【混戦】リーゼントロックは前走快勝。大型馬で2走使われさらに良化が見込め昇級でも即通用。初ダートの前走を楽勝したサムソンズシエルは先行力も魅力。昇級の前走で2着とメドを立てたアスペンツリーも首位が狙える存在。前走が強かったアナザーバージョンもそん色なく上位の候補。テンマティーニはさらに前進。ダートで変わったストロングサウザーや上積みあるファンシーミューズにも注意。

【好センス】アスペンツリーで、ほぼいける。スタートでフワっとするクセはあるが、道中は砂を被っても平気。3-4コーナーにかけてのリズミカルな加速力を思えば、決まったかとも思えた前走だったが、1Fの延長と初の右回りで、即結果を出したあたりにセンスもうかがえる。前走は除外の影響で若干ローテが狂い、馬体の張りと気迫もひと息に映っただけに、もうひとつ上積みもある。

アナザーバージョンの、前回の東京マイル･1分38秒8は、古馬500万と同レベル。精緻な競馬で後続を1秒2の大差に封じ込めている。

ストロングサウザーの1分55秒8は、開催日こそ異なるものの、本命のアスペンツリーと同タイムだった。

不良馬場だけに少し時計の精度は落ちるが、サムソンズシエルは前走が1分53秒2。

スマートダイバー、リーゼントロック等、明け3歳馬だけに時計更新やジャンプアップを期待できるダートの良質馬が揃っている。

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　◎アスペンツリーは「スペシャルウィーク×トワイニング」という組み合わせ。スペシャルウィーク産駒は3歳1-3月の中山ダ1800mで連対率27%、単勝回収率145%、複勝回収率102%と走っている。黒竹賞は過去10年、前走500万下のダ1800mで馬券になった馬が連対率60%と圧倒的な好成績を挙げており、本馬はこのパターンにあてはまる。桜花賞馬レジネッタの近親で、本馬と同じく母方にブラッシンググルーム、ミスタープロスペクター、ノーザンダンサーを併せ持つスペシャルウィーク産駒にはローマンレジェンド(東京大賞典など重賞3勝)がいる。ダート馬として高い素質を感じるので、このクラスはいつでも卒業できるだろう。

【順当決着】前走の走破時計を考えると、03アスペンツリーの素質はやはり高い。デキの良さも目立っているし、ここは順当に高く評価しておくべきだ。人気の一角となりそうな06アナザーバージョンも上位に評価したが、激走を期待するなら14テンマティーニ。距離さえ問題なければ、展開次第で台頭があって驚けない。

当レースは印のみの提供となっております。