年明け最初のG2戦。G2とは言ってもハンデ戦なので、G1で勝ち負けできるようなトップクラスが参戦することは稀です。昨年の勝ち馬
カポーティスターが1000万下を勝っての臨戦だったように、前走が条件戦の馬にも充分チャンスがあるレースです。
その
カポーティスターは10番人気での勝利でしたが、5年前には11番人気の
テイエムプリキュアが勝っています。とんでもない大穴が出ることがある一方、
トゥザグローリーが勝った一昨年や
ルーラーシップが勝った2011年のように、人気どころによる平穏な決着になることもあり、両極端です。出走メンバーのレベルの変動が年によって激しい重賞だと言えます。
サトノノブレスは詰めの甘さがあって出世が遅れましたが、3歳秋になって軌道に乗りました。ここまで直線に坂がないコースでは、
菊花賞の2着を含め2勝して2着2回と、連を外したことがありません。
ルメール騎手を配してここは必勝体制を敷いてきました。
アドマイヤフライトは前走の
オリオンSはトップハンデとなる58キロを背負っての完勝。重賞のメンバーに入っても格下感はありません。休み明けを叩いての上積みは大きく、大崩れの少ないタイプでもあります。
コウエイオトメの前走
愛知杯は14着に敗れましたが、左回りは苦手の馬なので、度外視できます。得意の京都に戻って一変が期待できます。
ラブイズブーシェは
有馬記念で4着と健闘しましたが、前崩れの展開と上がりがかかる馬場を味方につけた印象で、京都の高速馬場でどこまでやれるか。以下、
フーラブライド、
ラウンドワールド、
ステラウインドが押さえ。