※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
暮れのダートGIへの前哨戦。今年が第1回となる
チャンピオンズCが行われる中京競馬場は「左回りで長い直線」ということで、東京コースと共通しています。距離が同じ
みやこSを選ぶか、回りと直線距離が似通う
武蔵野Sを選ぶか。各調教師の腕の見せどころでもあります。
1.速い上がりで芝実績馬が浮上
かつてこのレースでは
クロフネが9馬身差の歴史的圧勝を飾ったこともありました。東京ダート1600mは、JRAのダートで屈指の高速コースであり、とくに秋開催の
武蔵野Sでは芝実績馬の活躍が目立ちます。去年の勝ち馬
ベルシャザールは
皐月賞3着馬ですし、一昨年の2着馬
ガンジスには芝の橘Sで勝ち鞍がありました。
2.軽いスピードレースで3歳馬が台頭
底力ではなく器用さや素速さが問われるレースになりやすいので、斤量面の恩恵がある3歳馬がアドバンテージを持っています。去年は唯一3歳の参戦だった
ベストウォーリアが7番人気で3着。一昨年に至っては3歳馬によるワンツーでした。
3.休み明けはマイナスではない
昨年3着の
ベストウォーリアは4ヶ月ぶり、一昨年3着の
ダノンカモンも4ヶ月ぶり。2010年の勝ち馬
グロリアスノアも4ヶ月ぶりの一戦でした。故障等の不安によるものでなければ、このレースでは休み明けの馬が互角の成績を残しています。順調に使われている馬の方が人気的には好まれるので、馬券的には休み明けの馬の期待値が高まります。
レッドアルヴィスは当コースで行われた
ユニコーンSを2馬身半差で圧勝。次走の
レパードSは4着に敗れましたが、勝ち馬が
アジアエクスプレスですし、3着の
ランウェイワルツが
みやこSでも2着しているわけですから、3歳のダート路線は強豪揃いだったと考えるべきでしょう。安田隆行厩舎が送り出す次代のエース候補の復帰戦に注目します。
ゴールスキーは
マイルチャンピオンシップを3着した芝のトップマイラーで、今年の
根岸Sの勝ち馬。去年の
武蔵野Sは4着ながら上がり3Fは最速でしたから、要は位置取り次第。一昨年の当レースを制しているムーア騎手の手綱さばきに期待が集まります。
フィールザスマートは準オープンを勝ったばかりですが、ジャパンダートダービーで3着した実績があり、3歳世代のトップ候補の一頭です。
エアハリファは当コースではオープン特別2勝を含めて3戦3連対。いずれも上がり3Fは最速タイムをマークしており、末脚勝負には自信を持っています。