券