11R

函館記念

15:25発走 / 芝2000m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:重
2回 函館 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) ハンデ 16頭
本賞金:4100,1600,1000,620,410万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

3

相手

2

6

7

11

4通り 各1000円

ワイド流し

3

相手

2

6

11

3通り 各2000円

望田潤の見解

 ヤマカツライデンとのハナ争いを制したとしても、小回りの丹内マイネルミラノはそこから緩めず後続に脚を使わせにかかるから、2000mより1800mがベターのサトノやサクラはあと200mが苦しくなりそうだ。

 ◎はナリタハリケーン。久しぶりに芝を使った巴賞はゴール前よく伸びて3着。ブレイクザポケットの半兄にあたるが、ギュスターヴクライジャイアントリープラヴィンライフなどファビラスラフインの牝系はスタミナ豊富なタイプが出る。8歳にして今が全盛期のような晩成ぶりといい、斬れるというよりは実直に伸びつづける脚質といい実にハイペリオン的で、2000mの持続戦ならば更にパフォーマンスを上げるとみた。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

11

1点 5000円

馬連流し

11

相手

5

6

10

3通り 各1000円

馬連流し

11

相手

3

14

15

16

4通り 各500円

山崎エリカの見解

「函館芝は、タフな馬が活躍する」と言われています。なぜかと言うと函館と札幌は寒冷地対策として、欧州と同じ洋芝が使われているからです。洋芝は緑が鮮やかですが、他場で使われている野芝より耐久性が低いのが弱点。つまり、開催が進むほど馬場の傷みが進行し、時計を要すようになります。

 今年は、前代未聞のウルトラ高速馬場でスタートした函館開催ですが、2回函館2週目となり、さすがに当初の函館芝コースと比べると時計を要すようになってきました。しかも、函館芝2000mは、スタンド前のポケット地点からのスタートで最初の1コーナーまでの距離が約475mと長いコース。その上でマイネルミラノヤマカツライデンステイインシアトルと逃げ馬が揃ったとなると、普通なら激流は免れないでしょう。

 しかし、マイネルミラノは、よほど楽に逃げられない限り、逃げるのは厳禁のマイネルルールによりおそらく2番手。ステイインシアトルは、楽にハナに行けないと判断した場合は、折り合うことを選択する武豊騎手ですから、意外とヤマカツライデンマイネルミラノステイインシアトルでスムーズに隊列が決まるかもしれません。

 ただ、レースがスローペースよりの流れになれば、決め手勝負に持ち込みたくないマイネルミラノが3コーナーから動いてペースを引き上げて行くはず。昨年のこのレースのように、早い地点から11秒台が要求されるタフな流れになるでしょう。よって、本命馬はいい脚が長く使えるタイプがいいはず。また、例年の傾向どおりにある程度ペースが速くなった場合も視野に入れると、中団かその後方列で立ち回れる馬が理想的です。

 よって、◎には、昨年のこのレースの3着馬ツクバアズマオーを推します。昨年はマイネルミラノが前半5F60秒0のペースで逃げて、後半5Fは11秒台が連発する流れ。ツクバアズマオーは中団の内目でレースを進めて、そこからいい脚を持続させる形での3着でした。昨年の時点では、マイネルミラノケイティープライドに完敗でしたが、その後、強豪相手のオールカマーで3着、中山金杯を制すなど、地力を強化してのここ出走。前走の日経賞では11着に凡退しましたが、立て直されての今回ならば巻き返しが期待できるでしょう。

 ○は、昨夏の五稜郭S(函館芝2000m)の勝ち馬で、時計を要す馬場で行われた昨年11月のアンドロメダSでも勝利したレッドソロモン。近2走は2桁着順に凡退していますが、前走の鳴尾記念は、逃げたステイインシアトルが残るペースを出負けして後方からのレースとなったわりに、着差は0.9秒差と決定的に負けてはいません。今回は休養明け3戦目で、さらなる前進に期待します。

 ▲は、今年の宝塚記念の勝ち馬サトノクラウンや昨年のダービー馬マカヒキが相手の今年の京都記念で勝ち馬と0.3秒差(5着)のアングライフェン。前哨戦の前走・巴賞では出負けしたものの、後方からじわじわと位置を上げ、4コーナーでは大外をぶん回して2着に好戦しました。函館記念巴賞組が優勢のレースですが、その中でも一番いいレース内容だったこの馬に期待します。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

5

6

7

11

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

1

相手

5

6

7

11

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

16

相手

1

5

6

7

11

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【ラップ競馬のお手本】ステイインシアトルは、ラップの妙のある、味のある先行馬に育ちつつある。二走前の福島民報杯は、3歳春の京都新聞杯以来のオープン挑戦、クラスの壁に6着とはね返されてしまった。しかし続戦の鳴尾記念で、一気にGIII奪取。1000m通過・1分1秒6という先行有利のスローとはいえ、上がり4Fは11秒7-11秒5-11秒0-11秒6という、メリハリの効いた、精度の高いラップで、実力牝馬スマートレイアーをクビ差封印。改めて数字を見つめ返すと、展開に恵まれただけではなく勝つべくして勝ったことがわかる。前走後は早めに目標を函館記念に設定、7月5日に栗東CWで追い切り北海道入り。輸送の反動もなく、今週13日には函館Wで5F・66秒4と、しっかり負荷のかかった調教メニューを消化できた。条件時代ながら、57キロで勝ち鞍もある。

 対抗は3歳馬サトノアレス。昨年の朝日杯FSは1分35秒4で決着。同時期に行われた阪神JFのソウルスターリングと比べると、質やレベル云々、1秒近く記録に線引きがあった。しかし、大勢が決したあととはいえ、スプリングS皐月賞も、最速の上がりはマークしている。皐月賞後は短期放牧、硬くなっていた筋肉もほぐれたか。巴賞は5F通過・59秒3というミドルの上に立ち、11秒8-11秒3-11秒5(3Fは34秒6)というレースラップに対し、自身のソレは34秒1。3コーナーあたりからソロリと動き、余裕をもって外を回してフィニッシュ。1F延長の2000mに、ルメールも手応えを得たか。

 割って入ればサクラアンプルール。GIの大阪杯は13着に終わったものの、GIIの中山記念2着馬。緩ペースの瞬発力決着とはいえ、中山の急坂を33秒8で2着に突入。GIIIで56キロという斤量設定は恵まれた? アングライフェン巴賞を最速の33秒9で2着に急追、数字上はサトノを逆転可能に映る。いや、あれは着差以上に力差があった――印の打ち方が微妙な馬だが、軽視できないことは確か。

 マイネルミラノは昨年の勝者。58キロは堪えないように思う。しかしすぐ後ろに、武豊のステイというのが切ない。ツクバアズマオーは、昨年3着とは一戦ほどローテが異なる。ただ目標はここ、比較的気楽な立場で直線差し切りを狙える。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド流し

3

相手

2

9

2通り 各1400円

3連複フォーメーション
1着

2

3

2着

1

2

3

9

10

11

12

16

相手

1

2

3

9

10

11

12

16

36通り 各200円

須田鷹雄の見解

 本来ならば、GI馬であり前走巴賞も勝っているサトノアレスを重視すべきところ。しかし巴賞函館記念の歴史を振り返ってみたら、このパターンは買えない。巴賞の勝ち馬や函館記念で人気になる巴賞組は、評価しても△までというのがセオリー巴賞組は、「常識だとこんな馬買えない」という馬を買うべきだ。

 ◎ナリタハリケーンは前走3着で、今回は9番人気あたり。ずっとダートを使われていた馬だが、デビューは芝。また、キングカメハメハ産駒の函館芝2000m成績は通算回収率で単151%・複96%。函館が高速化したここ数年はやや成績を下げているが、今年もアドマイヤメテオが湯川特別で7番人気1着しており、まだプラス要素と評価できる。

 ◎は前走から斤量減というところもプラスだと思うが、斤量据え置きでもよければ○ダンツプリウスも選択肢になる。◎○はいずれも内枠。このコースは外枠から穴が出づらいので、狙うなら内枠馬だ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

10

14

15

12通り 各400円

3連単BOX

1

10

14

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

2

5

6

7

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

11

相手

1

2

5

6

7

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

6

相手

1

2

5

7

11

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【荒れ模様】とんでもない高速馬場でスタートした今年の函館開催。例年巧者と呼ばれる面々が活躍する舞台なのだが、今年は馬場の変化もあり、いつもと違うレースが繰り返された。しかし開催を重ねるごとに、函館の馬場が段々“本物の函館”にシフト。今週は巧者と呼ばれる馬を狙ってみたい。そういう観点から人気も含めて勝負したいのが4ケイティープライド。昨年の2着馬で、今年も軽ハンデの52キロ。3か月の休養明けになるが、そこは早くからここに向けて調整してきたことの証。ソツなく立ち回れるタイプで、良い枠も引き当てた。

 11ツクバアズマオーは今年の中山金杯を勝った後、着順はパッとしないものの、年明け勝ったことにより色気を持って強い馬たちにぶつけてきた結果。明らかに、ここ2走とはメンバーレベルが違う。同馬は昨年の3着馬。◎ともども2年連続好走を期待する。6アングライフェンは洋芝適性がかなり高い。先週絶好調だった北村友一騎手が乗ることも、大きな魅力。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

7

11

12

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

7

11

12

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ステイインシアトルは「ステイゴールド×ビロングトゥミー」という組み合わせで、2代母ウィークエンドインシアトルは名種牡馬エーピーインディの全妹にあたる良血。エーピーインディの父シアトルスルーは、平均的にラップが流れる小回りコースの芝中距離戦に強い。前走の鳴尾記念(G3)は阪神内回りコースの芝2000m。この条件でマイペースに持ち込むと相当しぶとい。

 ステイゴールド産駒なので時計の速い洋芝は適性が高く、土曜日の競馬を見るかぎり前に行った馬が残る傾向にある。ヤマカツライデンが大逃げしたとしても2番手で折り合えば能力は出せる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 函館記念は日本で一番時計が掛かる芝2000m重賞のひとつで、勝ち時計が2分を超えることも珍しくありません。洋芝で小回りという独特な条件で行われるため、他場ではもうひとつでも「函館ならでは」という馬が日の目を浴びるレースです。

1.菊花賞血統に要注目

 ステイゴールドジャングルポケットマンハッタンカフェメジロマックイーンダンスインザダークリアルシャダイマヤノトップガン。近年の連対馬の父、母父を見ると、自身か産駒が菊花賞を制した馬の名前が並びます。芝2000m重賞でありながら、血統の字面としてはもっと長い距離をこなせる下地を持っている馬が、このレースの質にフィットするのだと考えられます。

2.巴賞とは直結しない

 函館で行われるステップレースとして巴賞は重要な位置づけにありますが、函館記念とは不思議と着順が直結しない傾向があります。巴賞勝ち馬の函館記念での成績は、過去10年で[0-1-0-9]。1番人気が4頭、2、3番人気が3頭いてこの成績ですから、散々な成績です。巴賞の結果を函館記念でも鵜呑みにするのは、非常に危険です。

3.休み明けは苦戦

 過去10年で「前走が4月以前だった」という馬は[0-0-0-17]で全滅。「前走が5月だった」という馬も[1-2-2-10]ともうひとつです。昨年札幌記念制覇をきっかけにブレイクを果たしたネオリアリズムも、このレースは休み明けで6着。小回り多頭数のスピード戦で忙しい競馬になることが通例で、順調に使われている馬が明確なアドバンテージを持ちます。

 アングライフェン巴賞を2着に敗れましたが、サトノアレスを長く追いかけて、上がり3Fは33.9秒をマーク。函館の芝中距離戦で上がり3F33秒台をマークした馬は、過去に5頭しかいません。つまり、あれ以上速い脚を使うのは、物理的に不可能に近い状況であり、あの結果が能力差とは考えられません。もともと芝2000m以上を主戦場にしている馬ですし、函館記念があそこまで上がりが速いレースになることはほぼありえません。諸状況がフォローになる今回は、巴賞から前進あるのみ。函館スプリントSCBC賞を制覇して、サマージョッキーズシリーズでトップをひた走る北村友一騎手への乗り替わりもポジティブな材料です。

 サトノアレスは昨年の2歳チャンピオン。巴賞は危なげのない勝利でしたが、ロスがない競馬をしながら最後突き放せなかったところに、距離面の課題が見え隠れしていました。1Fの距離延長をルメール騎手がどうカバーするかがカギになります。レッドソロモンは昨夏に当コースで準オープンを快勝した実績があり、ここは当初から狙いの一鞍です。鳴尾記念は内に包まれて力を出しておらず、参考外。時計が掛かる芝2000m戦がベストの馬で、連続騎乗の岩田騎手にとっても今回が勝負の一戦になります。

 スーパームーンは前走が5か月ぶりのレースで距離も不足、あきらかに叩き台でした。重賞やオープンで再三好走実績がある馬で、適距離に戻る今回は一変の期待。函館・札幌で2勝を挙げている洋芝巧者でもあります。以下、休み明けがカギもここを目標に乗り込み入念なツクバアズマオー、休み休み使われながら10戦7連対は立派なステイインシアトル、このレースに強いジャングルポケット産駒で洋芝適性も高いパリカラノテガミ

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

6

7

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

6

相手

3

7

12

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

12

相手

3

6

7

14

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値が機能しない函館記念。まあ平均値に気を取られずに行こう。意外にステイインシアトルは指数平凡。これならば前走からハンデも変わっていない◎サトノアレスが良さそう。相手に○アングライフェン。3番手に2走前112あって休み明けでも走る▲ルミナスウォリアー抜擢。一発には前走からのハンデ減一番のマイナス3キロ☆ヤマカツライデン。どちらかといえば前走値重視となる。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

2

4

6

7

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

1

相手

2

4

6

7

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

10

相手

1

2

4

6

7

30通り 各100円

田沼亨の見解

昨年3着馬11ツクバアズマオーが巻き返す。57キロは許容範囲で洋芝適性は高い。復調ムードなら身上の末脚で差し切れる。次位は1サトノアレスで54キロなら好走は必至。▲は10ステイインシアトルで先行策から抜け出しは可能。

厳選予想 ウマい馬券