※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
国内GIにはまだ時間がありますが、ドバイ国際レースの
ステップとしてはちょうどいい時期にあるため、近年存在感が急激に増しているレースです。
ドバイに遠征するような超のつくスターホースと、真冬のGIIの
レギュラーメンバーとでは、実績もオッズも大きく隔絶するのが当たり前。しかしながら、レース結果は必ずしも順当には収まっていません。春秋のGIとは少々異なった掟が支配するレースだと言えるでしょう。
1.持続力勝負で牝馬は割り引き
ブエナビスタや
メイショウベルーガは来ているじゃないか、と言われそうですが、京都外回りの持続力勝負で、斤量差を活かして瞬発力で勝負する牝馬には厳しい設定になっていることは事実です。昨年の
ジェンティルドンナの大敗を偶発的なケースと考えるべきではありません。
2.人気薄の先行馬が穴
力の要する洋芝オーバーシードで、京都にしては差しにくい馬場です。
デスペラード、
トレイルブレイザー、
ヴィクトリー、
シルクフェイマスなど、キャリアとスタミナを誇る先行馬の大駆けには要注意。
3.意外とスタミナが必要
昨年の勝ち馬
デスペラードは
ステイヤーズS勝ちの実績がありました。
トレイルブレイザーは
アルゼンチン共和国杯、
メイショウベルーガは
京都大賞典と、いずれも2400mかそれ以上の距離での実績を持っていたことに注目。
ハープスター対
キズナという好カードで注目されていますが、今回の条件ではダービー、ニエル賞と2400の重要レースを2勝している
キズナに一日の長があります。早くからここに向けて乗り込みは入念。ドバイ遠征の予定がないだけに、むしろここが勝負とすら考えられます。京都2200mは
京都新聞杯を完勝した相性のいいコース。
ハープスターはスローの
オークス、外を回った
凱旋門賞、不利を受けた
ジャパンカップと、敗因ははっきりしているもののこれまで2000mを超える距離で結果を出していません。3歳時よりは斤量の恩恵が減っていることもあり、真価が試される一戦になります。
ラブイズブーシェの
金杯は、間隔が開いていたところにハイペース。追走に戸惑っているうちに終わってしまいました。
目黒記念2着があるようにゆったりした流れで力を発揮する馬で、今回は斤量減。一角崩しの可能性も秘めています。
ラブリーデイは
目黒記念で5着、
金杯では1着と
ラブイズブーシェとは勝ったり負けたりの力関係。大崩れしない馬なので、他馬の大駆けがなければこの馬が浮上します。
スズカデヴィアスは
ステイヤーズSで4着。スタミナには自信がありますし、このコースでは準オープンを逃げ切った実績があります。展開面の特注馬。
ハギノハイブリッドは同コースの
京都新聞杯の勝ち馬。叩き良化型ですし、強い相手で厳しい流れになった方が持ち味が活きるでしょう。