11R

ステイヤーズS

15:25発走 / 芝3600m (右 内2周) / 天候:晴 / 馬場:良
5回 中山 1日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 16頭
本賞金:6000,2400,1500,900,600万円
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 井内利彰の予想

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予想印
14スズカデヴィアス(5人気)
2アルバート(1人気)
11ファタモルガーナ(3人気)
1トゥインクル(4人気)
4ゴッドフロアー(14人気)
9ケイアイチョウサン(15人気)
15カノン(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 1700円

馬連流し

14

相手

2

11

2通り 各900円

馬連流し

14

相手

1

4

9

15

4通り 各200円

3連複軸1頭流し

14

相手

1

2

4

9

11

15

15通り 各200円

3連複フォーメーション
1着

14

2着

2

11

相手

1

2

4

9

11

15

9通り 各300円

井内利彰の見解

 今年のステイヤーズSを予想する上で、重視したのは2007年7番人気で優勝したマキハタサイボーグの最終追い切り。

 栗東坂路 14.9→14.5→13.9→12.9秒

 ゴールに向かって加速するラップですが、このレースの特徴は勝負どころから早目に進出して、最後は惰性で押し切ろうという流れ。よって、徐々に加速できることが重要なのでしょう。カーブでの加速になるのでトラック調教の要素が重要にも思えますが、歴戦の古馬たちなので、そのあたりはこれまでの経験値で補えているのでしょう。実際、2012年8番人気で優勝したトウカイトリックが標準坂路だったので、坂路単一調教馬でも問題ないと考えています。

 ◎スズカデヴィアスは最終追い切り場所が栗東坂路で、ラスト1Fが最速になるラップを踏んでいます。昨年もこのラップを踏んで4着ですから、これ以上の上積みはないと判断することができるかも知れません。ただ、この馬自身が好走最終追い切りには「残り2F」に共通点があります。

 比叡S1着     12.7→12.7秒
 ステイヤーズS4着 13.2→12.8秒
 京都記念2着    12.2→12.2秒
 アルゼンチン9着  12.6→13.1秒

 それが3F目に12秒台のラップを刻んで、4F目に減速しないこと。前走のように休み明けで凡走する時は3F目で12秒台のラップでも4F目で大きく減速。それがレースでの失速にもつながります。今回のラップは「12.9→12.5秒」。昨年との違いはここにあるので、昨年よりも着順を上げるでしょうし、前走からの上積みも十分です。

1.トゥインクル
今回:一杯平均トラック
前回:標準多め併用

2.アルバート
今回:標準トラック
前回:乗込併用

3.マイネルメダリスト
今回:乗込併用
前回:標準少め併用

4.ゴッドフロアー
今回:標準トラック
前回:急仕上げトラック

5.ネオブラックダイヤ
今回:標準少めトラック主体
前回:軽目トラック主体

6.ユキノサムライ
今回:標準少め坂路
前回:馬ナリ平均坂路

7.カムフィー
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック主体

8.メイショウカドマツ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路

9.ケイアイチョウサン
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均併用

10.サイモントルナーレ
今回:標準併用
前回:標準併用

11.ファタモルガーナ
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

12.トルークマクト
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均トラック

13.ヴァーゲンザイル
今回:標準少め坂路
前回:標準少め坂路

14.スズカデヴィアス
今回:標準坂路
前回:標準坂路

15.カノン
今回:標準多め併用
前回:馬ナリ平均トラック

16.プランスペスカ
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均併用

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

予想印
2アルバート(1人気)
11ファタモルガーナ(3人気)
8メイショウカドマツ(2人気)
1トゥインクル(4人気)
7カムフィー(7人気)
14スズカデヴィアス(5人気)
15カノン(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

7

8

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

11

相手

1

7

8

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

8

相手

1

7

11

14

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】アルバートは距離延ばし3連勝と波に乗る。しまい堅実でスタミナもあり好勝負必至。ファタモルガーナは同レース2着2回。休み明けもここ目標に好仕上がりでチャンスも十分。メイショウカドマツは前走が内容上々の2着。好調キープで争覇圏。トゥインクルも力量アップ顕著で上位の候補。スズカデヴィアスも前走以上で、カムフィーカノンなどにも注意を払いたい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

7

8

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

8

相手

1

7

11

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

11

相手

1

7

8

12

14

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

アンカーはムーア】ステイヤーロードをアルバートがひた走る。8月の札幌2000m・1分59秒7という走破タイムは、一週前の札幌記念とコンマ7秒差という優秀さ。近いうちに2000mを距離の柱としてオープンに出世してくるだろうという予測をたてていたが、「長い距離がいい」という、レース後のモレイラ騎手の進言もあり、次走2400mの本栖湖特別を走らせてみたが、上がり33秒7でスパリと差し切り勝ち。続く比叡Sも、稍重馬場で上がり4Fすべてを11秒台で走破。最後は流し気味に後続に0秒4差の楽勝だった。モレイラから受け渡された襷を、ステイヤーズSではムーアが受け継ぐ。

 当面の目標はアルゼンチン共和国杯2着のメイショウカドマツ。GIIの目黒記念で0秒3差に逃げ粘ったこともあったが、前回は重馬場で2番手という課題をこなしながら、勝ち馬と激しい叩き合いを演じ、心身ともにマラソンレースに耐え得るタフさを身にまとった。ファタモルガーナは、平成24年と26年、ステイヤーズSを2着と好走している。本年春のダイヤモンドSも2着連対、ベテランはマラソンレースの仕掛けや動き出しをよく覚えている。

 ひと雨きて馬場が渋れば、トゥインクルの末脚が猛威。夏の北海道シリーズの勢いそのまま、中央場所に戻っても、3・2着と好走してきたが、距離が長くなればなるほど味が出るステイゴールドの仔。比叡Sの勝ち馬アルバートとの差も短縮できる。トルークマクトは目下平場をV2。やや存在は地味だが、二連勝ともまさに快走と呼べる健やかさがあった。単騎マイペースならスズカデヴィアスカムフィーダイヤモンドS3着という実績がある。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
5ネオブラックダイヤ(6人気)
15カノン(8人気)
1トゥインクル(4人気)
4ゴッドフロアー(14人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

4

5

15

12通り 各400円

3連単BOX

1

4

5

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

7

8

11

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

7

8

11

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アルバートは「アドマイヤドン×ダンスインザダーク」という組み合わせ。母フォルクローレセントウルS(G3)4着、スワンS(G2)5着などの戦歴を持つスピードタイプだが、サンバレンティン(七夕賞福島記念)、インティライミ(京都大賞典京都新聞杯、朝日CC)の4分の3姉、オーバーザウォール(福島記念)の半妹にあたり、父がダンスインザダークだけに血統的にはむしろスタミナを感じさせる。現役時代にダート王として君臨した父アドマイヤドンは、種牡馬としては芝・ダート兼用の中長距離タイプで、晩成傾向が見られるのでアドマイヤデウス(日経賞日経新春杯)を筆頭に古馬になって充実期を迎える産駒が目立つ。

 4歳夏を越し、距離を延ばしてから実力を発揮しはじめた本馬は、まさに血統どおりに本格化している。前走の比叡S(1600万下)は手合い違いと表現するしかない大楽勝。もしアルゼンチン共和国杯の出走枠に入っていたらほぼ確実に勝ち負けに持ち込んでいたと思われる。このメンバーに入っても格下感はない。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 日本の平地競走で一番長い距離で行われるレースであり、コースを二周、コーナーを八つ回るレース。JRAの競走体系の中で突出した位置にあり、そのぶん特殊な才能が求められます。

 また、3000m超級の重賞路線ということでは、春の天皇賞に向けての出発点という位置づけになります。とはいうもののスタミナが問われる長距離レースだけに、ここからの始動でいきなり好走することは困難です。1着賞金6000万円という高額レースながら、適切なステップを組み立てにくい重賞だといえるでしょう。

1.先行馬が圧倒的

 過去10年の勝ち馬はすべて4コーナーを5番手以内で通過しています。そのうち6頭は3番手以内。小回り中山の開幕週ですから、逃げ・先行馬が圧倒的に有利です。長距離路線では先行スピードがないためこの路線に落ち着くことになった馬が少なくなく、そのなかで「前で折り合える」先行力は大きな武器になります。

2.順調に使われている馬が中心

 3ヶ月以上の休み明けでこのレースを好走したのは、過去10年間で2007年3着のアドマイヤモナークだけ(3ヶ月ぶり)。先週のゴールドシップがそうだったように、距離が長いレースほど休み明けでの好走は至難になります。いくら調教が良くても割り引いて考えるのが妥当でしょう。中3週で臨んだ馬は過去10年で8勝して2着3回、3着7回で、勝率12.7%という好成績。開きすぎず詰まり過ぎずの中3週が理想的な間隔と言えるでしょう。

3.重賞実績馬に敬意を払おう

 アルゼンチン共和国杯万葉SダイヤモンドSなどこのジャンルのレースはハンデ戦が多いのですが、このレースは数少ない別定戦であることに注意が必要です。他のレースでは斤量を背負わされてしまう重賞実績馬にとって走りやすい条件になっています。デスペラードトウカイトリックマイネルキッツなど重賞好走実績馬がここをきちんと勝ち切っているのも、斤量条件面の後押しがあってのことなのです。

 スズカデヴィアスアルゼンチン共和国杯が春の天皇賞以来の休み明け。最後は失速したものの0.9秒差の9着ですから叩き台としては上々の結果でした。京都記念2着の実績から前走は他馬より重いハンデを背負わされましたが、ここでは他馬と横並び。3歳で挑んだ昨年も4着と好走しており、力をつけた今年はそれ以上の着順を期待して当然です。

 メイショウカドマツアルゼンチン共和国杯の2着馬。どちらかというと広いコースを得意としていますが、中山でも3歳時に勝ち鞍があります。前走は激走の部類なので疲労残りがなければ。アルバートは最下級条件からの3連勝でここに臨みますが、じつはアルゼンチン共和国杯でも出走順位19番目で除外された経緯があって、ここはようやくの一線級デビューになります。脚質的には直線が長いコース向きなので、中山ではムーア騎手の手綱捌き頼みという側面が小さくないでしょう。

 ケイアイチョウサンラジオNIKKEI賞の勝ち馬で、中山では京成杯でも3着があります。去年の当レースを大敗したのは休み明けだったことが響いており、菊花賞で5着しているように長距離自体は問題ありません。ズブくなっているので距離延長で新味が見られそう。ファタモルガーナは昨年の当レースの2着馬ですが、今回は目黒記念3着以来の休み明け。この馬自身はいつも間隔を開けたローテーションで使われていますが、他馬が順調な分割り引きはやむを得ないところです。

 ネオブラックダイヤは勝ち味に遅いものの天皇賞でも5着したスタミナ自慢。新潟記念以来の休み明けはカギになりますが、手の合う秋山騎手を関西から呼び寄せての一戦で勝負気配は充分です。カムフィーは準オープンでもなかなか勝ち切れませんが、ダイヤモンドSで3着があるようにスタミナ比べには自信を持っています。当レースを過去10年で3勝している横山典弘騎手への乗り替わりもプラス材料。

 森山大地の予想

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予想印
2アルバート(1人気)
1トゥインクル(4人気)
15カノン(8人気)
7カムフィー(7人気)
11ファタモルガーナ(3人気)
12トルークマクト(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

1

7

11

12

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

2

相手

1

7

11

12

15

10通り 各500円

森山大地の見解

 本命は人気でもアルバート。3走前に騎乗したモレイラ騎手が「距離が延びていいタイプ」という助言を残したことで、その後2戦はともに2400mへ。追いこむタイプだけに着差こそ大きくはないが、内容的にはともに完勝。勢いのないオープン馬ばかりの中に入れば充実ぶりは断然。

 アルゼンチン共和国杯2着のメイショウカドマツは抜け。左回りで長い直線、つまり東京コースがベスト。いくらスローペースに落として逃げたとしてもこれまでのレース振りから3600mが合うとは思えない。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

5

7

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

1

5

7

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

11

相手

1

2

5

7

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

過去に同レースを経験している7歳2頭が平均値もワンツーという珍しい並び。ただこの2頭は順調さでどうかという点で引っかかる。ならばコース106を持っていて前走も109で走っている◎メイショウカドマツ筆頭となる。相手は▲ファタモルガーナよりは○アルバートを上に取りたい。まあ距離指数で100を超えるのが1頭だけでは距離未経験馬でもなんとかなりそうではある。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

5

8

11

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

11

相手

2

5

8

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

2

相手

5

8

11

13

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

確実にパワーアップしてきた1トゥインクルが有力。スタミナは豊富で長くいい脚が使えるのは魅力。うまく仕掛ければチャンスはある。次位は11ファタモルガーナで重賞で好走した実績から首位逆転は可能。▲は3連勝中の2アルバートでうまく末脚が引き出せれば差はない。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

11

1点 3000円

馬連

2

-

16

1点 2000円

馬連

2

-

8

1点 1500円

馬連

11

-

16

1点 500円

馬連流し

2

相手

1

7

14

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 暮れの風物詩とも言えるマラソンレースだが、近年は3歳馬が続けて勝ったかと思えば、10歳馬の感動的な激走があったりと、多くの世代にチャンスがある反面、リピーターが多いように、長距離の適性を見抜くことが馬券攻略の一番のポイントとなる。◎はアルバートとした。何せ2000mを超える距離を初めて使った2走前からの2連勝で、距離は延びれば延びるほど良さそうだ。騎乗するのは昨年秋以来となるムーア騎手だが、当時とは別馬の走りに驚くのではないだろうか。

 相手本線は、このレースで過去2度の2着があるファタモルガーナ。久々を割り引いても○より下に印は落とせない。前走で復調を示したメイショウカドマツにもチャンスは十分あるが、割って入る大穴候補として、長距離適性が十分あるプランスぺスカを指名する。

厳選予想 ウマい馬券