２番：馬場合いそうだし、展開も楽。
13番：仕上がる。馬場も合いそう。
14番：キッチリ仕上がる。

【再飛躍】ノドの疾患も癒えたアドマイヤフライトが、重賞戦線で再飛躍。3連勝で迎えた、昨年の日経賞は6着敗退。日経賞敗退理由がノド鳴りにあったどうかは微妙だが、垂水S以降の惨敗理由は、明らかに疾病。しかし手術をほどこし、復帰戦のオリオンSは、ラスト4F目･11秒8-11秒1-11秒3と急展開を見せた流れを、58キロを背負って悠々好位からアッサリ。最後の1Fは流したぶん(洋芝混合の芝のぶん)、12秒6を要したが、完全復活をアピールした。京都コースは[2110]、ハンデの56キロも想定内だ。

サトノノブレスは、神戸新聞杯3着、菊花賞2着。キズナやエピファネイアとは明確な力差はあるものの、明け4歳世代を牽引しなくてはならない一頭。ただ、コレが本命と言い切れる、時計やラップの裏付けが乏しいのも事実。古馬勢の壁は意外に高いかもしれない。単穴はラブイズブーシェ。勝負付けが終わったあとの、離れた4着とはいえ、57キロ･GIの有馬記念で4着なら、立派な単の資格。

ステラウインドは、中山2200mに2分11秒0という好記録あり。平坦･軽い京都の芝なら、この持ち時計がモノをいう。

目下三連勝中のフーラブライドの勢い。ラウンドワールドも、思い切ったマクリ勝負なら、二走前の再現があっていい。

　◎ラブイズブーシェから入る。日経新春杯やAJC杯における有馬記念組というのは、終わってみればなんだかんだいって強かったということになりやすい。ましてこの馬は有馬記念4着。消耗戦となったレースでの4着だから、イメージ地力はある。

　このレースは4,5歳馬と6歳以上馬の間に大きな成績差があるので、相手も若い馬を優先したいところ。○サトノノブレスは最内枠を引いてどんな競馬をするか興味深い。京都の外回りで内枠となると、なんでもできる。ルメールの手腕に期待だ。

　▲にステラウインド。京都ははじめてとなるが、速い上がりをマークしたこともあるし、対応力はあるはず。前走を取りこぼしたことで、ここのハンデが1キロ軽く済んだことはむしろラッキーだ。△以下も含め、シルシはすべて4,5歳馬で構成してみた。

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【伏兵注意】サトノノブレスを本命に推す。昨年は心身ともに幼さが残る中でも、神戸新聞杯3着、菊花賞2着と潜在能力の高さをアピールした。調教ではシャープな動きを見せており、3カ月ぶりでも態勢は整っている。アドマイヤフライトの前走は休み明けで18kg増でも快勝。素質は重賞でもヒケを取らず、叩いた上積みも見込める。ラブイズブーシェは有馬記念で4着と健闘。相手関係が楽になる今回は要注意。フーラブライドは3連勝で愛知杯を制覇。牡馬相手でもハンデ差を生かして食い下がる。カワキタフウジン、テイエムイナズマ、ラウンドワールドを押さえる。

　年明け最初のG2戦。G2とは言ってもハンデ戦なので、G1で勝ち負けできるようなトップクラスが参戦することは稀です。昨年の勝ち馬カポーティスターが1000万下を勝っての臨戦だったように、前走が条件戦の馬にも充分チャンスがあるレースです。

　そのカポーティスターは10番人気での勝利でしたが、5年前には11番人気のテイエムプリキュアが勝っています。とんでもない大穴が出ることがある一方、トゥザグローリーが勝った一昨年やルーラーシップが勝った2011年のように、人気どころによる平穏な決着になることもあり、両極端です。出走メンバーのレベルの変動が年によって激しい重賞だと言えます。

　サトノノブレスは詰めの甘さがあって出世が遅れましたが、3歳秋になって軌道に乗りました。ここまで直線に坂がないコースでは、菊花賞の2着を含め2勝して2着2回と、連を外したことがありません。ルメール騎手を配してここは必勝体制を敷いてきました。

　アドマイヤフライトは前走のオリオンSはトップハンデとなる58キロを背負っての完勝。重賞のメンバーに入っても格下感はありません。休み明けを叩いての上積みは大きく、大崩れの少ないタイプでもあります。コウエイオトメの前走愛知杯は14着に敗れましたが、左回りは苦手の馬なので、度外視できます。得意の京都に戻って一変が期待できます。

　ラブイズブーシェは有馬記念で4着と健闘しましたが、前崩れの展開と上がりがかかる馬場を味方につけた印象で、京都の高速馬場でどこまでやれるか。以下、フーラブライド、ラウンドワールド、ステラウインドが押さえ。

【順当】アドマイヤフライトが復調。長丁場が合い、上昇一途だ。クラウンレガーロは根性があり競り合いで持ち味を生かす。しぶとさが身上のサトノノブレスも続く。

重賞勝ち馬がほとんどいないハンデのGII戦。実績より調子の良さそうな馬が狙い目。

アドマイヤフライトは休み明けの前走が最後は流すような感じで大楽勝。ノドの手術が成功して、明らかに休養前とはレースぶりが変わってきた。ここ目標に状態は更に上向き。十分通用すると見る。

サトノノブレスはまだ体調がパンとしていない状態でも神戸新聞杯3着、菊花賞2着と地力を示した。立て直され、当時より攻め気配は良化。アッサリの可能性も十分。

ラブイズブーシェは当初は中山金杯に出走を予定していたが、有馬記念で好走し、ジョッキーの進言もあってここに出走することに。順調に乗り込まれ、気配は変わりないだけに侮れない存在。

フーラブライドは芝に使うようになってから3連勝。芝に適性があったにしても、デキが良くなければできない芸当。相手は強化されるが、今の勢いで52キロなら怖い。

そのほかでは、オープンに昇級後も差のないレースを続けているカワキタフウジン、海外遠征から戻って2戦目で上積み見込めるステラウインド、揉まれない外枠を引いたラウンドワールドあたり。