【漸次サイボーグ化】牡馬混合の2000m･札幌2歳S挑戦は、母フサイチエアデールの威光をもってしても、さすがに家賃が高かったマラムデール。ただし、牝馬限定の7-8Fベースの決め手勝負なら、りんどう賞2着の前走通り。所属は松田国。馬体もきっと、サイボーグ化している。

当面の目標はダンスアミーガ。東京1400mを1分22秒7で新馬勝ち。スピードのノリも、上がり34秒6も、実に健やかだった。

エルノルテの、りんどう賞の印は◎。果たして、難しい気性はよくなっているか。蓋を開けてみないと何とも言えないが、素材そのものはOPでいい。

マイネヴァリエンテも、つわぶき賞･1分22秒6なら好勝負。アドマイヤビジンも、良馬場の決め手勝負なら負けず劣らず。

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【伏兵注意】アドマイヤビジンの前走は展開が向かなかったが、それでも2着を確保。いい末脚があり、スムーズなら好勝負になる。ダンスアミーガの初戦は先手を奪って直線で突き放す強い競馬。キャリア1戦だが素質は見劣らない。マイネヴァリエンテの前走は決め手の差が出たが、内容は悪くなかった。エルノルテはレース前に落ち着きがあれば、もっと走れる。ボワレット、マラムデールを押さえる。

【順当】エルノルテの前走は道中で気負い、直線でも詰まるロスがあった。舞台が移り能力を発揮する。マラムデールは前向きで立ち回りのうまさで迫る。右回りに変わりダンスアミーガがスムーズな走りを見せる。

マラムデールは12月の阪神JFでも使える態勢にあったが、万全を期してここまで待った。追われて味があり、外回りコースに替わるのも歓迎。

アドマイヤビジンは今回と同じ条件だったファンタジーSで勝ち馬に際どく迫ったように末脚は確か。当初は前日の自己条件を予定されていたが、相手関係を見てこちらへ。勝機十分と見る。

エルノルテはここなら能力的に上位だが、右にモタれる面がネック。その分を割り引いても押し切る可能性はある。

そのほかでは、初戦が強かったダンスアミーガ、センスいいレムミラス、慣れが見込めるボワレット、差し有利の馬場で先行して粘ったマイネヴァリエンテあたり。