【三拍子そろった】ランウェイワルツの戦法は、一瞬の脚を使っての大マクり。三走前のKBC杯・1分41秒9の独走が、最近の最高のパフォーマンスだった。底力勝負の2000ダートのシリウスSは、直線半ばでアゴが上がったが、小倉と似た福島1700ダートなら、大きく風景が変わる。

　二の筆頭はキクノソル。阿蘇S・2着をはじめ、小倉の1700ダートでは、まず崩れがない。福島に場所を移しても、ほぼ同様の戦績を期待していい。ダブルスターも、本夏はBSNの3着を皮切りに、ラジオ日本賞3着、南部杯が4着と好調。福島は[1100]と、レース運びも巧みだ。

　ノボバカラは、前走は休み明け、初の古馬対決で5着。一気のジャンプアップも圏内に入る。タフな二段三段の前崩れになれば、ゴール前ヒラボクマジック、ツクバコガネオーが浮上。

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【軸不動】ランウェイワルツは前走案外もこの条件なら巻き返しが濃厚。ツクバコガネオーは差し脚堅実で引き続き好勝負が可能とみる。ダブルスターは詰めひと息だが流れ込みに要警戒。トゥザレジェンドは仕上がり良好で一発に注意が必要だ。キクノソルはひと押しに欠けるが立ち回りひとつで善戦も。スピードがあるトミケンユークアイも押さえたい。

　ラジオ日本賞の5ハロン通過は63秒1。勝ったストロングサウザーと3着ダブルスターが先行勢という事を考えても、スローペースに近い流れ。後方でじっくりと脚をタメ、メンバー中最速の上がりを繰り出し2着を確保したツクバコガネオーは好内容だろう。今回もOP特別としては、手薄と言えるメンバー構成。チャンスは十分とみた。

　安定感ではダブルスター。上位には離されたが、前走の南部杯も、ラスト盛り返すような感じでの4着だった。相手本線に強調。3番手評価はスターバリオン。1年以上の休養明けだが、調教の動きは悪く無い。力はあるだけに警戒。

使い詰めだが地力は上向いてきた7ダブルスターを狙う。小回り向きの先行馬で福島とは相性がいい。先行集団で流れに乗れればチャンスはある。次位は実績で勝る8ランウェイワルツ。まだ万全とは言い難いが能力でどこまでか。▲は器用な脚があり堅実な12キクノソル。