※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
フェブラリーSに向けての重要な
ステップレース。かつてこの時期に行われていたのは京都の
平安Sでしたが、中京の正月GIIとして
東海Sが施行されるようになって今年で4回目になります。また、2014年から
ジャパンCダートが
チャンピオンズCと名前をあらためて中京1800mでの施行になりましたから、
チャンピオンズCの敗者復活戦的な位置づけも担っています。
1.重賞実績馬強し
過去の3年間は、いずれも過去にGI勝ちの実績があった馬が重い斤量を背負いながら勝利しています。2着もみなすでに重賞勝ちの実績があった馬ばかり。賞金が高いGIIということで、仕上げ的な本気度がアップしたせいでしょうか、冬場の前哨戦ながら実績馬の好走確率が高いことは注目されます。
2.器用さが必要とされる
中京は直線自体は長いのですが、コーナーは小回りなので直線一気の追い込みはなかなか決まりません。良績が京都・阪神・東京など大回りコーナーのコースに偏っている馬は疑って見る必要があります。
グランドシチーが2年続けて2着しているように、地方競馬など小回りコースでの経験が豊富な馬が穴になります。
3.ベテランの活躍が目立つが主力は5歳
平安S当時から
東海Sに引き継がれている傾向として、ベテラン馬の活躍が挙げられます。前出の
グランドシチーは7歳、8歳での連対でしたし、一昨年は7歳馬ワンツーでした。ただし、ベテラン馬は出走頭数が多いのも事実で、勝率・連対率で見ると[5-3-4-24]の5歳馬がトップです(
平安S、
東海S通じて過去10年)。ベテラン勢はあくまで紐での狙いに留めるのが賢明でしょう。
ロワジャルダンは体質の弱さが残っていて休み休み使われていましたが、それでもダートでは休み明けを含めてまだ掲示板を外したことがありません。展開に合わせて自在に動けるレースセンスは非凡なものがあります。
チャンピオンズCはいったん2番手に上がる場面もあった好内容で、トップクラス不在のここは確実に賞金を加算しておきたいところです。
インカンテーションは昨年の
フェブラリーSの2着馬で、能力上位の一頭です。今回は8か月ぶりの久々ですが、この馬自身は鉄砲は効くタイプですし、過去に2勝を挙げているように当コースも得意としています。
ローマンレジェンドは明けて8歳ですが、昨年の
みやこSが3着だったように大きく能力が衰えたわけではありませんし、今回57kgで出走できるのはいつも58kgを背負わされるこの馬としては有利な材料です。
モンドクラッセはハナを切れなかった
みやこSでは凡走しましたが、今回はじっくり間隔を開いて立て直して田辺騎手への手替わりですから、まだ見限れません。
マイネルバイカはここに来て2連勝と上昇気流に乗っています。一昨年の3着馬ですが近走は長めの距離を使われているので、速い流れに戸惑わなければ。
ストロングサウザーは休み明けの前走は大敗しましたが、当コースでは昨夏に準オープンを完勝の実績があり、叩いて絞れてくるようなら侮れません。
グランドシチーは2年続けて2着。このレースだけはなぜか相性が良いので、9歳馬ですが注意は必要です。