◎
キンシノキセキは「
フジキセキ×
タイキシャトル」という組み合わせで、これは
ストレイトガール(
シルクロードS)と同じ。本馬は母方にアンブライドルドを抱えているので、
ミルレーサー≒ガナ
ファシル2×4という組み合わせのクロスを持っている。このクロスの核となっているインリアリティは、2代
母フリーフォーギブンが持つドクターフェイガーとインリアリティのニックスを継続するものなので、理にかなった好配合馬といえる。
4月の橘S(3歳OP)で芝1400m1分19秒6というタイムを出したように潜在能力はきわめて高く、いずれ重賞クラスに出世していくものと思われる。本レースは馬場コンディションの良好な秋の阪神2週目に行われるため、一昨年、昨年と勝ち時計が1分20秒台半ばの時計勝負となっている。持ち時計のある本馬にとって走りやすいレースなので好勝負に持ち込めるだろう。前走の
天草特別(10着)は出負けしてリズムが狂い、本来の走りを見せられなかった。今回は橘Sで手綱を取った
武豊騎手に手替わりする。持てる能力を発揮できれば巻き返せる。